仮想通貨の税金は脱税してもバレないの?確定申告しないとバレる?

こんちは、管理人の僕です。

毎年この2月になると、商売やっている人は大変です。そう確定申告の時期がやってきました。

日頃から少しづつ帳簿付けしていれば問題ないのですが・・・中には1年間、丸々ノータッチっていう人もいるようです(汗)。

 

さて、この確定申告。何も商売やっている人だけの話ではありません。

今話題のビットコインなどの仮想通貨で儲かった人も、確定申告をする義務があるのです。

「商売やってないから」とか「開業届だしてないから」とかではなく、仮想通貨の取引で一定額以上の利益が出たら必ず確定申告をしましょう。

 

・・・え?黙っていればバレないって?せっかく儲けたのに税金払うの嫌だし・・・

 

断言します!脱税はバレます!

 

仮想通貨の税金

まずは、基本知識のおさらいから。

ビットコインなどの仮想通貨取引で利益がでたら、所得税の中の「雑所得」として扱われます。立派な儲け=所得なので、しっかり課税の対象になりますよ。

ちなみに雑所得は、年間20万円以上の場合に申告する義務がありますが、アナタは大丈夫ですか?去年平成29年の1年間で、20万円以上儲けていないですか?

もし儲かっているのなら、必ず確定申告をして正しく税金を払いましょう!

 

脱税してもバレない?

いや、バレます(笑)。

仮想通貨取引に限って言えば、世間がこれだけ騒いでいますよね?「億り人」とか言われちゃってますし。

またコインチェックのネム流出問題で、今後補償された場合のその補償金には税金がかかるのか?も一部では論争になっています。

 

税務署としては、こんな税金をガッポリ取れる案件を軽視するわけがありません。放置しておいたら、脱税し放題になっています。

 

つまり何が言いたいかというと・・・

仮想通貨取引は、税務署に最優先でチェックされています。狙われているってことです。

そんなロックオンされている状態で脱税なんて、あまりにもハイリスクだと思いませんか?

 

これはウワサ話として聞いて欲しいのですが、よく警察の交通取り締まりは「点数稼ぎだ!」って言われますよね。

危険なところではなく、ドライバーが違反しそうな所で取締を行う・・・。本来の交通安全の趣旨からはずれています。

 

税務署も同じです。

税務署員にも「どれだけ脱税を見つけたか?」のような一種の「ノルマ」があるのです。あくまでウワサですよ?(笑)

 

ということは闇雲に税務調査するよりも、取りやすい所から調査していった方が効率が良いわけです。

ね?「億り人」なんて言われていて、まだまだ雑所得の対象になるってことを知らない人が多い仮想通貨取引。僕が税務署員だったら、真っ先に税務調査に入りますね。

 

証拠

僕はパチンコ業界にいましたけど、一昔前は「現金商売」であるこの業界は脱税が多いことで有名でした。(今も?)

実際うまいことアレすれば、売上なんてすぐにごまかせますからね(笑)。

 

税務調査って「数年に一度は回ってくる」って言われています。

税務調査とは、商売やっている人の所に税務署員の人が来て、提出した確定申告書が正しいかどうか色々調べることです。

 

売上を少なくしていないか(所得隠し)

経費を多くしていないか(経費の水増し)

 

この2つは必ずチェックされますね。なので、領収書などはしっかり残しておきましょう。

 

・・・と、ここで何か気が付きませんか?

現金商売だと、領収書の偽装などで所得隠しや経費の水増しがやりやすいのは確かです(脱税はダメですよ!)。

でも仮想通貨取引って必ず金融機関を通しますよね?しかもほぼ9割以上の人が、日本の銀行から日本円を出し入れしています。

ちゃんと記録(証拠)が残ってますから。

つまり銀行などの金融機関の明細を見れば、いくら使っていくら儲かったのかは一目瞭然なのです。しかも銀行や信金という国の許可を得ているところが、しっかりと証明してくれますので信憑性は抜群です。

ちなみに先日ネムの盗難事件に遭ったコインチェックは、まだ正式に仮想通貨取引所として認められていません。

 

「大丈夫、俺ネット銀行だから。通帳ないし、黙っていれば口座の存在はバレないよ」

って思ったアナタ!

砂糖です(甘い)。

 

税務署は、権限で金融機関の口座を調べることができます!なんでしたら、ついでに家族の口座まで調べちゃいますよ。

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

だからネット銀行でも意味はありません。紙の通帳の有無ではないのです。

例えば税務署が、ジャパンネット銀行や楽天銀行に「○○○○さんという名義の口座はありますか?あれば取引明細ちょうだい」って照会できるのです。

金融機関により様々ですが、取引履歴は10年間ぐらいは残っているものと考えたほうが良さそうです。ま、それ以前に所得税の時効は7年間ですが・・・。

 

 

また、中には「ガチホ」していて日本円に交換しない人もいますが、いつかは日本円に戻しますよね?使わなければただの電子データですから。

それに最近では、物やサービスでもビットコインが使えます。でもそこで仮想通貨を使えば、足が付きますよ。

 

もしバレたら?

万一、脱税がバレたらどうなるのでしょうか?軽い気持ちがその後の人生をパーにします。

 

「延滞税」って知っていますか?税金を納付期限までに収めなかった利子みたいなものです。

また悪質な脱税には「重加算税」というものが課されます。

本来の所得税に、延滞税と重加算税・・・トリプル役満ですね。

( ̄▽ ̄)V いえーい!

 

バレたからって、本来払うべき税金を納めれば済むモンじゃないのです。しっかりペナルティが課されます。

またその後、税務署にマークされます(笑)

 

これ、商売やっている人なら分かると思いますが・・・。

自分もしくは周りの商売人で、「税務署に入られた」って言う人が必ず何人かいます。僕の知り合いに、税務署に3回入られたっていう人がいます。

1度税務署に入られると、その後も定期的にチェックされるようになるのです。

「1度来たから暫くは来ないだろう」を逆手に取られていますね。ちなみにこの3回入られた人、なんと3回とも脱税していました(笑)。税務署の勝ち?ですね。

 

まとめ

どうです?

おとなしく確定申告をする気になったでしょう?(笑)

 

今、ビットコインなどの仮想通貨取引は、税務署に狙われています。

税金の金額も大きいし、そもそも納税の義務があることを知らない人が多いので、絶好のノルマ稼ぎの的なんです。(本来は「正しく納税させる」が趣旨なんですが・・・)

 

確かに7年間逃げ切れば、時効成立でアナタの勝ち?です。

でも時効の停止の条件って知っていますか?え?って思った人は、素直に確定申告をしましょう。

また7年間もの間、いつ税務署からのお呼び出しが来るか、ビクビク日々過ごすのは精神衛生上よくないです。もっと堂々と生きましょう(笑)。

 

え?最悪バレて税金払えなくなっても、自己破産すればチャラにできるじゃんって?

ハチミツです!(甘い)

税金の滞納は、自己破産でチャラにはできませんよ。

しかもあなたが天涯孤独ならいいですが、もしアナタがなくなればその税金は家族へ相続されますので。負の遺産ってヤツです。

「ビットコインで税金滞納して、相続で子孫に払わせた」と代々語り継がれるでしょう(笑)。

 

いや、もう素直に確定申告しましょうよ。

 

追伸

脱税して見つかった人たちの名言(迷言)があります。

「脱税は割に合わない」