不動産会社に騙された!ケーブルテレビに強制加入させられた話
当ブログ、お得意の「騙されたシリーズ」がやって参りました。
これを読めば、あなたも損しないこと間違えなし!
今回のカモお客さんは、区画整理地内の土地を購入した安手名さん(もちろん仮名です)のお話です。
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アンテナはダメ
今回は、買主の安手名さんには不動産会社Z、売主の方にも不動産会社Xがそれぞれ仲介しています。
土地のみを仲介で購入して、その後、大手ハウスメーカーで注文住宅を建てます。
さっと予算は、4~5000万円ぐらいでしょうか。夢のマイホームです。
土地の引き渡しが無事終わり、建物の設計が進んだ頃のことです。
買主側の不動産会社Zのところへ、売主側の不動産会社Xから電話が入りました。
「しもしも?あ、言い忘れたケド、あそこの土地はテレビアンテナ建てちゃダメだからね。ケーブルテレビが毎月500円で加入できるから、これでテレビ見てね。ガシャーン。」と言う一方的な電話でした。
アンテナを建ててはいけない理由は、景観を損ねるからです。買主側の不動産会社Zは悩みました。
本来なら「聞いてないよ~」と言って、帽子を地面に叩き付けるレベルです。
しかし、売主側の不動産会社Xは、いつも良い物件を持っていることで有名な不動産会社です。
ここで売主側の不動産会社Xと仲を悪くしては、今後の取引にマイナス影響が出ること必至です。
不動産会社Z「Xさん、その土地をウチお客さんが買いたいって言ってるんですぅ」
不動産会社X「はあ?オマエの所とは取引しないよ。商談中だ、あばよ!」
みたいな事態になり兼ねないのです。
実際、不仲の不動産会社同士だと、電話で社名を言っただけで即切りされることがあります。
こうなってはマズイと思った買主側の不動産会社Z。どうしたのでしょうか?
・・・はい、そこのアナタ正解です。安手名さんにシワ寄せしたのです。
高額な手数料を払ってくれた、自分のお客さんを見捨てたのです。売主側の不動産会社Xとの付き合いを優先したのです。
買主側の不動産会社Zは、安手名さん宅を訪ねて説明をしました。
「安手名さん、相手の不動産会社さんが言うの忘れちゃったみたいなんだケド、テレビアンテナ建てちゃダメだから、ケーブルテレビに加入してね。ついでに名前も毛振さんにしたら」
もちろん安手名さんは納得がいかない様子。
だって月500円と言っても年間6000円、30年で18万円、50年で30万円になります。
テレビアンテナなら、3万円あればお釣りが来ます。
もう土地と建物の契約は済んでいますので、どうしようもありません。
騙されました。
正確には、不動産会社ZとXは騙すつもりはなかったのですが、安手名さんにしてみれば結果騙されたと同じです。
誠意に対応してくれる不動産会社Zだからと、信じて契約した安手名さん。この点でも騙されました。
他の不動産会社にしておけばよかったと後悔。
悪徳営業テクニックを伝授します
買主側の不動産会社Zは、安手名さんに事情を説明しに行ったわけです。
一番悪いのは、伝え忘れていた売主側の不動産会社Xです。
たいていXというのは悪役設定です。
不動産会社Zも調査不足の責任がありますが、ある意味被害者です。
それでも不動産会社Zは、自分のお客さんに誠意を持って説明し、謝罪しなければなりません。
菓子折りでも持って、平謝りレベルです。百万円近い仲介手数料をもらっているのですから。
しかし不動産会社Zは、一切謝罪の言葉は口にしませんでした。被告人答弁みたいですね。
淡々と経緯を説明したのみです。
それはなぜか??
・・・はい、そこのアナタまた正解です。
謝ると自分(不動産会社Z)が悪いと相手に印象付けてしまうからです。
「すみません」←あ、謝るということは、こいつが悪いんだ、と無意識に思わせてしまいます。
心理をうまく利用していますね。あなたも是非使ってみてください。
まとめ?
マイホーム購入は人生で一番高い買い物なので、不動産会社に任せっきりはやめましょう。
契約書は当然ですが、資料やパンフレットなど自分でも隅々まで目を通しましょう。
何かあれば遠慮せずに、不動産会社に聞きましょう。泣き寝入りは一生の後悔の元です。
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