日本がガソリンや石油を輸出?世間が知らない理由を考える

2017年4月2日

日本がガソリンや軽油を輸出しているって、ご存知でしたか?

 

日本は原油を輸入して、そこからガソリンや軽油、灯油、重油を精製します。

これらは、それぞれ一定割合で精製されるので連産品と言います。

例えば、ガソリンだけを精製することはできないのです。

 

従って余剰分は輸出されるわけです。

 

ここで疑問に思いました。

「余剰分は国内で使わないの?」

 

余剰分を国内へ供給すると、需要と供給のバランスが崩れ、価格の低下を招きます。

それに輸出のほうが、高く売れるからです。

韓国なんかは、日本からガソリンを輸入しているぐらいですからね。

 

このように、日本がガソリンや軽油を輸出しているとは、私は知りませんでした。

周りの人にも聞いてみましたが、やはり知らなかったという声が返ってきます。

 

なぜ、私たちは知らなかったのでしょう?

今回は、ここを掘り下げて私の主観で書きたいと思います。

 

ガソリンの輸出を知らなかったのは、恐らくマスコミの「都合」ではないかと思うのです。

今でこそインターネットが普及していますが、こうなる前までは主にテレビや新聞、雑誌から情報を得ていました。

つまりこれらが輸出の事実を報道しなければ、私たちはまず知ることができないのです。

 

では、なぜ記事にしないのでしょうか?

 

それは、スポンサーとの関係が原因ではないかと私は思います。

 

テレビのCMで、ガソリンスタンドのCMをよく見ます。

新聞、雑誌でも見かけることがあります。

 

もし、日本国民全員が「ガソリンや軽油が余っているので輸出している」ということ知ったらどうなるでしょう?

恐らく、「輸出ではなく、国内に供給して欲しい」という、世論が起こると思います。

国内に供給すれば当然価格が下がりますから、消費者には歓迎です。

しかし価格が下がるのは、石油元売りにとってはマイナスです。

かと言って、世論を敵には回したくはありません。

 

これらから推測すると、石油元売りにとってガソリンなどを輸出していることを、世間に知られたくはないのではないか?と思うのです。

つまり、このようなスポンサーの思惑をくみ取ってテレビなどのマスメディアは、輸出という話題に意識的に触れないようにしていると私は思います。

 

マスメディアが触れなければ、私たちはなかなか情報を得ることができません。

 

以上が私の推測です。

いかがでしょうか?皆さんはどう思いますか?

 

もうひとつ、事例を挙げてみます。

 

昨今、たばこの煙が猛パッシングされています。

オリンピックに向けて分煙化が進められています。

タバコ=有害である、はほとんどの人の共通の認識です。

 

ニュースなどでも、よく目にしますね。

 

しかし、タバコと同等かそれ以上有害な車の排気ガス。

テレビなどでパッシングされているのを見たことがありますか?

「排ガスは環境汚染だ、人体に悪影響だ、車には乗るな」

というコメンテーターを見たことがありますか?

ありませんよね。

 

マスメディアにとって、自動車メーカーや石油会社は、大事なスポンサーです。

排気ガスを非難する内容を発信→車のイメージダウン→車の売り上げダウン→ガソリンの消費ダウン、となるからです。

 

大型連休になると渋滞〇km!、というニュースをよく目にしますが、

本来なら「大気汚染の原因になるので、車での外出は控えましょう」と報道すべきです。

 

マスメディアは、自分のスポンサーにとってマイナスになる様な情報は、意図的に発信を避けます。

 

このような偏見報道に、私たちは惑わされているのです。

 

マスメディアが報じていることは、物事の一側面だという認識を持つことが大切です。

 

現在は、インターネットが発達しています。

そして、様々な情報が溢れています。

私たちは、何が真実かをそこから見つけ出すことが重要ではないでしょうか。




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Posted by ちたま