年末年始のパチンコやスロットは回収で勝てない?釘や設定状況を解説!
まさか皆さん、年末年始にパチンコ・パチスロを打ちに行ってはいませんよね?
巷では「ゴールデンウィーク・お盆・年末年始(お正月)」は、パチ屋の3大回収イベントで有名です。
でもチラシ(折込広告)はたくさん入るし、もしかしたら勝てるのでは…?
今回は、そんな気になる年末年始のパチ屋の裏事情を暴露しちゃいます。
結論から先に言うと・・・
年末年始は、回収で勝てないのでやめておけ!です。
特にお正月は、1年で1番勝てない日だと断言します。
儲かりません、勝てません、出ません、高設定ありません、釘はガチガチで回りません、ボーダー超えの台なんか一切ありません、の6重苦です(笑)。
Contents
パチンコ店の年末年始は目標粗利が高く回収日となる
まず、先ほどのパチ屋の3大回収イベントを見てみます。
この3つの中で、一番回収率が高いイベントは・・・そう年末年始です!
少なくとも、僕がいた某大手のグループではそうでした。
12月~1月は、売上も平均月よりかなり多いですが、粗利や利益率もエグイです。
「目標粗利必達」
(もくひょう あらり ひったつ)
これが、本社から各店店長に与えられた指令です。
なぜこんなに回収するのか?を順に説明しますね。
年末年始の回収期間は冬のボーナス~年明けの新台入替まで
その前に、「年末年始」はいつからいつまでを指すのか?を確認したいと思います。
パチ屋でいう年末年始は、「12月の給料日&ボーナス日 ~ 年明けの新台入れ替え」ぐらいまでです。
世間一般より、少し期間が長めですね。
もちろん、各グループによって考え方は違いますよ。
12月は、冬のボーナスがあります。
ボーナスが出て、お金に余裕があると気が大きくなりませんか?
それ、パチ屋に狙われていますよ(笑)。
基本パチ屋は、お客さんとのお金の取り合いです。
お金を取りすぎても来なくなってしまいますし、逆に出し過ぎても経営が成り立たなくなります。
お客さんを生かさず殺さずの塩梅(あんばい)で、お金を回収するのです。
表現が不適切かもしれませんが、これがパチ屋の本性です。
だから給料日前の、例えば毎月20日あたりなんかは、意外と設定を上げて出したりします。
お客さんがお金なさそうなのが、事務所の監視モニター越しに見て伝わって来るのです。
もちろん、パチンコの釘も開けます(今はダメですが・・・)。
特に常連のお客さんには、ある程度お金を返してあげないと見切られてしまいますからね。
そして月初は、どちらかというと回収モードからスタートします。
だいたいの企業は20日~月末が給料日で、皆さん月初はお金持ちだからです。
各店の店長は、毎月の売上目標を本社から設定されるわけですが、やはり人間の心理として「先行逃げ切り」で行きたいと考えます。
つまり、その月の前半で目標到達ペースで利益を上げておきたいのです(貯金を作っておきたい)。
月の前半で予定より出玉を多く出してしまうと、本社へ経過報告をする際に
「予定より遅れているけど大丈夫??目標粗利必達だよぉぉぉ!!」
って、社長からプレッシャーを掛けられるので、余計に月初からの「先行逃げ切り」の心理が働きます。
ちなみに目標未達成の場合は、モロに自分の評価(ボーナスなど)に響きます。
降格や左遷だってありえます。
パチ屋の店長も、必死なんです…。
話がそれました。
つまりお客さんがお金を持っている時は、パチ屋にとっては回収日(回収時期)なんです。
だいたい、冬のボーナスが出たぐらいからボチボチと釘や設定を締め始め、年明けの新台入替ぐらいまでは出す気はありません。
もちろん、この中でも日によって回収度合いに差はあります。
特にクリスマスから三が日ぐらいまでの連休中は、パチ屋は本気度MAXで回収しに来ますので注意が必要です。
年末年始ってかクリスマスイブぐらいから釘が硬すぎてパチンコ打てないので競馬に転向です
— てふてふ (@nldk1) December 27, 2020
年末年始はボーダー越えの釘の台や高設定台はない
では、年末年始は本当に勝てないのか?
そもそも、高設定やボーダー超えの釘の台はあるのか?
について説明します。
これは、経営(商売)する側の心理になれば簡単です。
もし、イベントも新台入替もなしで集客できれば、これはこの上ないスゴ腕の経営者です。
しかし実際は、高設定などを入れて出玉を出さないとお客さんは来てくれません。
でも、もし何も経営努力をせずにお客さんがたくさん来てくれたら?・・・出玉を出す必要なんかないですね。
それが、年末年始なんです。
ボーナスや給料でお金に余裕があり、休みも長いのでお客さんが来やすいからです。
パチ屋にとって年末年始とは、黙っていてもお客さんが来てくれる「営業努力をしなくてもいい時期」なのです。
だから、
営業努力しない=出さなくてもいい=回収日、
になります。
これを具体的に言えば、
パチンコはボーダーラインを超える釘はなく、ガチガチの鬼締め。
スロットは高設定どころか中間設定すらない、ほぼオール設定1で放置な状態になります。
これまで正月にパチンコ屋に行ってパチスロを打つために運試しという言い訳を使ってきたが今回はそんな言い訳を使わずに勝てる根拠は何か?と自分に問いかける事によって勝てないという答え以外出てこなかったので行かないことにした。
— ゾロメー@壮にして為すあり (@hobopachipro) January 1, 2021
年末年始はどうやっても出ないように回収調整にする
なぜ、ここまでしてスロットはオール1、パチンコは鬼閉めにするかを少し補足します。
記事中でも書きましたが、年末年始は1年で1番稼ぎ時のため「目標粗利必達」です。
こんな稼ぎ時に、中途半端に設定2とか使ったらどうなると思いますか?
設定2でも機械割上では回収はできますが、もし上振れで吹いちゃった時に言い訳ができないからです。
社長からは「なぜ1にしなかったんだ!?」と怒られます。
オール設定1にすればそれ以上は下げようがないので、もうこれで確率が甘く入るのは仕方がないです。
これはパチンコも同じ考えで、命釘はもちろんのこと寄せ釘やアタッカー周辺釘まで閉めて、どうやっても出ないように調整します。
中途半端な締め方はしません。
万が一、上振れで出てしまっても、後悔することがないように思いっきり締めます。
パチンコの釘は、見れば回らないのは分かります。
でもスロットは、外観からは設定が分かりません。
もしかしたら、少しは設定入っているかも・・・と淡い期待をするのはやめて下さい。
パチンコが鬼閉めで回らないのに、スロットを出すと思いますか?
パチンコ店にとって年末年始は、絶対に失敗できない稼ぎ時な期間なんです。
年末年始は勝てません・・・。
高設定なんてありません・・・。
年中無休やでパチンコ屋は特に年末年始は釘も設定も勝てないようにしても休みで暇なお客さんどんどんくるから売り上げの稼ぎ時なんやで
客はそれでも暇潰しに何マンも使ってくれるからありがたい— ゆいちゃん🌸11.4 (@orewizard) December 31, 2020
1月2日はパチンコが1年で1番勝てない日
冒頭で「お正月は1年で1番勝てない日」と言いましたが、そのお正月の中でも1月2日は一番勝てない日です。
つまりこれは365日ある1年間の中で、1月2日が一番パチンコが勝てない日であることを意味します。
元旦からパチ屋は回収しますが、元旦は「まあ、年初めの元旦だし…」という店長にも多少の良心があります。※でも締めます。
それに元旦は営業時間が短いので、仮に確率が上振れで甘く入ってもそこまで出ません。
(そのぶん、店長の気持ち的にも余裕があります。)
しかし、1月2日からは営業時間は通常通り。
「元旦だし…」という、良心もありません。
大晦日の夜に正月調整で締めますが、さらに元旦の夜に本気度MAXで締めます。
僕の店長時代の粗利の自己最高記録は、この1月2日です。
この日は、あり得ないぐらいぶっこ抜きました。
※パチンコ業界用語で、「抜く」は粗利を「抜く」、つまり「利益を上げる」と言う意味です。
もう、抜きすぎて明日からお客さん来ないんじゃないかな、と心配になったぐらい。
でも、なぜか次の日も朝から満台になるんですよね~。
こりゃ、儲かるわけです。
1月3日もそのまま回収日ですが、お客さんも「もしかして出ない…?」とそろそろ気付き始めます。
お金も底を尽きて来る頃なので、1月2日ほどは抜けません。
個人的に1月2日は、パチ屋の”キング・オブ・ザ・回収DAY”と思っています。
【まとめ】年末年始のパチ屋は本当に回収日で出ない
ゴールデンウイークやお盆も回収日ですが、この年末年始、特にお正月の回収はエグイです。
ワンチャンすらありません。
そんなパチ屋の裏側を知ってしまった僕は、アホらしくて年末年始に打ちに行こうとは微塵(みじん)も思いません。
パチンコなんか少し打てば分かりますが、全然回りません。
保留ランプが1つもつかないことはザラですし、ひどい時には「打っているのにデモ画面(笑)」ということもあります。
こんなパチンコを打って面白いですか?
パチンコは、回ってこそ楽しいはずです。
スロットはメダルを入れてレバーを叩けば、とりあえずリールは回ります。
でも、設定1なので当たりません。
こんな状態では、お金と時間を浪費しているただの「作業」と同じです。
年末年始のパチ屋は、本当に回収日で出ません。
せめてお正月ぐらいは、打ちに行くのをやめませんか?
ディスカッション
コメント一覧
パチンコはホールコンピュータで
遠隔してます
いつかばれます
現実知ってます
事務所の裏の裏です
今は、コンピュータの時代です
電気工業者からぼうだいな配線を繋ぎ
あなたをターゲットにしてます
特に大手はひどいです
元パチンコ経営者でした
コメントありがとうございます。
僕も15年ぐらい前は、そういうホールがあるのを知っていました。
でも今はどうなんでしょうか?
風営法の改正で、遠隔操作も裏モノも一発営業取り消しの時代です。
ハイリスクになりましたね。
それに遠隔システムを導入するのにも、莫大な予算が必要です。
ホールコンピューターは、「データの収集」を目的とした機器であって、
基本は情報を受け取るのみです。
遠隔操作で大当たりさせようと思うと、台側も細工しないといけません。
今はどんな人気機種でも3年が寿命です。昔みたいに10年選手は存在しません。
つまり細工を施しても、3年でパーになる訳です。
遠隔のホールは確かに存在するとは思いますが、
経営者側にとって、今はかなりのリスキーではないでしょうか?
これを過剰に意識して立ち回るよりは、しっかりと
確率論に徹して打った方が良いかと僕は思います。
僕は、自分の知っていることや考えを書いているだけですよ。
でもそれが人の役に立っているのなら、すごく嬉しいですね。
コメントありがとうございます。