1円パチンコはなぜ回らない?釘がひどくて勝てない理由を解説!
最近の1円パチンコって、本当に回らないし勝てないですよね…。
ホールによっては、超低価貸しの0.1円パチンコもありますが、こちらも回りません…。
少ない予算で遊べるのがメリットなのに、なぜ1円や0.1円パチンコはこんなにも回らないんでしょうか?
低価貸しパチンコの釘が、ひどい理由を説明します。
↓結論は、すぐ下に書いてあります。目次をクリック↓
Contents
1円や0.1円パチンコは回らないのではなく「回せない」
結論から先に言うと、1円や0.1円パチンコは回らないのではなく、ホールは「回せない」のです。
基本的にパチンコは、低価貸しになればなるほど回らなくなります。
4円よりも2円、2円よりも1円、1円よりも0.1円…と、どんどん回らなくなって行きます。
4パチに比べて1パチは1/4、0.1パチは1/40の売上しかない
パチンコ店側が、1円や0.1円パチンコを回せない理由は、4円パチンコに比べて売上が減るからです。
これは、貸し玉料金を下げているので当たり前のことですが、1円パチンコで売上は1/4に。
0.1円パチンコに至っては、売上はわずか1/40しかありません。
低価貸しでも、稼働がそれ以上に増えれば4円と同じ売上になります。
1円パチンコなら、4円パチンコの4倍。
0.1円パチンコなら、4円パチンコの40倍のお客さんが打ってくれれば、1台(1人)あたりの売上が下がってもトータルでは4円と同じです。
でも実際には、ここまでお客さんは増えません。
1円パチンコが登場した当時は、どこのホールも人気でフル稼働も珍しくなかったですが、今はそこまで…ですよね。
つまり1円や0.1円パチンコは、4円パチンコに比べて売上が少ないので、パチンコ店としては出せない(回せない)わけなんです。
お客さんとしては低予算で遊べるので嬉しいですが、ホールからしてみれば、少なくなった売上で”やりくり”しなければいけません。
そうなると、どうしても4円パチンコよりも回せなくなってしまうのです。
1円や0.1円パチンコは確かに回らないですが、こういうホール側の回せない事情があるのです。
1パチや0.1パチは4パチに比べて売上に占める経費の割合が多いので回らない
他の記事でも書いていることですが、1円や0.1円パチンコでも、4円パチンコと同じ経費が掛かっているから回らない(回せない)のです。
売上が1/4や1/40になるのは、お客さんから見ても分かります。
でも経費のことについては、お客さんは気にしませんよね。
時給1,200円のアルバイトを8時間働かせれば、それだけで1万円の人件費が掛かります。
店内の空調もかなりの電気を消費しますし、遊技台だって空き台でも電気を使っています。(光熱費)
(300台クラスのボロいパチンコ店でも、月の電気代は100万円ぐらい掛かります)
それに1円・0.1円パチンコの遊技台自体も、タダではありません。
新台なら40万円前後の機械代が掛かりますし、グループ店から中古台で導入した台でも、輸送費や申請書類代・設置の人件費など、やはり経費が掛かっています。
これらの経費は、4円も1円も0.1円も同じです。
1円パチンコだからと言って、新台価格が安くなるわけではありませんし、0.1円パチンコだからと言って電気代が安くなることはありません。
そしてこれらの経費は、すべて4円パチンコが基準になっています。
4円パチンコの売上があるからこそ、40万円の新台が買えたり、アルバイトに1,200円もの時給が払えるのです。
でも、1円パチンコの売上は1/4、0.1円パチンコの売上は1/40。
つまり、売上だけ4円よりも少なくなっているのに、掛かっている経費は4円と同じなんです。
低価貸しになればなるほど、売上に対して経費が占める割合が大きくなって行きます。
そうなると当然、お客さんに玉を出して還元することはできなくなるので、結果として「低価貸しは回らない」となるわけですね。
売上だけではなく経費にも注目すると、なぜ1円・0.1円などの低価貸しパチンコが回らないのか?が理解できると思います。
1円パチンコだから、5円スロットルだからと安易に考えてパチ屋に行ってる方は考え違いをしています。店側の掛かる経費が同じなら返せる額は少なくなるとチョット考えると子供でも分かる理屈。
— 公安9課総務係 (@sec_kouan9) 2017年2月21日
釘がひどい1円や0.1円パチンコを打っても勝てない
結論として、このような回らない1円・0.1円パチンコを打っても勝てるわけがありません。
パチンコは、確率ゲームです。
理論上の勝てる回転数である「ボーダーライン」を超えなければ、打てば打つほど負けてしまいます。
つまり釘がひどくて回らない台では、勝てないと言うことです。
回らない台でも、運とかヒキで一時的に勝つことはできても、やはりそれは一時的なもの。
トータルで見ると、釘調整なりの収支結果に落ち着き勝てなくなります。
パチンコ店が1円や0.1円の釘を回らなくしている時点で、お客さんとしては勝ち目はありません。
お店が経営を続けていられるのは、お店が儲けている(勝っている)からです。
これは、お客さんが損をしている(負けている)ことを意味します。
お店もお客さんも、両方勝つことはできませんからね。
回らないパチンコは、勝てなくて当然です。
パチンコ楽園大宮店は1円ならぬ0.1円パチンコがあるのは良いんだけれど釘絞めてて囘らな過ぎ!1000円換算で10回も回らない(-_-)
— shinjimoongrow (@shinjimoongrow) April 3, 2016
1円や0.1円パチンコで客が負けても店は赤字になる
せっかくなので、経費についてもう少し突っ込んで説明します。
回らない1円や0.1円は確かに勝てませんが、お客さんが負けたとしても場合によってはお店も赤字(負け)になります。
例えば、お客さんが千円使って換金ゼロなら、表面上はお店は千円の儲けになります。
でも、お店は赤字なんです。
その理由は、もちろんお店は経費が掛かっているから。
お客さんが言う勝ち負けとは、いわゆる「粗利(あらり)」っていうヤツですが、お店の経営としては、この粗利から更に経費を引かなければ儲けになりません。
皆さんが県外へパチンコ遠征して、交通費と宿泊費で合計3万円使ったとします。(経費)
そして、パチンコで2万円勝ちました。(売上)
これは、儲かったと言えますか?
パチンコでは勝った(儲かった)と言えますが、パチンコ遠征では1万円の赤字で負けたことになります。
パチンコ店の経営も、これと同じです。
こう考えるとお店としては、1パチや0.5パチで儲けを出すには、よほど回らなくしないと成り立たないことが分かると思います。
「回らない」のではなく、やはり「回せない」のです。
本日も負けた。1円マジで勝てない…0.5もやった釘がクソすぎるwお店も大変かもだけど私たちも大変なんじゃ〜!!もう暫く行かない。さっきアリオ&ツタヤ行ってたらみんな楽しそうなのよ〜!!ホントひとりでパチンコ打って負けて何が楽しんだ?!1時間稼働でよかった!
— わあな✨今年も宜しくね (@yofukasiwaana) November 22, 2020
パチンコ店が売上が少ない1円や0.1円パチンコを設置する理由
ではなぜパチンコ店は、売上が少なくなる1円や0.1円パチンコを設置するのでしょうか?
売上が減るぐらいなら、4円パチンコの方がいいのでは?って思いますよね。
しかも、全然回らないし…。
その理由を説明します。
1パチや0.1パチは4パチよりも低予算で長時間打てる
いくら1パチや0.1パチが回らないと言っても、4パチよりは回ります。
この場合の「回る」とは、同じ金額を使った場合のことです。
それぞれ千円分を打った場合、4パチなら20回転前後、1パチなら50回転前後、0.1パチなら500回転前後ぐらい回ると思います。
1パチ・0.1パチは、4パチ換算すると確かに回りません。
でも同じ金額を使った場合で比べると、4パチよりもたくさん回すことができます。
つまり、1パチや0.1パチなどの低価貸しは、低予算で遊べるパチンコと言えます。
予算が3千円しかない人が4パチを打った場合、60回転ぐらいしか回すことができません。
甘デジの確率分すら、回せませんよね。
遊技している時間も、当たらなければ30分も持たないでしょう。
でも、これが1パチなら150回転ぐらい回せて、少なくとも30分は遊べます。
0.1パチなら数百回転まわせますし、1時間以上は打つことが可能です。
これが、低価貸しパチンコの魅力ですね。
すべてのお客さんが、数万円の予算でパチンコを打てるわけではありません。
3千円など低予算で打ちたい人もいますので、そんな人に向いているのが1パチや0.1パチなのです。
またこのような人たちは、パチンコで勝つことを絶対とはしていません。
「とりあえず低予算でパチンコ打てて、勝てればいいな~」という感じです。
仮に負けても4パチよりは長い時間遊べますし、色んな機種を打つこともできます。
低予算で遊べるなら、毎日打ちに来ることもできますよね。
これは昔のハネモノを毎日打っている、年配の常連のお客さんに似ています。
そう言えば、1円パチンコが登場する前のフルスペック機があった頃は、これを4円で打とうと思うと予算は数万円は必要でした。
当時は、過激な連チャン台ばかりが主流な時代。
1~2万の予算では到底足りず、勝負になりません。
でも世間は不況で、みんなパチンコに何万円も使うほどお金がありません。
そこで登場したのが、1円パチンコだったのです。
少ない予算でフルスペック機が打てるので、登場した直後は台の取り合いになるぐらい人気でしたね。
このように1円・0.1円パチンコは、「少ない予算でパチンコを遊びたい」という一定数のお客さんのニーズに応えて設置したものです。
いくら回らないと言っても、同じ予算を使った場合で考えると4円パチンコよりは回ります。
源さん韋駄天や初代北斗無双など、勝つか負けるかの台が好きな人もいれば、このようにパチンコを楽しみで打つ人もいるからです。
パチは1パチなら遊べる。4パチには手を出さないほうがい。そう感じた友人の体験談。
— 大家_カギ/(KEY) (@ooya891_BB) January 8, 2011
誰も打たない4パチよりも売上が少ない1円や0.1円パチンコ
中には、1円パチンコや0.1円パチンコを店の一部に設置するのではなく、低価貸し専門店としてリニューアルするホールもあります。
全台が1パチなどになるわけですから、4パチ店に比べれば店全体の売上が減ってしまいます。
なぜ、わざわざ売上が少なくなる低価貸し専門店にするのでしょうか?
それは、4パチだと誰も打ってくれないからです。
いくら売上が一番稼げる4パチでも、誰も打ってくれなければ売上は0円です。
土日でも20~30人しか入っていない、ガラガラのホールってありますよね。
このような状態では稼働率が1~2割程度ですから、8割以上の遊技台が誰にも打たれることなく、電気代を垂れ流しているだけになっています。
こんなホールの起死回生策が、1円パチンコなど低価貸し専門店化なのです。
確かに売上は4円よりも1/4になりますが、それ以上にお客さんの数が増えればプラスになります。
実際、1パチ専門店にリニューアルしたら、20~30人のお客さんが200人近くにまで増え、フル稼働になったホールもあります。
稼働率がほぼ9割以上になり、店全体の売上がプラスになったので、低価貸し専門店にリニューアルして成功したと言える例です。
なぜ、低価貸しにしたらお客さんが増えたのか?と言えば、それは先ほどの予算の関係です。
「昔みたいに、少ない金額でパチンコを遊びたい。」
「庶民の娯楽パチンコを取り戻して欲しい」
というお客さんのニーズがあったからです。
パチンコ店だってできれば4円パチンコを設置したいですが、4円パチンコだけでは満台になりません。
稼働しない空き台の4円を設置しておくぐらいなら、売上が減ってでも稼働する1円や0.1円を設置した方がマシ、ということになります。
@suama777 お天気は確かに少ないですね。4パチのほうにあって人気が落ちてきたら1パチに持ってくるかもしれませんが…今1パチはパチ屋にとって大きな市場になってきてます。ガラガラな4パチ店なら1パチで客呼んだほうが儲かりますから。その客から4パチコーナーに流れるのもあるし…
— りゅうちん (@ryuryu0723) April 21, 2010
【結論】パチンコ業界の低迷が1円や0.1円パチンコを回らなくした
1円パチンコが登場した当時は、どの台も千円で100回転以上は回りました。
今みたいに、こんなにも回らないことはなかったですね…。
では最後に、なぜ昔の1円パチンコは回ったのに、今は回らなくなったのか?について考えてみます。
※ちなみに、当時は0.1円パチンコはありませんでした。
1円パチンコがこれほどまでに回らなくなった原因は、恐らくパチンコ業界自体が低迷しているからでしょう。
以前からの規制強化が一番影響が大きいですが、タバコの全面禁煙化やコロナもあると思います。
低迷してお客さんの来店総数が減れば、その少なくなったお客さんから利益を取らなければなりません。
低迷して売上がダウンしても、掛かる経費はそこまで減らないからです。
コストカットにも限界があります。
結果として、釘を開けて出す余裕がなくなるわけです。
4円パチンコがイマイチになってしまったホールでは、その分を1円パチンコから回収しなくてはなりません。
本来ならそこまで回収しなくてもいいのに、1円パチンコすら閉めなくてはいけない経営状況なわけです。
スロットの低迷も、影響があると思います。
1円パチンコが登場した当時は、4号機の終盤で5号機に移行したころです。
でも今は、6号機時代に突入して厳しい経営が続いています。
スロットで利益が取れなくなったホールは、その分をパチンコから回収します。
パチンコがダメなら、スロットで儲けて経営していくしかありません。
この結果として、1円パチンコの釘がひどくなり回らなくなるわけです。
今のパチンコ業界が低迷していることが、ここまで1円・0.1円パチンコを出ないようにしてしまっている原因なのです。
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