小宮山工介選手が肘で窓ガラスを割ったけど素人でもできるの?

 

先日こんなニュースがありましたね。

 

12日午後0時5分ごろ、徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦の県道で、同市の会社員男性(51)運転のトラックと、対向してきた同県板野町の会社員男性(25)運転の乗用車が正面衝突し、火が燃え広がった。

 鳴門署によると、車で通りかかった格闘技「K―1」の選手の小宮山工介さん(30)が、炎が迫る中、ドアが開かなくなったトラックの窓ガラスをひじ打ちで割るなどし、周囲と協力して2人を救出した。署によると、乗用車の男性が足を骨折し、トラックの男性は胸を強く打った。小宮山さんもひじを負傷した。

引用元:YAHOO!JAPAN ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170712-00000092-asahi-soci

 

すごいです、小宮山工介選手!勇気ある行動です。

僕には多分マネできません。119番通報するのが精一杯です。

車両が炎上したのにも関わらず死者が出なかったのは、本当に不幸中の幸いと小宮山選手のおかげです。

 

ところで小宮山選手。すみません、初めて名前を聞きました。多分、K-1ファン以外の人は僕と同じだと思います。

覚えることも兼ねて、このブログに書きます。

 

僕は初めこのニュースを読んで「さすが格闘家!」って思いました。

ガラスを肘で割っちゃうんですからね。エルボーですよ、エルボー。三沢です。

 

しかし、よくよく考えてみたら

「車の窓ガラスってそんなに簡単に肘で割れるの?」

という素朴な疑問が生まれました。

もしも同じ場面に自分が遭遇したら、素人でも肘で割れるのか僕なりに考えてみます。

 



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車の窓ガラス

車の窓ガラスは安全性を考えて造られています。

フロントガラスは「合わせガラス」と言って、割れても飛び散ってケガをしないような構造になっています。

割れるといってもヒビが入るだけで、粉々にはなりません。

テレビで事故車両の映像を見たことありますよね?あんな感じです。

これは運転手などが事故の際に、フロントガラスを突き破って車外へ投げ出されるのを防ぐためです。

 

よく映画でフロントガラスに銃弾が当たって、真っ白な粉々になるシーンがありますが、あれではダメなのです。ケガしちゃいますからね。

今の車はもっと頑丈にできていますので、素手などで割るのはほぼ不可能です。

たぶん小宮山選手でも肘が負けたと思います。

 

その他のサイドやリアガラスは、「圧縮ガラス」と言う強化ガラスでできています。

小宮山選手がエルボーしたのはこのガラスですね。

特徴としては、強化ガラスなのでもちろん頑丈です。

しかし、フロントガラスと違って事故の際は脱出できないと困りますので、コツをつかめば簡単に割れます。

 

ある1点に集中して力を入れば、あっさり割れてしまうのです。

僕は仕事で何枚かリアガラスを割ったことがありますが、マイナスドライバー1本で余裕で割れます。

※「それ、どんな仕事よ?」っていうツッコミはご勘弁を。

ちょっとコツがありまして、と言ってもガラスの中央部分をコツコツやるだけなんですが・・・。

初めは

「あれ?硬いな~」

と思いますが、割れる時は全面が一気に割れます。

ガラスのコップなどは、「破片」となって割れますよね?ケガしちゃいます。

しかし、自動車のガラスは淵の接着してある部分を除き一気に全面が割れるのです。

これははじめて割った時は驚きましたよ。そんなに力は入れてないのですが、コツコツやるだけでパシッっと行きます。

 

ここでのポイントは、「1点に力を集中すると割れる」ということです。

このリアガラスの上に、人が乗ってトランポリンのように跳ねても割れません。

Σ(゚д゚;) ヌオォ!?

ドライバーのように先がとがったもので、力を1点に集中するのがコツみたいです。

 

肘で割れるのか?

「割れるのか?」と言われても、小宮山選手は割りました。

(*´Д`)  

肘は「1点集中」ではなさそうな気がしますが、力があったのか体重を掛けたのか、それともやはり格闘家なので当てるのがうまいのか。

ただテレビの小宮山選手の負傷の状況からみると、肘先のとがったところではなく、「腕の側面」で当てたように思えます。

割った車もトラックなので、ガラス位置も若干高めで飛びかかったのかな、と。もちろん無我夢中だったと思います。

小宮山選手ほどの格闘家なら、自動車のサイドガラスぐらいなら簡単に割れるということでしょうね。

次はフロントガラスに・・・。やめておきます。

 

では素人が肘で割れるのか?について考えてみたいと思います。

ちょっと気になりませんか?いざ!と言う時に自分でも割れるのか?

 

ネットで調べてみたところ、「拳(グーパンチ)で割った」というか「カッとなって殴ったら割れた」という書き込みは結構あります。

特別な格闘技経験者でなくとも、意外と割れるようです。あ、じゃモヤシっ子の僕でも割れるんだ。

( ̄▽ ̄)V いえーい!

 

でも僕たち素人が「割れない、無理だろう」と思ってしまうのは、先入観があるからじゃないですかね?ここがプロとの違いかもしれません。

「ケガをする恐怖心」や「硬いから絶対にムリ」というような先入観。

もちろん「割ったら修理代どうしよ!?」っていう恐怖心もありますよ。

(*´Д`)  

 

だから臆することなく、グーで突き破るつもりで殴れば割れるってことです!たぶん。

 

小宮山工介選手のように肘で窓ガラスを割れるのか?のまとめ

自動車のフロントガラスは合わせガラスのため、粉々になるような割れ方はしません。

しかしリアやサイドガラスは、コツされつかめば簡単に割ることができます。

ドライバーなどで1点に集中して力を加えるのがコツです。

もちろん素人でも力任せに殴れば割れてしまいます。

ともあれ、危険をかえりみず救助をした小宮山選手の行動は素晴らしいと思います。

 

追伸

ニュースの映像を見た感想です。

正面衝突をして即死しなかったのは、運が良かったからなのでしょうか?

片方がトラックであることと、乗用車の方もボンネットがあるセダンだから助かったのかもしれません。

トラックはフレームが頑丈で、また車体が高いので体が直接ダメージを受けにくいです。ただ足は挟まれやすいですが。

乗用車もボンネットが「クッション替わり」になったのが良かったのでしょう。

軽自動車やコンパクトカーだったら、ぶつかった時点で即死の可能性もあったと思います。

 

しかもだってコレ、オフセット衝突してますよね?

ピッタリと正面衝突ではなく、それぞれ半分ずつの正面衝突です。しかも運転席側半分。

つまり衝突エネルギーが、運転席側半分にすべて集中するわけです。一番危ないぶつかり方ですね。

よく助かったな~と思いました。

 

さらに炎上したのにも関わらず、小宮山選手の救助。

まさに、九死に一生の事故といっても過言ではありません。

 

それはさておき、乗用車の方はR33スカイライン?っぽいですね。25歳の運転手の方です。

後ろドアのドアノブが確認できましたので、4ドアセダンですね。

R33は限定モデルで4ドアGT-Rもありますが、一般的にはGTSと思っていいでしょう。

 

左カーブの所でぶつかっていますので、おそらくスカイラインが曲がりきれずにセンターラインをはみ出したのでしょう。

スピードの出し過ぎじゃないですか?

皆さん、どうぞ安全運転を。

 

事故車両が「R33スカイラインじゃない!」って言う方は、コメント欄にご指摘お願いします。

写真はR32ですよ?

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Posted by ちたま