エンジンオイルの警告灯ランプが一瞬だけ点灯する原因を解説!
ある日、21万キロを超えているノアにて走行中、一瞬インパネ(計器盤)に赤いランプが点きました。
夜間だったので、初めは赤信号が映り込んだかと思いましたが、気になったので念のためエンジンオイルの残量をチェック・・・
…ん?オイルが入っていない!?
レベルゲージに微かに付くぐらいで、エンジンオイルの残量が下限を遥かに下回っています。
やはり点灯したのは魔法のランプではなく…オイルの油圧警告灯でした。
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エンジンオイルの警告灯の意味は残量ではなく油圧の警告を示す
勘違いされる方が稀にいますが、これはオイル残量の警告ではなくオイルの油圧の警告です。
当然、オイル残量が少なくなれば油圧も下がります。
しかし、ポンプなどの故障で油圧が下がった場合にも点きますので、警告ランプの意味は正しく覚えましょう。
「エンジンオイルが入っているから大丈夫」と判断するのは危険です。
エンジンオイルが少なくなった原因は、単純にオイル漏れの可能性もあります。
しかし僕のノアの場合は、恐らくオイル上がりやオイル下がりが原因ではないかと。
詳しい説明は省きますが、エンジンオイルがガソリンと一緒に燃えてしまって減っているということです。
(正常時では、エンジンオイルは一緒に燃えません。)
ぼやけて見づらいですが、おそらく油圧警告灯ですかね。
油圧警告灯の場合は、
・エンジンオイル量が減少
・オイルポンプの破損や磨耗による故障
などの原因で点灯している可能性があるので、早めに整備工場などに車を持っていったほうがよいみたいです。— かにぎょうざぱん (@kani_gyoza_pan) November 7, 2017
一瞬だけエンジンオイル警告灯が付くのは振動で油面が変化したから
一瞬だけオイルの警告灯が付くのは、車の動きでオイルの油面が変化したからでしょう。
油圧センサーが、一瞬だけ反応したと思われます。
実際に試してみましたが、やはり急ハンドルを切ったりした時に一瞬だけ点灯しました。
見間違えではなかったようです。
その日は、なるべくエンジン回転数を上げないようにソ~っと帰宅し、翌日オイル交換へ行くことにしました。
エンジンオイル警告灯が点きっぱなしになったら救援を呼ぶ
尚、警告灯が付きっぱなしになってしまった場合は、エンジンを切って救援を呼ぶことをお勧めします。
油圧不足のまま走行すると、最悪オーバーヒートするからです。
例えば、縁石などに乗り上げて車体の下を強く擦った場合。
車体の底には、オイルパンと言ってエンジンオイルを溜めておく部分があるんですが、ここをぶつけると最悪エンジンオイルがダダ漏れになります。
少なくとも車の下をのぞき込んで、何か液体が漏れていないかぐらいはチェックしましょう。
もし液体が漏れていたら、ティッシュペーパーで吸えばそれが何かおおよそ分かります。
・透明なら、エアコンから除湿された水。
・緑かピンクなら、ラジエーターの冷却水 ※これもヤバいです。
・黒色なら、はいそれはエンジンオイルです。
かーなーしーみのーむーこうーへとー♪
(落石跨ぐ→オイルパン割れる→全オイルを垂れ流し走行不能に→運ばれた先でフロントメンバーにも損傷判明→色々ついで整備もお願いして20万吹き飛ぶことになりました☺️ pic.twitter.com/vzisnkRvmk
— 天霧 (@AmagiRi_0552) May 26, 2020
またオイルパンをぶつけると、エンジンオイルを吸い上げる部分のストレーナー(フィルターみたいなもの)が詰まることもあります。
こうなると、当然エンジンオイルが吸えなくなるので、油圧が下がり警告灯が点くのです。
車の下を覗いて何も漏れていないからと言って走り出すと、エンジンが焼き付く原因になります。
単にセンサーの故障や誤作動で、警告灯が点灯すると言う可能性もありますが、警告灯が点いたと言うことは、何らかの原因があるから点灯したのです。
やはり素人判断せずに、整備士などに診てもらった方がいいでしょう。
特にエンジンオイル関係は、一歩間違えるとエンジンブローにつながりますからね。
一瞬だけの点灯なら、まだ幾分かはエンジンオイルが入っている、油圧はかかっていると言えますが、警告灯の点きっぱなしはヤバいです。
素直に、ロードサービスなど救援を呼んだ方が無難です。
【まとめ】日頃のメンテナンスでオイルと水の残量はチェックしておく
今回の僕のケース。
恐らくはオイル上がり(下がり)で、徐々にエンジンオイルが減って行き、その過程で一瞬だけ警告灯が点いたと思われます。
※オイル上がりやオイル下がりを起こすと、オイルが一緒に燃えるためマフラーから白煙を吐きます。
つまり、日頃からエンジンオイルの残量をチェックしていれば、警告灯が点く前に対処できたわけですね。
今回は会社帰りだったので良かったですが、これが遠出した時や高速道路上だったと思うと、やはり日頃のメンテナンスって大切だなと。
「一瞬、点いただけだから大丈夫」
「たまに点くけど、点きっぱなしじゃないから大丈夫」
は危険です。
油圧の警告灯は「警告」なので、走行に重大な影響を及ぼす異常を示しています。
今の車は、ほぼメンテナンスフリーですよね。
新車で買って、3年目の車検まで一度もボンネット開けたことない、って言う人もいるのではないでしょうか?
でも、整備士の人に言わせると「せめて、水とオイルぐらいは管理しとけ」だそうです。
水とは、ラジエーターの冷却水ですよね。
オイルはいくつか種類がありますが、やはりエンジンオイルだけは最低チェックは必要です。
自宅の駐車場の地面をチェックするだけでも、水やオイル漏れを早期に発見することができます。
特にオイルは、雨が降ってもシミになってなかなか消えませんので。
冷却水もエンジンオイルも、不具合が起こると最悪エンジンブローになりますので怖いですよ。
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コメント一覧
昨日まで普通にエンジンがかかっていたのに、赤いらんぷマ-クが付いて全くエンジンがかからず動かない
赤いランプマーク以外に、何か警告ランプは点いていますでしょうか?