バレンタインの義理チョコを職場向けに大量に手作りする簡単な方法とは? 

こんにちは、パティシエのエミ~です ^^

お正月が終わったかと思えば、もう街はバレンタインムードが高まってきていますね。

まだ時間があるし大丈夫かなぁと思っていると、あっという間にバレンタインがやってきますよ。

毎年悩むのが、職場の人などたくさんの人に渡さなければならない義理チョコ。全員分を買うと結構お金がかかってしまって、渡す方としては義理チョコにそんなにお金は掛けたくないですよね。かと言って、大量に手作りするのもちょっと大変そう・・・

そこで今回は、バレンタインの義理チョコを職場向けに大量に手作りする簡単な方法をご紹介します!

やっぱり手作りの方が周りと差別化できるし、節約になりますからね。

 

義理チョコ大量生産 大作戦!

初級編 チョコパイ

中級編 トリュフ

上級編 チョコレートバー

 

この3つに分けてご説明します。

手作りといっても、とても簡単にできるものを選びましたので、上級編でも簡単!それでいて、安っぽく感じさせないアレンジ方法なども一緒にお教えしますよ (^o^)

普段お菓子作りなんてしない!という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 



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初級編 チョコパイ

えっ!?パイって作るのが難しいんじゃないの?って思いますよね。はい、ズバリ難しいです。

パイから手作りすると大変なので、ここは冷凍のパイシートを使って簡単に作りましょう♪ なるべく手間をかけずにラクします。

 

<材料>

板チョコ 

冷凍パイシート

 

<作り方>

冷凍のパイシートを軽く解凍し、麺棒などで2~3mmぐらいの厚さに伸ばす。

伸ばしたパイシートを全て同じ大きさになるように切る(大きさはお好みで!)。

切ったパイシートに板チョコを置いて、上からもう1枚パイシートを重ねる。

パイシートを重ねた所がはがれないように、フォークなどで押しつける。

200℃のオーブンで10分ぐらい焼いて完成!

 

※イメージです。

 

ポイントを説明します。

焼く前に、表面に溶き卵を塗ると焼き上がりにツヤが出てきれいに仕上がります♪

オーブンがないご家庭では、オーブントースターでも同じぐらいの焼き時間で作れるのでご安心を!作りたい大きさや数に合わせて、必要なパイシートやチョコレートの量を用意しましょう。チョコとパイシートさえあれば、あとは焼くだけなので本当に簡単です!

普通のミルクチョコレートだけでなく、ホワイトチョコレートなどいろいろな種類のものでアレンジできますよ♪中にカットしたバナナを入れてあげれば、チョコバナナパイにも!

他には果物のジャムを入れたり、ナッツを入れたり・・・さまざまな種類を作れば、ワンパターンにもならず貰った方も嬉しいですね (^O^)

 

私は、市販のチョコパイが大好きです。でもこれを1から手作りしようとすると結構大変ですが、この方法でやればラクラク簡単♫

通常は手間が掛るものを手作りしたとなると、渡した時に「おぉ~!!」という歓声を期待できるかも!?

 

中級編 トリュフ

トリュフってちょっと高級な感じがしますよね。でも作ったことがある方ならご存知かと思いますが、作り方は意外と簡単。

使う材料も少ないので、お手軽に作れますよ。

 

<材料>

~1口サイズのもの約30個分の分量~

チョコレート 200g(板チョコ4枚分ぐらいです)

生クリーム 80cc

ココア 適量

 

<作り方>

チョコレートを細かく割って、生クリームが入るぐらいのボールに入れておく。

生クリームを鍋に入れて火にかけ、沸騰する手前で火を止める。

(沸騰させてしまうと表面に膜ができてしまい、それをそのまま入れてしまうと食べた時の口当たりが悪くなってしまいます!)

チョコレートを入れていたボールに温めた生クリームを入れ、チョコレートが溶けて滑らかになるまで混ぜる。

そのまま冷(さ)まして、手で丸められる硬さになったら一口大に丸めて更に冷やし固める。

ココアをまぶしたら完成♫

 

手で丸める時に、ラップを使うと手も汚れません。

大量に作るのに一つずつ丸めるのは大変!という方は、四角いバットやタッパーのようなものにラップやクッキングシートを敷いてそこに流して固めましょう。

固まったら型から外して、好みの大きさに包丁で切ってココアをまぶしてあげれば、手間もかからず簡単にできます。流す方にラップやクッキングシートを敷いておくと、固まったチョコレートを楽に取り出せますよ。

アレンジとして、ブランデーやワインなどのお酒をちょっと入れると大人の味わいに。私は、お酒の入ったチョコレートは苦手なんですけどね・・・。

それ以外にもアレンジできる方法はいろいろあります。

使うチョコレートもミルク・ホワイトなんでも大丈夫ですし、最後にまぶすココアを粉砂糖や抹茶にしても見た目が楽しくなりますね。

私のおすすめは、刻んだナッツです!食感も良くなるし、ナッツの香ばしさもプラスされて美味しいですよ~ )^o^(

 

上級編 チョコレートバー

作り方を簡単に説明します。

溶かしたチョコレートに、コーンフレーク・アーモンドなどのナッツ・ドライフルーツを混ぜて固めて切れば完成です。1文で説明が終わっちゃいました(笑)

初級編と中級編より簡単じゃない?って思いますよね?

そうです、簡単なんです。簡単なんですが・・・実は、チョコレートって繊細で扱うのがちょっとだけ難しいところがあるんです (>_<)

でも注意点さえ押さえておけば、初級編に負けないほど簡単に作れて幅広いアレンジができるようになります。ここでは、その注意点を踏まえて説明します。

 

「テンパリング」

「テンパる。」の意味ではありません(笑)。

 

テンパリングとは、チョコレートに含まれるカカオバターを分解し、安定した細かい粒子に結晶させて融点を同じにするための温度調整のこと。

テンパリングを行うと、つややかで柔らかい口当たり、なめらか口溶けのチョコレートに仕上がります。

引用元:cuoca PLANNING CO.,LTD. http://www.cuoca.com/library/event/special/valentine/prime/index3.html

 

チョコレートを溶かしてそれを固める時、きちんとした温度管理ができていないと「ブルーム」と呼ばれる白い線のようなものが固まったチョコレートにできてしまいす。見たことがある人も多いんじゃないですかね?

市販のチョコレートでも、温度変化の激しいところに置いておくと自然にできてしまいます。チョコレートを冷蔵庫で冷やして食べるのが好きな我が家では、溶けかけたチョコレートを冷蔵庫で冷やして固めて食べよう!という時に見ることが結構あります。

これは簡単に言うと、チョコレートの中の成分が温度変化によって変わってしまったことで起きてしまう現象です。味に大きな変化はありませんが、見た目だけでなく口どけも悪くなってしまうんです。

そんなの関係ねぇ!という方は(笑)、ただ溶かして固めて使ってもいいと思います。温度を気にせずに適当にやっても運よくテンパリングができていて、ブルームが出ないこともあります。

でも見た目が白っぽくなっているものよりは、宝石のように綺麗でツヤのあるものをキチンと作りたいですよね。人にあげるバレンタインチョコとなれば、なおさらです。

 

↑これはテンパイ。「テンパる。」

 

・・・それでは、手順を説明していきますね。

 

<作り方>

刻んだチョコレートの2/3を湯煎で溶かして50℃に温める。

50℃になったら湯煎からおろして、残りの1/3のチョコレートを入れて溶かし、温度が32℃になったらOK!

 

難しいイメージがあったかもしれませんが、実はこれだけでテンパリングの完了です!思っていたより簡単でしょ?

チョコレートバーを作るときは、ここにお好みのコーンフレークやナッツ・ドライフルーツなどを混ぜて、四角いバットなどに入れて固めます。

それを棒状にカットすれば出来上がり♪

スプーンで丸くまとめて固めれば形も変えられますが、棒状だと食べやすいのでおすすめです!今は、コーンフレーク・ナッツ・ドライフルーツが全て入っているフルーツグラノーラというものもよくスーパーで見かけますよね。これひとつを混ぜてあげるだけで簡単にできるので便利ですよ!

ナッツやドライフルーツが入っていると、何だかオシャレな感じがしません??

 

まとめ

初級編から上級編とお話ししてきましたが、はっきり言ってどれも初級編と言ってもいいほど簡単です。そして、大量の義理チョコ用に作りやすいものばかりです(笑)。

でも、どれも簡単とは言っても手を抜いている感じはしないですよね?

職場向けとなると上司にも渡すわけで、いくら義理チョコとは言っても変なものは渡せないです。バレンタインには、ちょっと手の込んだ風のものを手作りして、その分ホワイトデーのお返しを期待しちゃいましょう!

ぜひ参考にしてみてください♪

※この記事は「エミ~」さんが書きました。