覆面パトカーの車種や特徴の見分け方は?高速での対策方法って?

皆さん、安全運転してますか?いつも交通ルールを守っている人には、この記事は関係ないかもしれません。

僕は仕事柄よく高速道路を走るのですが、やはり気を付けなければいけないのが事故と取り締まり(笑)。

オービスは場所を覚えたり、警告板をよく見ていればまず大丈夫です。20km/h超過ぐらいでは、よほど映らないって聞くし。

それより不意打ちでやられるのが、覆面パトカーによるスピードの取り締まり。実際、僕も何回か追いかけられたこともあるし、目の前の車が捕まったのを目撃したこともあります。

と言うわけで僕の実体験を元に、高速道路での覆面パトカーの対策方法などを書いてみます。

 



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覆面パトカーの車種や特徴の見分け方

一応説明しておきます。覆面パトカーとは、パッと見、パトカー(警察車両)と分からないパトカーです。覆面パトカーって聞くと高速道路でのスピードの取り締まりばかりをイメージしますが、エスティマなどの捜査車両の覆面パトカーもあります。

今回は、交通の取り締まりの覆面パトカーについてです。

 

車種

高速道路での取り締まりの覆面パトカーは、圧倒的に「セダン」が多いです。もうセダンって言葉が死語ですね。クーペとかも最近聞かないなぁ。若い人は多分知らないでしょ?

セダンとは簡単に言えば、ボンネットがあってドアは4枚で、トランクルームが後ろに別にある3BOX形状の車です。ええ、そうです。早い話がオッチャン車です。

車のイラストを書く時は、いまだにセダンが多いですよね。今の子供って「車の絵を書いて」って言ったら、どんな形の車を書くんでしょう?ミニバン?ハッチバック?

そのセダンの中で具体的な車種は・・・トヨタの「クラウン」!名言にもある「いつかはクラウン」。でも覆面のクラウンは嫌だ。(*´Д`)  

僕が見た中でもクラウンは圧倒的に数が多いです。もう高速でクラウン見かけると、体が勝手に拒否反応するぐらいですから。型式で言えば俗に言う「ゼロクラウン」ですね。白黒パトカーにも多く採用されているアノ車種です。覚えて下さい。

他に見かけるのは、これまたトヨタの「マークX」です。そう言えば僕が免許取ったころは、前身のマークⅡが流行ってましたね~。マークⅡ、チェイサー、クレスタ・・・マークⅡ3兄弟です。だんご3兄弟じゃないよ。

日産車で言えば、やはり「スカイライン」ですね。GT-Rの覆面もありますが、まあ普通のセダンタイプが主流と思って良さそうです。また「ティアナ」も稀に見かけますね。

クラウンはやはり人気がありますが、それ以外のセダンは今はタマ数自体が少ないので、一般車でもそんなに見かけないですね。

マイナーな車種では、スバルのレガシー。レガシーがマイナーと言ってませんよ。個人的には好きな車のひとつです。

で、覆面で忘れてはいけないのが、スズキの「キザシ」。初耳ですよね、この車名。知っている人は相当なスズキファンです。

このキザシ、一般販売台数がメチャ少ないんです。確か2012年度は150台ぐらいだった気が・・・。にも関わらず警察車両で900台も導入!と言うことは・・・キザシ=ほぼ覆面となるわけです。

でも安心して下さい。たぶん街中走っていても気が付きません(笑)。僕はかなりの車好きですが、いまだにキザシを見たことがありません。というか多分見てるでしょうが、気付いていないだけだと思います。ある意味、街中に溶け込むのがウマイ車種なんですよね。見た目はミニクラウンみたいな感じです。

ニッサンGT-Rやフェラーリ、ランボルギーニ等も同じくレアですが、目立つので印象に残ります。でもキザシは本当に分かりません。影うっす~。見たことありますか?

 

特徴

次に覆面パトカーの特徴です。昔はアンテナが付いてたり8ナンバーだったりしましたが、今はあまりこれは通用しないですね。

警察もすぐにバレないように色々と対策?をしているようです。

 

ナンバープレートとアンテナ

まずほとんどの覆面は3ナンバーの普通乗用車です。パトカーなどの8ナンバーは特殊車両ですね。もうナンバーからは判別が難しいです。

ただ警察には、管轄をまたいで取り締まりをしないという言わば「縄張り」みたいのがあるので、他県ナンバーだったらとりあえず安心?できるかもしれません。ひとつの目安ですよ。

またアンテナもほとんど付いていない印象を受けます。付いていても小さなアンテナで目立ちません。昔みたいにゴッツイやつはもう見ないですね。

 

リアガラス

リアガラスにスモークフィルムを貼ってある場合が多いです。だって透明なままでは、停車を指示する際に表示する「パトカーに続け」という電光掲示板が丸見えでバレちゃいますから。三角表示板やヘルメットなどが置いてあっても、すぐに警察車両って分かります。だから後ろから見えないようにフィルムを貼ってあるんですよね。

こう見ると、後ろ姿(リア)からは一見して覆面パトカーとは分からないと思います。何気なく走っていると簡単に追い越してしまいそうで怖いですよ。(^_^;)

 

ヘルメットと2名乗車

覆面パトカーの隊員はヘルメットを被っています。また取り締まり中は2名で乗車しています。1名だけだったら単に移動しているだけかもしれません。

つまり、すれ違いざまにふと運転席を見ればすぐにわかるはずです。また助手席前には、カーナビみたいなものがごちゃごちゃ付いていたりします。一見して普通の車とは違うなって思いますよ。

 

走行の仕方

覆面パトカーは、高速道路では左車線を法定速度で走行しています。だからその後ろにずらっと列ができるんですね(笑)。みんな抜くに抜けない。

そして違反車両を見かけたら、右車線へ出て追跡するのです。60km/h制限の有料道路やバイパスなどは、ついスピードが出てしまうので注意が必要です。

 

ボディがキレイ

タクシーと同じです。汚かったり凹んだままのパトカーって見たことありますか?僕はないですね。毎日きちんと手入れされてますから、いつもピカピカです。つまりエライ汚かったり、凹んだままだったりする車は覆面ではないと思えます。

またボディカラーは「白・黒・シルバー」が多いです。赤とか黄色の覆面は見たことはないです。そもそも目立ちますからね。

 

ノーマル仕様

一部仕様を変えたりする覆面もありますが、基本ノーマル仕様です。だって覆面が爆音マフラーだったり、シャコタンだったりしたら問題ですよね?そもそも車検通らないかもしれないし、元は税金ですから問題になります。覆面にファッション性はいらないのです。

 

高速での対策方法

次に高速走路を走る際のポイントを書きます。

覆面パトカーを100%見分けることは難しいです。やはりこれはある程度の「経験」や「カン」もあると思います。

僕なんか「あれ、このクラウン嫌だな~」って直感が働くぐらい敏感ですから。苦い経験があるので(笑)。

以下に僕なりの気にするポイントをまとめてみました。

 

車種

とりあえず、ゼロクラウンは要注意しましょう。高速では「クラウンを見たら覆面と思え」という格言があるぐらいです(笑)。

かといって、クラウンばかりに気を取られると他の車種がノーマークになってしまいます。ミドルクラスのセダンは全般的に注意しましょう。セルシオとかは大丈夫ですよ。

セダン自体があまり見かけなくなってきましたので、少し意識すれば注意できると思います。

 ゼロクラウン

 

高速での走行の仕方

左車線が混んでいるのに、右車線がガラ空きで「ラッキー!」と言ってゴボウ抜きするのは、無知というか自殺行為です。

なぜ右車線がガラ空きなのか?を考えて下さい。そういうケースでは、左車線の集団に覆面が紛れている可能性があります。僕はこのケースで追尾されました。

左車線は8台ぐらい連なって法定速度、そして右車線はガラガラ。それを追い越したらマークXが後ろから・・・

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

もし追い越すなら、追い越しざまにその車の運転席をチラ見して下さい。ヘルメットを被っていたらビンゴです。追突されないように気を付けて減速しましょう。

かと言って、追い越す車すべてをチラ見するのは安全上問題があります。チラ見ができなかった場合は、追い越した後にミラーで後方を確認して下さい。覆面なら右車線に出てきて追跡して来ます。

今までノロノロ左を走っていた車が、追い越した途端に右に出てきたら不自然でしょ?・・・経験者は語る。

( ̄^ ̄) エッヘン

また覆面は、常に流して走っているとは限りません。高速道路のPAやSAの出口付近で待機していて、違反車を見つけたらそこから追跡してくるケースもあります。白バイが、バイパスなどの合流地点で隠れているのと同じような感じですね。だからPAやSAを通過する時は、そこから本線に合流してくる車に気を配りましょう。

 

覆面パトカーの車種や特徴の見分け方は?高速での対策方法のまとめ

やはり高速のスピード違反で捕まった人の大半は、「不意打ち」を喰らった感じになります。まさか、と。

ここに書いてあることだけでは100%覆面を見分けられないし、違反すればもちろん捕まることもあります。警察官もプロですからね。

でも重要なのは、「もしかしたら・・・」という意識を持つことです。

そうすれば周りの車種に目が行ったり、交通の流れを読んだり、ミラーで後方を確認したりします。

全く無意識だと、「停止を求められて初めて気が付いた」になり兼ねません。追跡されていたことすら気付かないのです。

キョロキョロしていたら危ないですが、周りに気を配れば覆面だけでなく他の危険も察知できます。

フラフラ走行している車を追い抜き様にチラ見したら、スマホ運転していた。

同じく目をこすっていた(居眠り)。

弁当を食べていた(やめてくれ)。

こういう車からは離れて走行したほうがいいです。追突されたり巻き添え事故喰らっては堪りません。

自分の身と免許は自分で守りましょう。

 

追伸

最後に僕が追われたケースを簡単に書きます。

制限速度60km/hの片側2車線の有料道路です。新しい道路で交通量も少なく、100km/h以上で飛ばす車もザラにいます。

状況は・・・

右車線ガラガラ、なのに左車線で7~8台ゆっくりと連なって走行。この時点で追い越すのを躊躇しましたが、クラウンはいなかったので右を80km/hぐらいで追い越して行きました。

マークXが集団の真ん中に。チラ見したら白いものが一瞬見えた気が・・・。気のせい??

追い越してもそのまま右車線で走行、トンネルへ。

まさか、と思いつつも後方をサイドミラーで確認。集団の中から1台の車が右へ出てくるのがヘッドライトで分かりました。

この時点でも「まさかな」と。もう一度ミラーで確認してもまだその車は後方に。

5秒後ぐらいしたのち、気になりもう一度ミラーで確認・・・!!!!!!

すぐ真後ろで赤色灯回ってる!!!!!屋根上ではなく、フォグの間です。ナンバープレートの左右辺りです。

思わず急ブレーキ踏んでしまい、慌てて左車線へ。

その車(マークX)は、助手席の隊員がこちらを睨みながら通過して行きました。追い抜き様に一瞬チラ見で見えた白いものは、ヘルメットだったのです。

 

まさか、と思いつつも気になり後方を確認したことが早期発見?につながりました。病気みたいだな~。

でもこの「もしかしたら」という意識が全くなかったら、そのままお縄だったでしょう。

 

と言うわけで、全ての覆面を見破るのは難しいですが「覆面かも・・・?」と頭の片隅に思いつつ安全運転を心がければ、捕獲されることはないと思いますよ。