からくりサーカスの最終話43巻のネタバレ!最後の結末はどうなるの?

2018年3月20日

どうも!管理人の僕です。

ヤフーニュース見ました?

「からくりサーカス」っていう漫画がアニメ化されるみたいですね。

僕は読んだことがないですが、どんなあらすじのアニメなんでしょ?ボ○ジョイサーカスとは違うの?

 

今回はイキナリですが、からくりサーカスを全巻読破した方に、最終話43巻の最後の結末をお話してもらいます。

ネタバレなので、本編を楽しみたい方はご注意下さいね。

 

 

最終話43巻は、才賀勝とカピタン・グラツィアーノの一騎打ちから始まります。

カピタン・グラツィアーノの剣「スパヴェンタ」に苦戦する勝。

カピタン・グラツィアーノは、戦いながら、ありもしない過去の戦果を自慢します。

見栄を張るのが癖になってるような、鼻持ちならない奴ですね。

 

泣いてすがり付けば命は助けると言うカピタン・グラツィアーノ。

今は泣くべきじゃない。笑うべきなんだ。と言って、反撃に転じる勝。

ここで、加藤鳴海のセリフが出てくるんですね。

勝の中で、加藤鳴海の存在がどれだけ大きいのかがわかります。

私の中でも加藤鳴海の存在は大きくて、悲しい時は加藤鳴海のこの言葉を心の中で唱えてます。

再び、過去の戦果を自慢げに語ろうとするカピタン・グラツィアーノ。

それを勝は途中で遮り、「ぼくは過去を憎む。悲しい昔を憎む!」と言い放ちます。

「お前の伝統なんて、一秒で忘れてやる。」と言いながら、カピタン・グラツィアーノを一刀両断するのでした。

勝は言います。伝統とは、頑張る心だと。

伝統だからと何も考えずに踏襲するのではなく、頑張るために伝統を取り入れるということなんですね。

過去に固執するのは、愚かなことなのかもしれません。

フェイスレスを追うため、宇宙へ向かう準備をする加藤鳴海。

しかし、スペースシャトルの周りを飛んでいたヘリがオートマータの大群に破壊されます。実はこれ、この後登場するピンボールKという奴の仕業なんです。

勝もシャトルへ向かいますが、そこでディアマンティーナと出会います。

新しいことを思いついたと言い、その場を後にするディアマンティーナ。不気味です。見た目も性格も、私はコロンビーヌの方が好きです。

オートマータの大群に、一人で立ち向かう鳴海。四方からオートマータに襲われてしまいます。

 

ふと、背後から攻撃がこなくなったことに鳴海は気がつきます。

誰かが鳴海の後ろを守っている。

最後の一体を倒した鳴海は、後ろを振り向きます。

そこへ、フラッシュジミーのカメラのフラッシュが鳴海の目をくらますのでした。

勝は正体がバレたら、鳴海は自分を宇宙へ行かせてくれないと思ったんでしょうね。

それにしても、加藤鳴海の背後を護れるほど強くなったんですね。

加藤鳴海が頼もしいぜ!と思うくらいに。

 

才賀勝は、グリュポンに自分の言葉を喋らせます。

過去を引きずらず、エレオノールを幸せにしてやれと伝え、「ゆけ、カトウ。オレが上がる。」と言って、スペースシャトルへ向かいます。

このセリフ、かっこいいですね。加藤鳴海も、安心して勝に任せました。

ひょっとしたら正体がわかってたとしても、この勝の頼もしさなら宇宙へ行くことを認めたかもしれません。

 

宇宙へ向かう勝を、リーゼが見送ります。

帰ってきたらもっと仲良くするとリーゼに約束して、宇宙へと出発する勝。

勝を大好きなリーゼ。宇宙へ行ってしまったらもう会えないかもしれない。リーゼにとってこの別れは、非常に辛かったでしょう。切ないシーンです。

グリュポンも、勝と共に宇宙へ向かいます。もうすっかり、勝の相棒ポジションです。

 

血を流しすぎて、思うように動けないエレオノール。なんとかハーレクインから身を隠していましたが、教会でハーレクインが赤ちゃんの血を吸おうとしているのを見過ごせず、ハーレクインと対峙してしまいます。

ハーレクインの落雷がエレオノールを襲おうかというその時、鳴海が助けに入ります。

目の見えていない鳴海に攻撃しようと力を溜めたその時、パンタローネにしきりに攻撃されていたハーレクインのツノが折れ、その隙にハーレクインは鳴海に撃破されるのでした。

パンタローネがここで報われてよかったです。

「サーカスのテントではじめて会った時からずっと、しろがね、おまえを愛していた。」と言い、加藤鳴海はエレオノールにキスをします。

ついに!ついに二人が結ばれたのです!

ここまでが長かったー。

二人がキスをする場所が教会というのも、何ともロマンチックです。

 

勝を乗せたスペースシャトルは無事に出発し、宇宙へと向かいます。

そこへピンボールKが、大砲でスペースシャトルを狙います。

そこを阿紫花英良が割って入ります。ピンボールKと激しい銃撃戦を交わすのでした。

人知れず人類のピンチを救うこのシーン、うしおととらでもありました。

黒炎達から結界を守った凶羅の最期です。

阿紫花英良の死を予感しながら、私はこのシーンを読みました。

 

エレオノールは鳴海と再開し、笑顔で鳴海に抱きつきます。

この時のエレオノールの笑顔が、めちゃくちゃ可愛いです。

それを見ていたアルレッキーノとパンタローネ。微笑みながら果てるのでした。

鳴海に倒された時はざまあみろと思いましたが、今回の二体の最期は切ないものがありました。

ピンボールKを倒した阿紫花でしたが、自身も被弾しており勝を思い出しながら命を散らしたのでした。

加藤鳴海に10円で勝を守るように言われた阿紫花。

しかし、阿紫花が最期に勝を守った理由は、その依頼とは別なところにあると思います。

勝のまっすぐな目が忘れられなかったのでしょう。

阿紫花が勝の瞳の中に見たのは、希望だったのではないでしょうか。

 

勝を乗せたスペースシャトルは、フェイスレスの宇宙ステーションとドッキングを果たします。

フェイスレスの宇宙ステーションに乗り込む勝。

フランシーヌのクローン達に囲まれたフェイスレスが、勝を待ち受けていました。

「ゾナハ病を治す方法を教えてください!」と、フェイスレスに土下座をする勝。

しかし、フェイスレスは教えることを拒みます。

フェイスレスと戦って、ゾナハ病の治療法を聞き出すことにした勝。

勝のジャック・オ・ランタンとフェイスレスのあるるかんが戦いの火花を散らします。

戦いの最中、なぜエレオノールを鳴海に譲ったのか勝に尋ねるフェイスレス。

勝は自身がエレオノールを好きなことを認め、「だってしろがねを最初に好きになったのは、ナルミ兄ちゃんなんだもん!!」と叫びます。

やっぱり、勝はエレオノールのことが好きだったんですね。

ひょっとしたら、姉のように慕っているだけなのかもしれないと思ってました。

 

そんな勝を、昔の自分と重ねるフェイスレス。

聞きたいことは聞いたと、フェイスレスは勝にナイフを振り下ろします。

そこへフェイスレスの分身となったはずの犬が割って入り、勝の代わりにナイフを刺され息絶えます。

 

ディアマンティーナがフランシーヌのクローン達を破壊。

勝の乗ったスペースシャトルに潜んでいたのでした。

ディアマンティーナはフェイスレスに、エレオノールより愛してると言ってほしいと告げます。

フェイスレスは、そんなディアマンティーナを分解。

壊される刹那、ディアマンティーナはナイフでフェイスレスを刺し、更に、宇宙ステーションに仕掛けた爆弾を起爆。

宇宙ステーションが黒賀村へ落下すると警告をあげます。

ディアマンティーナの相手の意思を考えない一方的な愛情は、フェイスレスのそれと一緒ですね。

フェイスレスもそれに気づいた様子でした。この時、彼の中で何かが変わったのでしょう。

 

勝は故障した軌道制御ブースターを、ジャック・オ・ランタンとで修理しようと試みます。

それをフェイスレスも手伝うのでした。

その時フェイスレスは、白銀と人形劇をやったことを思い出します。

なんとかブースターを動かし、落下地点を日本海にずらすことに成功した勝とフェイスレス。

勝をまるで弟のように感じたフェイスレスは、ゾナハ病の治療法を勝に教えます。

それは、エレオノールの歌。

エレオノールの歌声が電波に乗って世界中に届くことで、ゾナハ病の原因虫のモードが「病気を治す」に変わるのでした。

 

フェイスレスは勝に、非常用乗員帰還機の場所を教えます。

勝はフェイスレスも乗るように誘うも、フェイスレスは地球にいる場所はないと誘いを断り、壊れゆく宇宙ステーションに残りました。

 

非常用乗員帰還機に乗った勝は、一人で地球へと向かいます。

グリュポンは、フェイスレスに付き添うために宇宙ステーションに残ったのです。

一人で死ぬのは寂しいだろうということです。なんて、主人思いなんでしょうか。

最期に間違いを認め、フェイスレスは宇宙ステーションと共にその命を散らすのでした。

フェイスレスは、何を追い求めていたのでしょう。

最初はフランシーヌを見ていたはずですが、いつしか自分のことしか見えなくなり、やがて自分のことすら見失います。

最期に自分の過ちに気づくことができたのが、唯一の救いでしょうか。

 

地球上のゾナハ病は消え去りました。

加藤とエレオノールは旅芸人となり、子供たちを喜ばす旅に出ます。

勝のその後は、詳しくは描かれていません。

 

さあ、君は、君のサーカスに、

→とびこむ

→とびこまない

で締めくくられます。

 

誰もが自分というサーカスの舞台の演者なんですよね。

その舞台にとびこまなきゃ、一生観客のままです。

私は自分というサーカスの舞台で、精一杯演目を演じているつもりです。

 

皆さんは自分というサーカスに、とびこむ?とびこまない?