自動車学校の指導者から好かれない生徒の4つの典型的な特徴

自動車やバイクの運転免許を取得するためには、自動車学校(教習所)への通学は欠かせません。

この過程で避けられないのが、指導者とのやりとりです。

運転技術の習得時、多くの場合、車内で生徒と指導者は二人きりになります。

そのため、指導者に嫌われることなく、円滑に指導を受けることが望ましいです。

今回は、そうした願いを持つ方々に、自動車学校の指導者から好まれない生徒の特性をいくつか紹介します。

 

教習所で嫌われる生徒の9つの特徴

今回は9つの「車校の教官に嫌われる9つの特徴」をご紹介します。

あなたはもしかして、当てはまっていませんか?

 

指導者の指示を無視する

自動車学校での好感度が低い生徒の一つの特徴は、指導者の指示を無視することです。

たとえば、指導者の出した指示を無視し、別の行動をとる場合がこれに当たります。

自動車学校の生徒は初心者であり、指導者はプロフェッショナルです。

プロのアドバイスは素直に聞くべきでしょう。

 

加えて、専門家の指導を受けるために学校に通うのに、その指導を聞かないのは、目的が曖昧になってしまいます。

従って最初はミスが多かったり、違和感を感じたりするかもしれませんが、指導者の言うことに耳を傾け、示された指示に従うことが重要です。

 

礼儀が欠ける態度

自動車学校において、教官に対する態度が悪い生徒は教習所の指導者から好まれない原因の一つです。

例えば、以下のような行動がこれに該当します。

・教官に対して失礼な口調で話す。

・教官の話に返事をしない。

・挨拶を怠る。

 

前述の通り、教習所では生徒は初心者であり、教官から学ぶ立場にあることは年齢に関わらず同じです。

従って、礼儀を欠いた態度や基本的なコミュニケーションを怠る生徒は、教官から見てやる気がないと見なされることが多いです。

教官も人間であり、そのような態度をとる生徒に対して熱心に教える気になりにくいものです。

したがって、教習所に通う際は、自らが学ぶ立場であることを認識し、適切な態度を取ることが肝心です。

 

次のステップへの急ぎすぎ

教習所の教官から嫌われる生徒の特徴の一つとして、次のステップへの急ぎすぎがあります。

教習を短期間で終えたいという気持ちは理解できますが、教官が設定したペースを無視して急ぐことは望ましくありません。

基礎は、あらゆることにおいて重要です。

一度技術が身についたと感じても、教習所を卒業後の実際の道路で同じレベルの運転ができるとは限りません。

 

技術は繰り返しの練習によって、習得されます。

教習所は安全な環境で、思い切って練習できる数少ない場所です。

そのため、どのような教習であっても、各回を大切にし丁寧に取り組むことが重要です。

 

教習の欠席が多い

免許取得の過程において、実際に運転する感覚を身につけることは非常に重要です。

理想的には短期間で頻繁に教習を受けることが効果的ですが、教習間の期間が長くなると、運転感覚を忘れがちになります。

結果として、前回の教習内容を再度繰り返す必要が生じ、他の生徒に比べて卒業までの時間が延びることがあります。

結果として、教官からの評価が下がることがあります。

 

強い臭いの問題

自動車学校の車内では、強い臭いが特に問題視されます。

車内はほぼ密室であるため、汗の臭いや強い香水の匂いは耐え難いものとなることがあります。

車内はエアコンで快適に保たれているものの、強い臭いのために窓を開ける必要が生じることがあり、これが教習を苦痛なものにする可能性があります。

自分の臭いに気づかないことはよくありますが、教官がこれについて指摘するのは難しい場合もあります。

 

特に注意が必要なのは雨の日です。

大雨でずぶ濡れになって教習に来ると、服が徐々に乾く過程で生じる生乾きの臭いに気をつける必要があります。

過度な香水の使用を控え、汗をかきやすい体質の場合は制汗剤や消臭スプレーの使用など、適切な対策を取ることが望ましいです。

 

止まらない咳の問題

体調がすぐれない時、特に風邪をひいている場合には注意が必要です。

マスクをしていても、咳が続く場合は周りに気を散らせることになります。

特にインフルエンザなどの感染症であれば、問題はさらに深刻です。

自分だけではなく、周囲にも迷惑をかけることになります。

 

教習所には他の生徒も多く、場合によっては他の教習生と一緒に行う教習もあります。

体調が万全でない場合は、運転が上手くできないだけでなく、他人への配慮も重要です。

無理をせず、休むことをお勧めします。

 

反応・返事がない問題

教習中に態度が悪い、やる気がないと感じられる生徒は、教官も本気で教える気になれないことがあります。

まず、返事はしっかりとすることが重要です。

道の指示を受けた際には、指示を正確に理解しているか、指導内容を把握しているかを示すためにも返事が必要です。

最低限「はい」と、一言返すだけでも良いでしょう。

 

ただし、返事の仕方にも注意が必要です。

「あっ、はい」というような反応は好まれません。

また、「分かりません」と答えることは、自分の考えを問われたり、学科の二択問題で分からないと答える場合には避けるべきです。

タメ口の使用も避けるべきです。

多くの教習所では、教官は教習生より年上です。

親しみやすい教官であっても、教えられる立場を理解し、友達感覚での会話は控えるべきです。

 

信号待ちでの不適切な行動

信号待ち中に指でリズムを取ったり、鼻歌を歌う生徒がいますが、これは避けるべき行動です。

信号待ちであっても、歩行者の確認など、常に運転に集中して緊張感を持つことが必要です。

リズムを取る行動は、エンジンの停止(エンスト)や歩行者・対向車の見落とし、発進の遅れなど、様々なミスにつながる可能性があります。

このような行動は運転に集中していない、あるいは運転を軽視しているとみなされることが多いです。

単独で運転できるようになるまでは、特にこのような行動に注意しましょう。

 

教習中の睡眠

学生時代、指導員に気付かれないと思っている生徒もいますが、実際には指導員は教壇から生徒の様子をしっかりと把握しています。

教習中に寝る、机に伏せる、目線が下がるといった行動は目立ち、悪印象を与えます。

背筋を伸ばし、教習に集中する姿勢を見せるだけで、印象は大きく改善されます。

また、学科に関係ない行動(絵を描く、他の予定を確認する、他の学科の問題を解くなど)をしていると、教室から退室を命じられる可能性もあります。

 

スマートフォンの使用

運転中のスマートフォン操作は法律で禁止されており、「ながら運転」には厳しい罰則が設けられています。

技能や学科の教習中も同じです。

一部の生徒は、自分に不満がある時に教習の様子や指導員を隠し撮りし、ネットに投稿することがありますが、これは非常に危険な行為です。

教習所では、このような行為が発覚した場合、退行処分にすることがあります。

さらに盗聴や盗撮として、法的な問題に発展する可能性があることを認識する必要があります。

運転免許試験を受ける試験場でも、スマートフォンの取り扱いには厳しい規制があります。

 

教習所で好まれるためのまとめ

教習所での運転技術が未熟であることや学科試験の問題が解けないことが、指導員から嫌われる主な理由ではありません。

実際には、日常生活での行動や態度に問題がある人が、指導員から好ましく思われない傾向があります。

特に返事をしない、教習中に寝るなど、態度面で悪い印象を与えることは避けるべきです。

自分だけ予約が取りにくい、注意をよく受ける、教習の進行が遅いといった状況にある場合は、自身の行動に問題があるかもしれません。

 

私は技能と学科の両方を担当しており、態度が悪い生徒には特に注意を払っていました。

試験では公平に行いますが、態度が悪い人の試験には、特に安全運転に対する意識を厳しく見ることがあります。

安全運転を身につける上で、技術だけでなく思いやりも重要です。

人柄や態度も評価の対象となることを意識しましょう。

上記のような問題点がある場合は、改善に努めてください。

 

嫌われる理由を取り除き、指導員に好かれる生徒になることで、教習をスムーズに進めることができます。

教官も人間であり、不快な行動を受けると態度が悪くなることもあります。

これが自分の教習に悪影響を及ぼすことがあります。

そうならないためにも、今回の記事で紹介したポイントを踏まえ、教習所の教官との良好な関係を築きましょう。




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Posted by ちたま