暗峠に軽自動車FFのMTで大阪側から急勾配を登ってみた!夜中に対向車が来て坂道発進でエンストした体験談

2020年9月27日

先日、国道308号線にある「暗峠(くらがりとうげ)」を軽自動車で走った時の感想、というか体験談を書いてみます。

まあ、この記事を見てるってことは皆さんご存知でしょうが、国道308号線は別名「酷道(こくどう)」と言われています。

酷(ひど)い道・・・。

 

暗峠を登ってみた率直な感想を、初めに言っておくと・・・

「ヤメておけ!」(笑)

です。

 

中途半端な気持ちで行くと、マジで後悔しますよ。



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暗峠に軽自動車のFFマニュアル車で登ってみた

↑大阪側からの動画ですね

 

まず僕のマイカーは、スズキの軽自動車。

まあ別に車種を隠すわけではないですが、10年落ちの走行距離8万キロです。

車幅は、約147cm。

軽自動車は、ほとんどこれぐらいサイズですね。

 

FFのノンターボで、走りのMT5速。

ATでなく5速MTだから、暗峠に登る前まではこの点は安心できるかな~って思っていました。

軽自動車のATのノンターボ(NA)って、かなり非力ですからね。

MTなら高回転まで引っ張れます。

 

今の軽自動車って、背が高いので空気抵抗も大きくなります。

特に数年前に車幅の規格が、ワイドボディ化されました。

重量だけ重たくなったのに排気量は660㏄ままなので、「ターボがないと走らない!」っていう声もチラホラ聞きます。

 

そして、唯一の不安がFF。

フロントエンジンの前輪駆動ですね。

登り坂って、車の後方に車重がかかります。

なので極端に表現すると、前輪タイヤが浮く状態

前輪に駆動が掛かりにくい=坂を登って行かなくなるわけです。

 

反対に、上りでFR(後輪駆動車)は有利って言いますよね。

まあ、4WDが最強ですけど。

(イニシャルDで学んだけど合ってるかな? 笑)

 

ちなみ僕の軽自動車には、アイドリングストップなどの先進機能は一切付いていません。

これぐらい古い車で、暗峠に挑んだのです。

 

軽自動車で大阪側から暗峠に登ってみた

別に、暗峠にドライブに行こうって予定ではなかったのです。

大阪に用事があってその帰りの高速代をケチったら、酷道308号線に迷い込んでしまった・・・そんな経緯です。

途中でグーグル先生で調べて「酷道」ってことを知ったのですが、まあ軽自動車だから狭い道でも通れるし、走りの5速MTだから大丈夫でしょ!って軽い気持ちでした。

 

暗峠のキツさは実際に行って登ってみないと分からない

暗峠のキツさは、実際に行った人や登った人にしか分かりません。

暗峠の動画は、YouTubeでたくさんアップされています。

僕も、暗峠の動画や写真を事前に何回も見ています。

一般的な急坂と、暗峠との比較写真なども見ています。

 

でも、動画や写真を見る限りは、

「見た感じ、そんなにすごい坂ではなさそうだけどな…」

と、この暗峠のヤバさを実感できませんでした。

 

そして、実際に暗峠を軽自動車で登ってみたわけですが、酷道というだけあってかなりヤバかったです。

 

・傾斜がハンパでないぐらい急角度

・道幅が超絶に狭い

・道路の舗装が良くない

・先が見えないカーブがある

・峠なのに住宅街

・「国道」と言うにはほど遠いイメージ

 

これらは、動画や写真からでは分かりません。

実際に暗峠に行き登ってみた人しか、このキツさは分からないのです。

ひとつずつ、実際に登った感想を書きますね。

 

 

暗峠は傾斜がハンパでないぐらい急角度

急坂と言えば、ダイハツのCMで有名になった「江島大橋」。

通称「ベタ踏み坂」ですね。

アクセルをベタ踏みしないと、登れないぐらいの急坂ってことです。

ちなみにアクセルのベタ踏みは、エンジンに良くないって言われていますので僕はしません。

 

この江島大橋の傾斜の角度は、約3度~4度です。

見た目だともっと急な角度に見えますが、恐らく奥行きが長いので写真ではそう見えるのでしょう。

高低差があり、また周りの景色も開けているので、余計にそう見えるのだと思います。

 

 

これに比べて暗峠の一番急な坂道は、なんと角度が20度~25度ぐらいもあるのです。

数字だけ比べても、江島大橋の比にならない傾斜と言うことが伝わってきます。

…と言っても、やはりピンと来ませんよね。

動画や写真でも伝わりませんので、当然だと思います。

 

ちなみに、この様な坂道の角度を表すときに「勾配○%」と表現されます。

勾配と角度は違いますので、勾配と角度の数字だけをそのまま比べないで下さいね。

いずれにしても角度が20度~25度と知ったところで、暗峠の凄さは伝わらないと思います。

「百聞は一見に如かず」とは、暗峠のためにある言葉だと思います。

 

暗峠は酷道であり国道のイメージは捨てるべき

僕は大阪側から暗峠を登ったのですが、まず「国道」というイメージが捨てて下さい。

国道=広くて走りやすい道、なイメージですが暗峠は真逆です。

 

センターライン?

信号?

アスファルトのキレイな舗装?

ナニソレ?暗峠には、そんなものないですよ。

 

暗峠に近づくと麓(ふもと)を登った直後から、明らかに今まで体験したことのない急坂がお出迎えします。

「あ、これヤバイかも・・・え?車で行ってもいいの?でもUーターンできる場所ないから行っちゃえ!」

こんな勢いで暗峠にチャレンジすると、きっと後悔します(笑)。

 

特に頂上付近にある、ヘアピンカーブでの急坂。

誰でも絶対に、思わず声を上げたくなるほどの急斜面です。

僕も一人車内で「うわっ!何これ、やばいよ~やばいよ~」って叫んでいました。

そして神に祈ります・・・

「対向車よ、来ないでおくれ…」

ヘアピンカーブ&急坂、そして軽自動車でもすれ違いできないほどの道幅です。

 

どれぐらい急な傾斜かと言うと、徒歩だと地面に手をつかないと歩けないぐらいです。

転げ落ちそうなぐらいな角度。

もし自転車だと、僕の身体能力では絶対ムリなレベルです。

 

夜中だったし、車を停めたくないのでそのまま一気に通過してきましたが、この暗峠のヘアピン急坂はヤバイです。

後で知ったのですが、ここが日本一急な坂道しいですね。納得。

 

僕は、終始1速(ローギア)で登りました。

2速だと、とてもじゃないですが上がって行きません。

ネットで事前に見たウワサ通り、エンジンが常に唸っている状態です。

 

ここの一番急な角度の部分は、もう車が後ろにひっくり返るんじゃないかって心配になるぐらいの角度なんです。

この怖さは、実際に運転席に座ってこのヘアピン急坂を登った人にしか分かりません。

動画や写真・文章では、絶対に伝わらないです。

僕も正直、行く前は暗峠をナメていましたが、今は無計画で行ったことを反省しています(笑)

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暗峠は超絶に道幅が狭くすれ違いが困難な酷道

暗峠のヤバさは、その急な角度だけではありません。

道幅が超絶に狭いのです。

 

いや~僕は、本当に軽自動車で良かったな~って思います。

3ナンバーの車だと、道中ミラーギリギリの道幅のところが何か所もあります。

フタのない側溝(ドブ)やガードレールもなく、落ちたらガケ下真っ逆さまな所もあります。

こんな所で脱輪や故障したら、JAF呼んでも来てくれないかも…って一瞬頭をよぎったぐらいです。

 

そしてこんな狭い道で、容赦なく対向車が来るのです。

感覚的には一方通行の道路を走っている感じですが、フツーに対向車が来ます。※一方通行ではありません。

結構な交通量なんですよ、暗峠は。

僕は、日曜日の夜19時頃に大阪側から通過しましたが、反対側の奈良県に降りるまでに10台ぐらいはすれ違いました。

日曜日の夜って交通量は少ない時間帯だと思いますので、昼間だともっと対向車が来ると思います。

 

暗峠には、所々に対向車とすれ違いができる場所はありますが、本当に「所々」です。

数十メートルぐらい、車1台でギリギリの道幅が続く所もあります。

そんな所で対向車が来たら、もうどちらかが下がって譲るしかないですね。

忘れてはいないと思いますが、譲ると言っても急坂をバックで下がる(もしくは登る)んですよ?

登るも地獄、下がるも地獄です(笑)。

 

僕も実際、どうしようもない狭い所で対向車と「コンニチワ」しちゃいました。

夜中だったので「コンバンワ」か。

 

内心、こんな急坂の途中で停止したくなかったのですが、さすがに対向車にぶつかるわけにもいかず、仕方なくブレーキ。

そしてすれ違おうとノロノロ徐行しましたが・・・はい、坂道発進でエンストしました(笑)。

 

かなりエンジンを吹かして、更に半クラで踏ん張りましたが再度エンスト。

「そうだ!教習所で教えてもらったサイドブレーキだ!」って、とっさにサイドを引いてブレーキペダルを離したら、車が後ろへ下がって行っちゃいましたよ。

若干、サイドブレーキの引きが甘かったのもありますが、生半可なサイドブレーキでは地球の重力に引っ張られるのが暗峠です。

きっと教習所の坂道発進の試験を暗峠でやったら、合格率が2%ぐらいになると思います(笑)。

 

できれば極力、坂道で止まりたくはなかったんですよ。

半クラを多用すると、クラッチが焼けますからね・・・。

 

この時は、対向車の相手が普通車で地元の人?っぽく、手慣れた感じでバックしてくれてたので難を逃れました。

僕は窓を開けてすれ違いざまに、「ありがとうございます」と手を上げつつ、頭も下げました。

こういうマナーは大事だと思っています。

そう言えば雪の坂道のすれ違いだと、登りの車が優先って言うルールがありますよね。

暗峠は初見者(他県者)優先で、地元の人が譲ってくれた方が助かると思います、マジで。

・・・暗峠で雪が積もったらどうなるんだろ…想像しただけでも恐ろしい…。

 

余談ですが、僕が行ったのは夜中。

すれ違い時には、安全が許すのならヘッドライトは消したほうが相手が眩しくなく運転がしやすいです。

坂道なので、お互いのヘッドライトがかなり眩しいんですよ。

急坂で、道幅がせまく側溝のフタもない・・・で、ライトが眩しい。

まさに「酷道」です(笑)。

 

ちなみに場所によっては、民家の敷地をお借りしなければすれ違いできない所もあります。

特に、夜中のすれ違いには気を使いますね。

 

あ、トラックなんか絶対に無理ですよ。

4トン車クラスは、暗峠を通り抜けすることはできません。

2トン車ならギリ行けるカモ…?

 

暗峠は舗装があまり良くなく頂上は石畳の道路

暗峠って、国道ですが舗装があまりよくないです。

悪いってほどでもないですが、何度も舗装を掘っては埋めて・・・を繰り返した感じです。

走っていると、結構ガタガタします。

 

暗峠の頂上付近は、有名な石畳の道路です。

国道でアスファルトでなく、石畳の道路って恐らくここだけでしょう。

これはこれで、趣(おもむき)があって良いですね。

 

 

暗峠は先が見えないカーブ

先の見えないカーブが、この暗峠を余計と難所にしていると思います。

暗峠って、全体的にカーブや曲がり角が少ないです。

どちらかというと、直線が続く道路。

でも繰り返しますが、急坂で狭くすれ違いが困難な道路です。

 

どういうことかと言うと、急な坂道なので直線は一気に進んで行きたいと言う心理が働きます。

そして直線を進んだ先にカーブがあるのですが、カーブに差し掛かる直前に突如の対向車が出現!

当然、どちらかが下がって道を譲らないといけないですが、

「え?俺、今来た道をこんなに戻れないよ?すれ違いできる場所って、かなり後ろじゃん・・」

そんな気分に、きっと誰しもなると思います。

一気に登ってきた坂道を、今度はバックで下がるわけですから…。

 

でも、それは対向車も同じ気持ち。

対向車とあった時は、しばらく「にらめっこ」が続きます(笑)

暗峠はすれ違いができない狭い直線が続きますが、その先のブラインドコーナーから対向車が来るかどうかドキドキします。

 

暗峠は住宅街を通る生活道路

また暗峠はその特徴として住宅街にある道路です。

「峠」と聞くと、木が生い茂った山道をイメージしますが、暗峠は山道ではありません。

山道なら対向車のライトが遠くの木々の隙間から見えるので、あらかじめ退避場所で待つこともできます。

でも住宅街なので、対向車の接近が直前までほとんど分からないのです。

 

僕は夜中に暗峠を登ったので、まだ何となくライトで対向車の接近が分かりました。

これが更に交通量の多い昼間だったら、退避する間もないすれ違いはもっと頻発するでしょう。

 

先程も書きましたが、暗峠は住宅街を通っている国道です。

峠って聞くと山道の森の中をイメージしますが、ちょっと違った雰囲気。

途中、木々に囲まれて街灯が一切ない真っ暗な所もありますが、ほとんどが住宅街を通り抜けていく生活道路です。

 

僕の感想としては、「ここに住んでいる人たちは、毎日こんな道を通っているのか・・・?」っていうことですね。

これは、かなり運転テクニックを鍛えられる道路ですよ。

 

民家の車庫に、3ナンバーの車が停まっているのをたくさん見かけましたし、ここに住んでいる人は本当にスゴイと思います。

僕は、軽自動車で登るのが精一杯ですね(苦笑)

この急坂や狭い道は、簡単には慣れることができるレベルじゃないと思いますよ。

 

【まとめ】暗峠は山道をまっすぐ登って行くので傾斜が急になっている

この文章を読むと、暗峠に行きたくなると思います(笑)。

その好奇心は分かりますが、運転初心者の人はヤメておいたほうがいいです。本当に。

 

地図を見ると分かりますが、国道308号線は暗峠をほぼ直線に通っています。

普通は、山道はジグザグですよね?

暗峠はそれをジグザクではなく、麓から山頂までまっすぐ一気に登っているのです。

山をまっすぐ登れば、そのぶん道路の傾斜が急になるのは当然。

そんな道路が、暗峠なんです。

 

だから暗峠を地図で見てもジグザグしていないので、「大したことなさそうだな」って思ってしまうかもしれません。

見た目からすると、近くにある国道25号線の通称「Ω(オメガ)カーブ」の方が、地図上でのインパクトはありますからね。

動画や写真、地図で判断して好奇心で暗峠へ行くと、僕みたいに素晴らしい体験ができますよ(笑)。

 

最後に、僕は大阪側から頂上を通って奈良県側へ下りていきましたが、奈良県側は大阪側に比べて急坂ではなかった印象です。

今度は奈良県側から登って、大阪側の下りに挑戦してみようと思います。

下りは下りで、また別の違った怖さがあると思いますので。

下りならエンストの心配もないですが、たぶんブレーキが…ってなりそうです。

 

↑頂上の景色は最高で、数台の車が駐車して夜景を楽しんでいましたよ。

カップルにはオススメですが、運転に自信のないカレシは気をつけて下さいね。

僕みたいにMTでエンストは、恥ずかしいです。