FIFAワールドカップのトロフィーは本物の純金?18金やレプリカの場合の値段は?
こんにちは!
日本代表が16強に残りました。
サッカーのワールドカップ2018の見過ぎで、昼夜逆転で睡眠不足の人が増えているのではないでしょうか?
私も、完全にその1人です(笑)
そんなワールドカップロシア大会も、いよいよトーナメントに入っていきます。
各国優勝へ向けて、負けたら終わりのトーナメント戦。
更なる熱戦が期待されます。
そして優勝と言えば、トロフィーですよね!
そんなワールドカップの優勝トロフィーについて、今日は詳しく見ていきます。
トロフィーのことを詳しく知れば、サッカーのワールドカップも少し違った角度から楽しく見ることが出来るかも知れません。
是非、お付き合いください。
初めにザッとまとめちゃいますと・・・
・優勝トロフィーは本物だが、レプリカも造られている
・本物は純金製で、時価総額はおよそ3000万円ぐらい
もう少し詳しく見ていきますね。
Contents
FIFAワールドカップの優勝トロフィーはレプリカ?
サッカーのワールドカップは、4年に1度の開催です。
ちなみに、同じ4年に一度の開催であるオリンピックよりも人気があるんですよ。
さて、そんな栄光を勝ち取った、優勝国が高々と掲げているトロフィー。
あの優勝トロフィーって、毎開催ごとに造られているのでしょうか?
もしかして使い回し?レプリカ?
そう疑問に思ったことはありませんか?
調べてみました。
あの優勝をした国の選手が掲げているトロフィーは、間違いなく本物です。
レプリカではありません。
しかし、やはりというか、これだけ名誉ある優勝トロフィーなので、過去には盗難などが相次ぎました。
例えトロフィーは盗めても、優勝した栄光や名誉までは盗めないのですけどね。
(我ながら、うまいこと言ったな)
転売目的とかなんでしょうか?
そこで優勝した国には、その後トロフィーのレプリカが造られ贈呈されることになっています。
レプリカは純金ではなく金メッキでできています。
え?レプリカって偽物じゃん?コピー品?
僕は思いました。
って、ここでレプリカの意味も改めて調べてみたんです。
優勝トロフィーの秘密⚽
・高さ36.8センチ
・重さ6,175グラム(約6.2キロ)
・ボディーと土台は18金製
・みんなで掲げることも、ひとりで歓喜に浸ることも、そして足元に置くこともできます😏#WorldCup #Russia2018 #ワールドカップ
(写真:Action Images/アフロ) pic.twitter.com/ivUK1Wx9Zy— スポーツナビ (@sportsnavi) 2018年6月26日
レプリカとは?
レプリカ=複製品=復元品
という意味です。
本来は、特に本物を造った製作者自身が複製したものを指す言葉。
(近年では、他者が造ってもレプリカと呼ばれています。)
簡単に言ってしまえば、「もう一つ本物を造ってみました」的な意味でしょうか?
今回のワールドカップのトロフィーみたいに、たった一つしかない本物が盗まれてしまったら大変ですからね。
これは、美術品の世界でも同じです。
盗難や消失・汚損等によって、貴重な1点モノの美術品が消失するのを、レプリカを使用することによって防ぐことができます。
そう言えば、「展示してあるすべての美術品がレプリカです」っていう大塚国際美術館は有名ですね。
こう考えるとレプリカは、本物に対するバックアップみたいなものという位置づけですね。
美術品をパソコンなどのデータと一緒にしてはいけませんが、レプリカによって貴重な美術品を後世に伝え残すことができるのです。
ただレプリカを「本物です」と言ってはダメですよ。
コピー品(偽物)とは?
僕は
レプリカ=コピー=偽物
っていうイメージがあったんですけど、レプリカとコピー品(偽物)は違います。
レプリカとコピー品との大きな違いは、
製作者は誰か?
悪意があるのか?
という点です。
これも美術品を例に見てみましょう。
絵画で贋作(がんさく)という言葉がありますよね?
贋作っていう人名じゃないですよ、贋作オジサンとか嫌ですから(笑)
これは本物そっくりに他者が描いて、
「これ、モノホンですよ!30億でどう?」
って他人を騙して売りつけるのが贋作です。
もうこれは立派な犯罪、詐欺行為ですね。
完全に人を騙しちゃってますので。
ちなみに贋作に対して本物は、新作と呼びます。
こちらも人名・・・
また模写っていう言葉を聞きますよね。
多分、ドラクエの呪文「モシャス」はここから来ているのではないかと・・・。
模写は、絵画ではよくあります。
3大「いつ使うの?」ってなるドラクエの呪文 「マヌーサ」「モシャス」あと1つは? https://t.co/w5K6BoIWpE pic.twitter.com/bUh2SEflgN
— ゲーマーの憩い (@gamersikoi) 2017年2月17日
これは、本物そっくりに描き写すことまでは贋作と同じなんですが、「モノホンです」とは言いません。
「真似して描き写しました。」と公言しています。
つまり本物と偽って、相手を騙したりする悪意がないのです。
もちろんその絵にサインはしません。
優勝トロフィーのレプリカは価値があるの?
ちょっと話がズレてきてますが、「優勝してレプリカをもらっても嬉しくないじゃん」と思った人がいるといけないので、もう少し続けます。
ワールドカップの優勝トロフィーは、盗難防止のためFIFAがレプリカを造って優勝国に贈呈しています。
優勝トロフィーの製作者であるFIFAが造ってますし、「レプリカです」って公言しています。
だから問題はありませんし、FIFA公認なので名誉あるトロフィーであることに間違えはありません。
これがFIFAがレプリカということを隠して、「一つしかない本物だよ」と言って優勝国に渡したらこれは問題です。
騙してますからね~。
また僕が3Dプリンタを駆使して、(お金がないので)金メッキでソックリな優勝トロフィーを造ったとします。
自己満足の範囲ならOKですが、「これ本物です」と言ったり、ヤフ○クで売ったりしたらアウトです。
「模造品です、真似して造りました」と言って売っても、たぶん著作権に触れます。
というわけで、例えレプリカの優勝トロフィーでも、その価値は本物とまったく遜色のないものと思っても良いでしょう。
で、話を戻します。
こうしてレプリカが贈呈されることを考えると、選手たちが本物の優勝トロフィーに触れるのは、基本的には優勝した時だけということになります。
ワールドカップの閉会式で使用されたトロフィーは、FIFAがすぐに場所を明かさないまま保管してしまいますので。
やはり盗難されるからなのでしょう。
こう考えると、サッカーのワールドカップの本物の優勝トロフィーに触りたいっていう目標が、選手たちにはあるのではないでしょうか?
サッカーワールドカップ初代トロフィーは、第二次世界大戦中、保持国であるイタリアからナチスに没収されそうになり、1966年大会前には盗難に遭って雑種犬が民家の庭で発見した。1970年大会でブラジルが永久保持する資格を得たが、展示中の1983年に盗まれ、以来、行方知れずとなった。
— 雑学BOT (@a_r_e_bot) 2014年6月24日
優勝トロフィーは、本物の純金だと値段はいくら?
日本代表が決勝トーナメントに進出したので、賞金13億円がもらえるそうです。
で、ワールドカップの優勝国には、ナント賞金43億円。
では、あの金色に輝くワールドカップの優勝トロフィーは、一体いくらぐらいの値段なのでしょうか?
まず本物の優勝トロフィーは、18カラットの純金でできています。
そして、選手たちが少し重そうに持ち上げている、その重さは6,175グラム。
僕がいつもスーパーで買う、5kgの米よりも重たいです(笑)
尚、現在の優勝トロフィーは、デザインなどを改良されて3代目。
2006年より採用されたものです。
で、そのお値段は・・・
調べてみると、2006年の金の相場はグラム2400円ぐらい。
単純に計算すると約1500万円ほど。
で、今年2018年。
今って、金はグラム5000円もするんですね~。
約3000万円の価値があります。
純金としてだけでこれだけの価値があるので、そりゃルパンも目を付けるわけです(笑)
実際は、デザイン料や製造コストもあるので、1つ造るのに億とか行きそうですね・・・。
でもこの優勝トロフィーには、金額だけではない名誉と栄光があるので、値段を言うのはナンセンスですよね。
優勝トロフィーに触りたいけど・・・?
先程も書きましたけど、優勝国にはレプリカが贈られます。
だから本物(オリジナル)は、閉会式のその場でしか選手たちは触れません。
ここで重要なのは、ワールドカップのトロフィーに触れるのは、ワールドカップの優勝メンバーと各国の国家元首などごく限られた人だけです。
つまり例え優勝トロフィーが目の前にあっても、触ることが許可されないのです。
FIFAが厳重に保管してあるから、そもそも触れないでしょ?
って思いますよね?
でもワールドカップ2018ロシア大会の開幕に先立ち、こんなイベントが行われていたのをご存知ですか?
「コカ・コーラ FIFA ワールドカップ トロフィーツアー」の専用機が羽田空港に到着しました。日本は各国を訪問する世界ツアー大トリの51カ国目。オリジナルトロフィーは東京、大阪、静岡の3都市でお披露目されます。#cocacola #羽田空港 #fifa #worldcup #samuraiblue #trophytour pic.twitter.com/YTMx1tR3Lo
— スポニチ・サッカー記者ツイート (@sponichisoccer) 2018年4月27日
このように本物の優勝トロフィーを、世界中を廻って見せびらかしお披露目していたのです。
知らなかったよ~見たかったよ~。
で、こんな身近にあるのならちょっと触らしてよ?って思うでしょ?
でもそれがダメなんです。
元サッカー日本代表監督の岡田武史氏は、「せっかく目の前にあるのに、(トロフィーに触れない)残念な思い、悔しい思い……私が生きている間に日本人がトロフィーに直接触れる日が来ることを祈っています」と期待を口にしました。
~中略~
セレモニーの場で唯一トロフィーに触れることができたのが、元サッカーブラジル代表で、2002年日韓ワールドカップの優勝メンバーの一人、ジウベウト・シウバ氏。
高々とトロフィーを掲げると報道陣から一斉にフラッシュがたかれ、「初めて日本に訪れた時の素晴らしい記憶が新鮮に呼び起こされます」と当時を振り返りました。
引用元:ツイナビ https://twinavi.jp/topics/tidbits/5ae2c9fa-224c-4df0-8f9c-5fa15546ec81
あの岡ちゃんこと岡田元監督でも触っちゃダメなんです。
優勝しないと触ることも許されない・・・。
逆に言えば、一度優勝メンバーになれば「生涯優勝トロフィータッチ権」が獲得できるということですね。
そしてなんと、この優勝トロフィーを保管するケースは、世界的名ブランドのルイヴィトン製。
一体いくらなんでしょう?
またまた値段が気になっちゃいますね。
⚽🏆サッカーワールドカップロシア大会の優勝トロフィーケースをルイ・ヴィトンが製作| FASHION HEADLINE https://t.co/A77d6g9M3j#ワールドカップ #サッカー #ロシア大会 #トロフィー #ルイ・ヴィトン #トロフィーケース #LOUISVUITTON #イケル・カシージャス #IkerCasillas #開幕 @LouisVuitton
— FASHION HEADLINE (@FASHIONHL) 2018年6月15日
これは僕の予想なんですが、トロフィーを入れるケースにサイズがよく似たルイヴィトンのバッグは約90万円するので、それくらいの価格ではないかなと思います。
でも既成品ってことはあり得ないので、特注で作成するともっと高そうですよね。
トロフィーだけでなく、保管するケースも超高額だとは驚きです。
まとめ
・ワールドカップの優勝トロフィーの本物は厳重に保管され、優勝国にはレプリカが授与される。
・優勝トロフィーの価値は、金の相場だけから判断すると約3000万円ぐらい。
・優勝トロフィーには、優勝メンバーとその国のトップしか触れない。
・保管ケースはヴィトン、僕の財布は1,000円の安物。
以上が今回のまとめになります。
尚、現在の3代目の優勝トロフィーですが、2038年まで使用される予定です。
その年に優勝した国名を彫っていくのですが、そのスペースが2038年でなくなるのがその理由みたいですよ。
ワールドカップサッカー。4月中旬めざましテレビで、W杯トロフィー裏側見せてた。今週水曜と木曜早朝に準決勝。ブラジル、ドイツ、アルゼンチンの国名は1974年から、2回刻まれてる。オランダがもし勝てば初優勝。試合が楽しみ。イイ日にしよう。 pic.twitter.com/gXp2BVhVpR
— 田舎のおっちゃん (@toshikyto) 2014年7月6日
是非、日本の国名をこの優勝トロフィーに刻んでみたいものです。