沖ノ島と沖ノ鳥島の違いは?世界遺産はどっちで何県にあるのか調べてみた

近年、日本で登録された世界遺産と言えば、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」と長崎県の「軍艦島」。

建築家のル・コルビュジエが設計した「国立西洋美術館本館」もあります。

 

では、2017年に登録されたのは沖ノ島…?ん?沖ノ鳥島…?

似たような名前で混同しそうですが、世界遺産に登録されたのはどっちで何県にあるのでしょうか?

調べてみました。

 

【先に結論】

世界遺産に登録されたのは、福岡県にある沖ノ島です。

沖ノ鳥島は、小笠原諸島にある日本最南端の島のことです。

 



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世界遺産に登録されたのは沖ノ島で福岡県にある

先に結論を書きましたが、2017年に世界文化遺産に登録されたのは、福岡県にある沖ノ島です。

沖ノ鳥島ではありません。※沖ノ鳥島については後述します。

 

沖ノ島は「おきのしま」と読みます。

詳しい場所はと言うと、福岡県宗像市に位置します。

「むなかたし」と読み、北九州市の南西に位置する都市ですね。

 

沖ノ「島」ですからもちろん陸ではなく宗像市の沖の海洋上、玄界灘(げんかいなだ)にあります。

「玄海」ではなく「玄界」と書きます。

玄界灘は対馬海峡が流れていて、世界有数の漁場で有名。

その玄界灘のど真ん中にポツンとひと島だけあるのが、世界遺産に登録されたた沖ノ島なんですね。

 

地図で見ても分かるように、本州からも九州からも離れていますね。

陸から約60kmですから、まあまあな距離です。

 

「世界遺産の沖ノ島に行きたい!上陸したい!」

と思いますが、残念ながら沖ノ島には一般の人は上陸できません。

沖ノ島は立ち入り禁止なんですね。

 

ただ、年に1回だけ抽選で選ばれた男性だけが、特別に沖ノ島に上陸できるようです。

大々的には募集されていないので抽選の詳細は不明なうえ、沖ノ島は女性禁制とも言われています。

ですから世界遺産の沖ノ島を見たい人は、宗像市から沖へ3Kmほどの所に浮かぶ大島へ渡ります。

そして天気が良い日は、この大島から沖ノ島を見ることができるのです。

 

沖ノ鳥島は小笠原諸島にある日本最南端の島

では、沖ノ鳥島(おきのとりしま)の方は何県にあるのかと言うと、住所で言えば東京都の小笠原村にあります。

村の名前から分かるように、沖ノ鳥島は小笠原諸島にある「日本最南端の島なんですね。

大きさは約4.5km x 1.7kmと、誰も住んでいない小さな無人島。

都心からは約1,700kmも離れた海上に位置し、上陸することはもちろん見に行くこともできません。

 

↑沖ノ鳥島の場所です。

こうして見るとかなり南にあり、もうフィリピンの方が近いぐらいですね。

 

沖ノ鳥島は日本最南端の小さな島ですから、この島がなくなると日本の領土が狭くなってしまいます。

そのため波で侵食されて島が無くならないように、鉄製の消波ブロックとコンクリートで護岸されているのが特徴です。

 

「消滅しそうになるのをコンクリートで固めるのはズルい」

と言う人がいますが、自分の国の領土をコンクリートで補強(開発)するどこがズルいのでしょうか?

開発なんか、どこの国でもやっていますよね?

沖ノ鳥島じたいは自然にできたものであり、人工的に造った島ではありません。

 

ちなみに過去には、某国が

「沖ノ鳥島は島ではなく岩だ」

などとイチャモン付けて来たこともありますが、沖ノ鳥島はれっきとした我が国の領土です。

 

沖ノ鳥島は1年間に約5センチほど西北西に移動していますが、これって日本本土に近づいて来ているので領土が狭くなっていってますよね?

本土の方向ではなく、南のオーストラリアに向かって領土を拡大してもらわないと(笑)

 

とりあえず、沖ノ島と沖ノ鳥島の違いは分かりました。

世界遺産に登録されたのは、福岡県にある沖ノ島。

沖ノ鳥島は、小笠原諸島にある日本最南端の島です。

 

千葉県にも沖ノ島があるが世界遺産とは違う

実は沖ノ島は、もう一つあります。

読み方も表記も世界遺産と同じ「沖ノ島」なので、絶対に間違える人がいます。

何県にあるかというと、房総半島の先端付近、千葉県館山(たてやま)市です。

 

こちらの沖ノ島は「沖ノ島公園」と呼ばれ、海水浴場にもなっています。

「島」なんですが陸続きにもなっていて、すぐ横が自衛隊の基地。

サンゴもあり、いろんな生物が棲んでいます。

首都圏の中では自然がある人気の観光スポットなんですよ。

沖ノ島が世界遺産に登録のニュースを聞いた関東の人は、

「自衛隊基地の横にある海水浴場が世界遺産??」って思うかもしれません

 

↑千葉県にある沖ノ島公園の場所です。

左下には大島が見えますが、この大島は先ほどの世界遺産の沖ノ島が見える大島ではありません。

こちらは伊豆大島と呼ばれ、三原山の噴火でニュースになった島です。

沖ノ島と大島…、どちらも紛らわしいですね…。

 

【まとめ】”おきのしま”と言う地名は日本全国にたくさんある

世界遺産に登録されたのは、福岡県の玄界灘にある沖ノ島です。

日本の最南端の島は、小笠原諸島にある沖ノ鳥島です。

海水浴ができる公園は、千葉県にある沖ノ島公園です。

 

ややこしいですが、これで違いが分かったと思いますので間違えて会話しないようにしましょう。

「世界遺産の島って、日本最南端にあるんだよね~」

「海水浴場もあって、陸続きだから今度行かない~?」

とかやめましょう(笑)

 

誤解を防ぐには、単に「沖ノ島」と言わずに

「世界遺産に登録された福岡の沖ノ島」

「千葉にある沖ノ島公園」

「世界遺産じゃない方の日本最南端の沖ノ鳥島」

と、形容する言葉を付け加えれば誤解は防げると思います。

 

…衝撃の事実が発覚しました。

「おきのしま」ですが「おきしま」「おきじま」などの読み方を合わせると、ナント全国で15個ぐらいあります!

 

「沖ノ島」

「沖之島」

「沖の島」

「沖島」

 

字で書けば何なく分かるかもしれませんが、会話ではすべて「おきのしま」ですからね。

もうこうなると、

「”の”がカタカナの世界遺産に登録された沖ノ島」(笑)

って区別する必要がありそうです。

尚、「隠岐の島」(おきのしま)もあります(汗)

 

補足ですが、小笠原諸島も2011年に世界自然遺産に登録されています。

しかしこの時に登録されたのは、父島や母島列島・硫黄島などです。

沖ノ鳥島は更にこれらから700kmも南に位置しますので、世界遺産には登録されていません。

小笠原諸島=世界遺産に登録=沖ノ鳥島も世界遺産?

と、これまたカン違いしそうですね…。