車のヒーターの風が冷たいままで暖まらない!これって暖房が壊れたの?
寒いっす!どうも、管理人の僕です。
先日のマイナス40度とかいう大寒気団が来て、死にそうなぐらい寒かったです。
「僕は暑さには弱いけど、寒さにも弱いんだ」とは、かのドラえもんのお言葉。僕も同感です。
さてそんな寒さの中、早朝5時に出勤しました。いつものトラックです。
早く暖房(ヒーター)効かないかな~と暖機をしていましたが、一向に温かい風が出てきません。
なんでだと思いますか?
ラジエーターの冷却水がシャーベットになっていました。そう凍っていたのです。
これって知らずに走行していたら、オーバーヒートするかもしれないってことですよね?
その時の状況を詳しく書きますね。
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ヒーターの故障?
他の記事でも書きましたが、車のヒーターってラジエーターの冷却水の熱を利用して温かい風を発生させています。
車の暖房から冷たい風が出て来て効かない?一番恐ろしい原因とは?
だからエンジンが暖まれば、当然あたたか~い風がくるわけですよ。でもその日は違いました。
30分ぐらい暖機(やりすぎ?)しても、一向に冷たい風しか出てきません。生ぬるいとかではなく、完全な外気、冷風です。
もちろん水温計は、いつもの正常な位置を指しています。暖機は完了しているわけですね。でもおかしい・・・。
昨晩までは、眠気を誘うぐらい温かい風は出ていました。
「もしかしたらヒーターが壊れたのか?」
そう思いましたが、わずか数時間前まで正常に動いていたものが突然故障するのも腑に落ちません。
それにヒーターが壊れても、生ぬるい風なら来るという症状なら納得もできます。(過去に経験あり)
でも今回は全くの冷気なんです。・・・おかしい、直感で嫌な予感がしました。
風が冷たい原因は?
先程も書きましたが、車のヒーターは冷却水を利用して暖かい風を出しています。
エンジンが高温になりますよね?それを冷却水が冷やすわけです。そうすると冷却水は、エンジンの熱を奪って高温に。
そこにファンで風を当てれば熱風が発生します。これが暖房の仕組みです。
でも今回は、全くの冷風。風は出てるのでファンは回ってるんですよ。
つまり冷却水が回っていない、循環していないのではないかと・・・。
で、今朝のこの寒さ・・・・。
「ラジエーターが凍ってる?」
嫌な予感がして、冷却水の予備タンクのフタを開けて中を見ました。
「冷却水が凍ってる・・・!」
冷却水は赤色に着色されていますが、いちごのかき氷のようにシャリシャリな感じでした(笑)。
これでは循環するわけないですよね。つまり冷却水は、エンジンを冷やしていないということです。
やばいよ、やばいよ~。
凍ってしまった原因は・・・
冷却水を補充する際、水で薄めすぎたということです。
誰だ~~~ はい、僕です!
対策は?
ラジエーターの冷却水は、別名「クーラント」や「不凍液」とも呼ばれています。
別に水を入れてもいいんですよ。でも水って凍っちゃうし、サビの原因にもなります。
そこでこのクーラントを入れるとサビ防止にもなるし、マイナス○度まで凍らない、というメリットがあるのです。冷やせればいいってもんじゃないのです。
クーラントを補充する際に、その商品に「マイナス○度までOK」とか「○倍に薄めて使用して下さい」「希釈済み。そのまま補充して下さい」とか書いてあります。
白状しますと、僕は前回ケチって「希釈済み。そのまま補充して下さい」を更に水を入れ薄めて補充しました。つまり水の割合が多くなり、より凍りやすくなっていたわけです。これが原因ですね。
そこに例の大寒気団。そりゃ凍りますって(笑)。
それでも水温計が通常時を指していたのは、まだエンジンも始動したばかりだということと、エンジン近くの冷却水から順に溶けて冷やしていったからではないでしょうか?
でもその冷却水が循環できずに沸騰してしまって、ラジエーターで冷やせなくなってしまったら最悪オーバーヒートです。
まとめ
後から整備士の人に聞いたところ「そのまま走っていれば溶けるよ」とのこと。
でも怖いですよね~突然、水温計が振り切ったらどうしようって思います。
結局僕は、朝日が登るまで待って自然解凍してから出発しました。もちろん暖房はきちんと暖かい風が出てきましたよ。
というわけで、まとめます。
ヒーターから冷たい風しか出てこない!と一言で言ってもその原因は様々です。ヒーター自体の故障も十分考えられます。
でもその暖かい風は、「暖められた冷却水を利用している」ということは覚えておいた方が良いかもしれません。
冷却水が凍っているどころか、漏れてなくなっているってこともありますから。
エンジンがオーバーヒートした場合は、基本エンジンの載せ替えになります。
普通車で50万円ぐらい、トラックで100万円ぐらい、と覚えておきましょう。
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