コーヒーが冷めないうちにの原作者は誰?ストーリーのあらすじや展開をネタバレ!

2018年3月28日

こんにちは。

「コーヒーが冷めないうちに」の映画化が決定されました。

2018年9月21日(金)公開ということで、とても楽しみですね^^

 

そこでやはり気になるのが、映画版は原作とはどう違うのかな?という点です。

映画を見た際に原作との違いが分かるよう、私が読みどころをご紹介しちゃいます。

 

以下、ストーリーのあらすじが書いてありますので、ネタバレ注意です。

 

物語の舞台は?

コーヒーが冷めないうちに、とても気になるタイトルですよね。この意味も含めてご紹介します。

 

物語の舞台は、人気の少ない路地裏の地下にひっそりとある喫茶店「フニクリフニクラ」です。

フニクリフニクラ。

何だが変わった名前ですよね。意味を調べてみました。

 

「フニクリフニクラ」はイタリアの大衆歌謡のことで、登山電車の集客の為に作曲されたと言われています。この歌の題名が店名の由来です。

日本では「鬼のパンツ」にも替え歌にされているようで、聞いてみたら以外と耳なじみがあるかもしれません。

 

強いぞ~強いぞ~♫

履こう履こう鬼のパンツ~♫

 

ご存知ですか?

 

登場人物は?

喫茶店で働くウエイトレスの時田 数(ときた かず)、店のオーナーの時田 流(ときた ながれ)、流の妻の時田 計(ときた けい)、そして喫茶店を訪れた常連客たちからなっています。

もう名前を見ればすぐに分かりますが、「時間の流れ、時計」を想像させる登場人物たちですよね。

 

ストーリーは?

「フニクリフニクラ」にはある都市伝説がありました。

それはその喫茶店の「ある席」に座ると、その席に座っている間だけ望んだ時間に戻れるという不思議なことです。

これから分かるように、「過去に戻る」という非現実な設定ですが、実はそういうSF的な物語ではありません。感動感動で泣ける人間ドラマなストーリーです。

 

そして物語は、喫茶店を訪れる4人の女性たちの4つのお話からなっています。この4人の女性たちは、いずれも過去に戻りたいと喫茶店を訪れるのです。

そこで「ある席」にまつわる過去に戻るルールを聞かされますが、そのルールの厳しい条件に女性たちは落胆してしまいます。

どういうルールか気になりますよね、この次で説明しますね。

 

それでも女性たちは時間を移動して、もう会うことができなくなった人に想いを伝えにいく、というのがコーヒーが冷めないうちにの主なあらすじとなります。

まだタイトルの意味が分かりませんが、次のルールを読めば納得しますよ。

 

過去に戻るルールとは?

過去に戻るには、いくつかのルールがあります。

 

過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない人には会う事ができない

過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない

過去に戻れる席には先客がいて、席に座れるのはその客が席を立った時だけ

過去に戻っても座っている席からは移動できない

過去に戻れるのは、コーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

 

私はデスノートのルールを思い出しちゃいました。あのルールは本当に複雑です。

 

どうですか?

赤字で書きましたが、時間を移動できるのは「コーヒーが冷めてしまうまでの間だけ」なのです。

私はコーヒーを毎朝飲んでいますが、冷めるまでの時間なんて今まで気にしたことがなかったです。冷めてもレンジで再加熱してましたから。

 

他にスープが冷めない距離という表現もありますが、この長すぎずかと言って短かすぎない絶妙な長さが良いのです。

この辺りが、作者の川口俊和さんの表現力なんだなぁと思いました。

 

う~んでもこのルールって、よく考えてみれば面倒くさいですよね。あまりに条件が厳しすぎるように思えませんか?

私も「過去に戻りたい」と思ったことはあります。でもこんなに制約があったら何かを変えたい為に過去に行くのに、何も変わらないなら・・・と諦めちゃうと思います。

しかしそれでも4人の女性たちは、時間を移動することを決めるのです。

 

時間を移動する理由は?

ここからは本格的にネタバレします。

 

1人目は、遠距離恋愛が原因で恋人と別れを決めた女性の話です。

結婚を考えていた恋人が、仕事でアメリカに行ってしまいました。本当は行って欲しくないのに、何も言えないまま・・・。

その事を後悔して過去に戻ります。

 

2人目は若年性アルツハイマー型認知症を患い、記憶を無くしていく男とその妻の話です。

その妻は、夫が認知症の症状が出る前に、自分宛に書いた手紙があると知りました。そしてその手紙を受け取る為に過去に戻ります。

 

3人目は旅館を継ぐ事が嫌で家出をしてきた姉と、その姉に実家に戻るよう説得に来る妹との話です。

妹は説得の帰り道、交通事故で亡くなってしまいます。自分のせいで妹が死んだと悔やむ姉が、妹に謝りに行く為に過去に戻ります。

 

4人目は喫茶店で働く計のお話です。

計は生まれつき心臓が弱く入退院を繰り返していましたが、ある日妊娠が発覚します。

弱る体をかばいつつも出産を決意しますが、計の体は出産に耐えられず、このままでは命を落すと医者に言われてしまいます。

子供を産んだ後、その子は幸せになれるのかを確かめる為に、未来に行く事を決めます。

 

いかがでしょうか?

おおまかな4人の女性のあらすじはこんな感じです。4人目の計だけ未来ですね、気になります。

さすがに結末のネタバレまではやめておきますので、ぜひ映画を見て感動して下さい。4回泣けますよ。

 

川口俊和さんってどんな人?

ここで原作者の川口さんについて少しご紹介します。

川口俊和(かわぐちとしかず)さんは、1971年生まれの大阪府茨木市の出身。

実は「コーヒーが冷めないうちに」は、川口俊和さんのデビュー作なんです。

もともとは劇団音速舞台「かたつむり」で、脚本家兼演出家として活動されていました。現在は、1110プロヂュース(カワグチプロヂュース)主宰として活躍されています。

 

「コーヒーが冷めないうちに」は、2010年に1110プロヂュースの演劇ワークショップのために書き下ろされた作品です。第10回杉並演劇祭大賞も受賞!

その舞台に感動した編集者が、小説にしたいと川口さんに働きかけたことがきっかけといわれています。その編集者さん、ナイスですね!

 

でも小説家としての処女作が、いきなり本屋大賞ノミネートとは本当にびっくりです。私は本を読み終えた後、すぐに川口さんの他の作品も調べましたが、無いということが分かってがっかりしました。

 

しかし、2017年3月には2作目の「この嘘がばれないうちに」が発売されています。「コーヒーが冷めないうちに」の続編で、こちらも1110プロヂュース公演の1つですね。

このお話も1作目に負けないくらい、いやそれ以上に泣ける作品なのでぜひ読んでみてください。

 

そんな少し驚きのある川口俊和さんですが、現在は二冊の新作を執筆中だとか。今から発売されるのが待ちきれません。

 

見どころは?

作者の川口俊和さんは、このコーヒーが冷めないうちにを通して、私たちに何を伝えたかったのでしょうか?

 

「時間を移動しても現実は何も変わらない」とルールで決められています。

確かに4人の女性たちは、過去や未来から戻って来ても何も変わっていません。

彼氏とは別れたままだし、夫は認知症で妻の事をすっかり忘れてしまっているし、妹は亡くなったまま。計が妊娠しているという事も変わっていません。

 

でも過去や未来に行って会いたかった人に会い、そこで相手の本当の気持ちを聞けました。それにより自分の気持ちが前向きに変わり、未来が変わったのです。

これは、過去や未来に行ったからこそ変わったことなのです。

 

つまり、例え時間を移動しても事実は変わりません。変えることができないのです。しかし自分の気持ちは変わります。変えることができるのです。

私は、ここがコーヒーが冷めないうちにの一番の見どころだと思います。

 

このことから私はこう感じました。

実際に私たちはタイムマシーンなどありませんので、時間を移動することはできません。悔やむ過去は誰しもあります。

でもその辛い過去から目を背けるのではなく、その経験を生かして明日へ向かって行ってはどうでしょうか?

 

繰り返しますが過去は変えられません。悔やんでいても明日はやってきます。

「失敗は成功の元」とはよく言われますが、その失敗があったからこそ今の自分があるのです。

順風満帆の人生の人が素晴らしい人とは限りません。「失敗したからこそ、他人にやさしくなれる」とも言われます。

 

過去の事実は変えられませんが、自分の気持ちだけでも前向きに変えてみませんか?

そうすればきっと未来も変わりますよ。^^

 

まとめ

「フニクリフニクラ」は、先に書いたようにイタリアの大衆歌謡です。私も初めは、この物語とどんな関係が?と思っていました。

この歌の中には、険しい山を乗り越えるといった描写が出てきます。

きっと喫茶店「フニクリフニクラ」でのお話は、「辛い現実を乗り越える」といった意味が関係してきているのではないかなと思えます。

 

レトロで静かな雰囲気の喫茶店と、明るく賑やかなフニクリフニクラのメロディーは、一見すると合っていないとも思えます。

しかしお話を読み終える頃には、前向きに未来に歩き出す4人の女性たちの姿とぴったり一致しました。

 

本屋大賞にもノミネートされ「4回泣ける!」と話題になった、川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」。

私も4回泣きました。

特に2つ目のお話は、もうボロボロ涙を流しました。正直、本を読んでここまで泣いたのは初めてです。

思いやりや優しさをすごく感じ取ることができる1冊です。

 

それが映画化されると聞いて、私はまた本とは違ったどんな感動があるのだろうと楽しみにしています。

 

主人公の「時田数」を演じるのは有村架純さん。物語のキーマンとして、その役柄をどう演じるのかも楽しみですね。

きっと映画館に足を運んだ人、すべてに感動を与えてくれることでしょう。

2018年9月21日(金)公開です。