1年前の古いお米って臭いがするけど食べられる?賞味期限や炊き方について調べてみた
先日、押入れを整理していたら1年前の古いお米が出てきました。
しかも10kg。
以前、安売りで2袋買ったのを一つ忘れていたのです。
給料前で生活苦な時だったので、「おお!ラッキー!」と喜びましたよ。
で、早速開封して米びつへ。
「・・・なにか違う」
「臭い?」
そう、日本を代表する秋田県産「あきたこまち」が臭うのです。
クサくはないですが、あのお米独特のニオイがきつくなったというか・・・。
「え?腐ってる?米って腐るの?賞味期限?消費期限は?」
調べてみようと思いましたが、今回はもう先に炊いて食べてみました。
Contents
1年前の米はマズくて食べられなかった…
イキナリ実食です。
農家のみな様、すみません。
今回、1年前に精米した「あきたこまち」はマズかったです。
ゴメンナサイ、ダメでした。
順に経過を説明します。
まず先ほども書きましたように、米びつに移す時点で不快なニオイがします。
よ~く見ましたが、虫などの発生はなさそうです。
次に5合のお米を研いでみました。
う~ん、何かがいつもと違う。
・・・手触りが少し違いますね。
いつもは米1粒1粒の感触があるのですが、今回の1年前の古米は、明らかに「べちょ」っとした感じがします。
これも、古くて傷んでいるからなのでしょうか?
そして研ぐわけですが、水道から勢いよく水を釜に入れるとやたらと泡立ちます。
普段も泡立ちますが、今回はもう「洗剤でも入ってるんじゃね?」っていうぐらい泡立ちます。
研ぐ回数も普段は5~6回なのに、今回はすでに15回ぐらい水を捨てています。
手が疲れてきましたよ。(*´Д`)
もう、いつまで経っても水が濁って白いままなので、本当に洗剤で洗ってやろうかと途中で本気で思いました。
ただ「研ぎ汁」はいつも通り白色でしたけどね。
これが黒色だとカビでやばいです。
10万円の炊飯器で炊いても1年前の古米はマズくて食べられなかった
買ったばかりのパナソニック製「定価10万円の炊飯器」で炊いてみました。
ちなみに、やはり高い炊飯器はご飯がうまいですよ。
買ってヨカッタ。
さて、この高級炊飯器で1年前の古いお米を炊いたら、果たして味はどうなんでしょうか…?
待つこと50分少々。
1年前の古米でも、10万円の炊飯器にかかれば大変身!という期待を込めていざ実食!
「・・・マズイ!」
ダメです。
これは、僕の正直な感想です。
食べられません。ゴメンナサイ。
お米の味がしないというか、そもそも味自体がないと言うか…。
お米の袋を開封した時の初めのニオイが、そのまま味になっているような感じです。
食感も、タイ米よりパサパサしてるし。
水多めに入れたのになぁ。
古くなると、お米が水を吸うことができないのでしょうか?
いかに普段、自分が美味しい白米を食べているか痛感しました。
お米は生鮮食品なので賞味期限や消費期限はない
お米っていつまでも品質が変わらずに、おいしく食べられるわけではないんですね。
味が変わらず、腐らない(?)ものかと思っていました。
・賞味期限は「おいしく食べられる期限」
・消費期限は「過ぎたらヤバいよ、責任取らないよ」的な期限
です。
お米は生鮮食材なので、これらの表示義務がないのですね。
「・・・え?生鮮食材?」
そうなんです。
お米は暑さや寒さに弱く、意外と傷みやすいのです。
保管状況や季節によって違いますが、通常は長くても2~3か月ぐらいで食べきってしまった方が良いみたいですね。
お米をおいしく食べられる期限は3週間~1か月ほど
お米がおいしく食べられる実質的な賞味期限は、精米してどれぐらい経っているか?がポイントです。
季節によってその賞味期限が変わり、冬だと1か月ぐらいがおいしく食べられる期限。
梅雨など夏の季節だと、おおよそ3週間ぐらいまでが賞味期限です。
冷蔵庫に入れるのも、長持ちさせる一つの方法です。(温度差をなくすため)
2Lのペットボトルに分けて、入れてもいいですね。
尚、シンクの下は湿度が高いのでやめた方がいいですよ。
1年前や2年前のお米も「古米」としてありますが、やはり確実に味は落ちます。
とうとうこれだけになってしまいました! ラスト4キログラムの古古古古米(2010年産コシヒカリ)
味は旨くないけど 放射能ゼロよ! pic.twitter.com/3OzUSFugSm— みん.みん 亀吉じいちゃんに守られて… (@adsl19730414) September 21, 2014
↑古古古古米??
書き間違いかと思ったら、ウィキペディアにこう説明がありました。
新米と古米(しんまいとこまい)は、その年に収穫された米と、前年に収穫された米。
同様に、前々年に収穫された米を古古米・古々米(ここまい)、以下同様に、古古古米・古々々米(こここまい)、古古古古米・古々々々米(ここここまい)と、古(こ)を収穫した年から現在までの年数分呼ぶ。
引用元:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%B1%B3%E3%81%A8%E5%8F%A4%E7%B1%B3
「今、”こ”って何回言った?」
って言う会話が聞こえてきそうです(笑)。
1年前の古いお米を工夫して炊く方法
そんな古米ですが、ひと工夫するだけで味が復活します。
ネットで見ると、みなさん色んな工夫をしているようです。
ザっと調べて書いてあったものを書き出しますので、できるものから試してみてはどうですか?
・みりんを入れる
・サラダ油を入れる
・はちみつを入れる
・水に長時間浸す
・もう一度精米しなおす
・100回ほど研ぐ
・チャーハンにする
・新米と混ぜて炊く、などなど。
古米は炊き方工夫しないと不味いよね。
うちは父親が嫌がるから滅多に古米使わないけど
使わざるを得ない時は
洗ってから水張って、酒、昆布入れて冷蔵庫で冷やして米に水吸わせてから昆布ごと炊いてる。— ぱってゅん@白衣の狂戦士 (@bonheur007) February 8, 2020
新潟県民だから米の豆知識教えるわ
古米の炊き方
水をある程度まで入れたら料理酒とみりんを同量入れて炊くといいよ
例:2合なら、水1.7辺りまで入れて、酒みりんを250くらいずつ入れる。2合の線を超えるが、古米のパサパサ感をかき消すにはちょうどいい— 烏天風汰@ぬわつか (@uten_futa) July 26, 2013
考える所有りまして、三年前の米を食べています。玄米で常温保存していますが、カビ、虫はここまで皆無です。柿渋米袋を使っています。効果は素晴らしいと思います。古い米ですので味は落ちましたが、十分な浸水、鍋で直炊きなど炊き方も勉強し、それなりに美味しく頂いています。
— takaochan (@sakimae) October 12, 2014
まあ、要するに「そのままではマズくて食ってらんない!」ってことですね。
本当にこれは農家の方に申し訳ないんですが、いつもおいしい新米を頂いているので、1年前の古いお米はチョット…ですね。
古いお米には虫やカビが発生するので注意する
話が前後しますが、古米に虫がいないかまずチェックします。
中には米粒の中に卵を産む虫もいるので、見た目では分からないことがあります。
いやだな~これは。
コクゾウムシとは?
米を食い散らかす、小さいカブトムシみたいなクソ虫だ!!
米を研ぐ時に浮かんできたり米の中に卵を産みつけたりするのでマジで絶滅してほしい。
ちなみに体内に入れても害はない。滅びろ。— n久保 (@n_kubo_n) August 28, 2020
次にカビ。
カビは黒とは限りません。茶色や赤色のカビもあります。
色がついていたら、食べるのを止めておいた方が無難です。
穀物に生えるカビは、毒性が高いと言われていますので注意が必要です。
研ぎ汁が「白」意外だったら止めておきましょう。
白米って気をつけないとカビる。
実家からいつも10kgぐらいでお米を貰うんだけど、消費が遅いから湿気の多いこの時期は終盤のお米から酸っぱい匂いがするんだ。
米を研ぐと色も黒っぽい汁も出るしあまり良くない。今年は予めペットボトルに入れて冷蔵庫で保管してたから大丈夫。 pic.twitter.com/Dn2nr4MFKx
— くそ雑魚ギタリスト慎二@Junk d’Arc/onyxxx (@shinjiDOS) August 27, 2020
いつも新米なので、こんなこと気にしたことなかったです。
ちょっと勉強になりました。
と同時に、日本人は本当に食べ物に恵まれているなって思いました。
食べ物を粗末にしてはいけません。
食品廃棄が問題になっていますよね。
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