年末年始のパチンコやスロットは回収で勝てない?釘や設定状況を解説!

2024年1月1日

まさか皆さん、年末年始にパチンコ・パチスロを打ちに行ってはいませんよね?

巷では「ゴールデンウィーク・お盆・年末年始(お正月)」は、パチ屋の3大回収イベントで有名です。

 

でもチラシ(折込広告)はたくさん入るし、もしかしたら勝てるのでは…?

今回は、そんな気になる年末年始のパチ屋の裏事情を暴露しちゃいます。

 

結論から先に言うと・・・

年末年始は、回収で勝てないのでやめておけ!です。

特にお正月は、1年で1番勝てない日だと断言します。

儲かりません、勝てません、出ません、高設定ありません、釘はガチガチで回りません、ボーダー超えの台なんか一切ありません、の6重苦です(笑)。

パチンコ店の年末年始は目標粗利が高く回収日となる

まず、先ほどのパチ屋の3大回収イベントを見てみます。

この3つの中で、一番回収率が高いイベントは・・・そう年末年始です!

少なくとも、僕がいた某大手のグループではそうでした。

12月~1月は、売上も平均月よりかなり多いですが、粗利や利益率もエグイです。

 

「目標粗利必達」

(もくひょう あらり ひったつ)

 

これが、本社から各店店長に与えられた指令です。

なぜこんなに回収するのか?を順に説明しますね。

 

年末年始の回収期間は冬のボーナス~年明けの新台入替まで

その前に、「年末年始」はいつからいつまでを指すのか?を確認したいと思います。

パチ屋でいう年末年始は、「12月の給料日&ボーナス日 ~ 年明けの新台入れ替え」ぐらいまでです。

世間一般より、少し期間が長めですね。

もちろん、各グループによって考え方は違いますよ。

 

12月は、冬のボーナスがあります。

ボーナスが出て、お金に余裕があると気が大きくなりませんか?

それ、パチ屋に狙われていますよ(笑)。

 

基本パチ屋は、お客さんとのお金の取り合いです。

お金を取りすぎても来なくなってしまいますし、逆に出し過ぎても経営が成り立たなくなります。

お客さんを生かさず殺さずの塩梅(あんばい)で、お金を回収するのです。

表現が不適切かもしれませんが、これがパチ屋の本性です。

 

だから給料日前の、例えば毎月20日あたりなんかは、意外と設定を上げて出したりします。

お客さんがお金なさそうなのが、事務所の監視モニター越しに見て伝わって来るのです。

もちろん、パチンコの釘も開けます(今はダメですが・・・)。

特に常連のお客さんには、ある程度お金を返してあげないと見切られてしまいますからね。

 

そして月初は、どちらかというと回収モードからスタートします。

だいたいの企業は20日~月末が給料日で、皆さん月初はお金持ちだからです。

 

各店の店長は、毎月の売上目標を本社から設定されるわけですが、やはり人間の心理として「先行逃げ切り」で行きたいと考えます。

つまり、その月の前半で目標到達ペースで利益を上げておきたいのです(貯金を作っておきたい)。

月の前半で予定より出玉を多く出してしまうと、本社へ経過報告をする際に

「予定より遅れているけど大丈夫??目標粗利必達だよぉぉぉ!!」

って、社長からプレッシャーを掛けられるので、余計に月初からの「先行逃げ切り」の心理が働きます。

 

ちなみに目標未達成の場合は、モロに自分の評価(ボーナスなど)に響きます。

降格や左遷だってありえます。

パチ屋の店長も、必死なんです…。

 

話がそれました。

 

つまりお客さんがお金を持っている時は、パチ屋にとっては回収日(回収時期)なんです。

だいたい、冬のボーナスが出たぐらいからボチボチと釘や設定を締め始め、年明けの新台入替ぐらいまでは出す気はありません。

もちろん、この中でも日によって回収度合いに差はあります。

特にクリスマスから三が日ぐらいまでの連休中は、パチ屋は本気度MAXで回収しに来ますので注意が必要です。

 

 

年末年始はボーダー越えの釘の台や高設定台はない

では、年末年始は本当に勝てないのか?

そもそも、高設定やボーダー超えの釘の台はあるのか?

について説明します。

 

これは、経営(商売)する側の心理になれば簡単です。

もし、イベントも新台入替もなしで集客できれば、これはこの上ないスゴ腕の経営者です。

しかし実際は、高設定などを入れて出玉を出さないとお客さんは来てくれません。

 

でも、もし何も経営努力をせずにお客さんがたくさん来てくれたら?・・・出玉を出す必要なんかないですね。

それが、年末年始なんです。

ボーナスや給料でお金に余裕があり、休みも長いのでお客さんが来やすいからです。

パチ屋にとって年末年始とは、黙っていてもお客さんが来てくれる「営業努力をしなくてもいい時期」なのです。

 

だから、

営業努力しない=出さなくてもいい=回収日、

になります。

 

これを具体的に言えば、

パチンコはボーダーラインを超える釘はなく、ガチガチの鬼締め。

スロットは高設定どころか中間設定すらない、ほぼオール設定1で放置な状態になります。

 

年末年始はどうやっても出ないように回収調整にする

なぜ、ここまでしてスロットはオール1、パチンコは鬼閉めにするかを少し補足します。

 

記事中でも書きましたが、年末年始は1年で1番稼ぎ時のため「目標粗利必達」です。

こんな稼ぎ時に、中途半端に設定2とか使ったらどうなると思いますか?

設定2でも機械割上では回収はできますが、もし上振れで吹いちゃった時に言い訳ができないからです。

社長からは「なぜ1にしなかったんだ!?」と怒られます。

オール設定1にすればそれ以上は下げようがないので、もうこれで確率が甘く入るのは仕方がないです。

 

これはパチンコも同じ考えで、命釘はもちろんのこと寄せ釘やアタッカー周辺釘まで閉めて、どうやっても出ないように調整します。

中途半端な締め方はしません。

万が一、上振れで出てしまっても、後悔することがないように思いっきり締めます。

 

パチンコの釘は、見れば回らないのは分かります。

でもスロットは、外観からは設定が分かりません。

もしかしたら、少しは設定入っているかも・・・と淡い期待をするのはやめて下さい。

パチンコが鬼閉めで回らないのに、スロットを出すと思いますか?

 

パチンコ店にとって年末年始は、絶対に失敗できない稼ぎ時な期間なんです。

年末年始は勝てません・・・。

高設定なんてありません・・・。

 

1月2日はパチンコが1年で1番勝てない日

冒頭で「お正月は1年で1番勝てない日」と言いましたが、そのお正月の中でも1月2日は一番勝てない日です。

つまりこれは365日ある1年間の中で、1月2日が一番パチンコが勝てない日であることを意味します。

 

元旦からパチ屋は回収しますが、元旦は「まあ、年初めの元旦だし…」という店長にも多少の良心があります。※でも締めます。

それに元旦は営業時間が短いので、仮に確率が上振れで甘く入ってもそこまで出ません。

(そのぶん、店長の気持ち的にも余裕があります。)

 

しかし、1月2日からは営業時間は通常通り。

「元旦だし…」という、良心もありません。

大晦日の夜に正月調整で締めますが、さらに元旦の夜に本気度MAXで締めます。

 

僕の店長時代の粗利の自己最高記録は、この1月2日です。

この日は、あり得ないぐらいぶっこ抜きました。

※パチンコ業界用語で、「抜く」は粗利を「抜く」、つまり「利益を上げる」と言う意味です。

 

もう、抜きすぎて明日からお客さん来ないんじゃないかな、と心配になったぐらい。

でも、なぜか次の日も朝から満台になるんですよね~。

こりゃ、儲かるわけです。

 

1月3日もそのまま回収日ですが、お客さんも「もしかして出ない…?」とそろそろ気付き始めます。

お金も底を尽きて来る頃なので、1月2日ほどは抜けません。

個人的に1月2日は、パチ屋の”キング・オブ・ザ・回収DAY”と思っています。

 

【まとめ】年末年始のパチ屋は本当に回収日で出ない

ゴールデンウイークやお盆も回収日ですが、この年末年始、特にお正月の回収はエグイです。

ワンチャンすらありません。

そんなパチ屋の裏側を知ってしまった僕は、アホらしくて年末年始に打ちに行こうとは微塵(みじん)も思いません。

 

パチンコなんか少し打てば分かりますが、全然回りません。

保留ランプが1つもつかないことはザラですし、ひどい時には「打っているのにデモ画面(笑)」ということもあります。

こんなパチンコを打って面白いですか?

パチンコは、回ってこそ楽しいはずです。

 

スロットはメダルを入れてレバーを叩けば、とりあえずリールは回ります。

でも、設定1なので当たりません。

 

こんな状態では、お金と時間を浪費しているただの「作業」と同じです。

年末年始のパチ屋は、本当に回収日で出ません。

せめてお正月ぐらいは、打ちに行くのをやめませんか?