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※ネタバレがあります。あらかじめご了承ください。
ううっ・・・( ノД`)シクシク…
「ツバキ文具店」最終話の鳩子からカシ子への手紙に感動して、いまだに涙が止まりません。
どの手紙も印象深かったですが、やはり最後の手紙はジ~ンときますね。
そんなツバキ文具店ですが、続編はご存知ですよね?「ツバキ文具店 キラキラ共和国」です。
是非ドラマ化して欲しい、気になる「キラキラ共和国」の舞台背景を調べてみました。鎌倉っていいですね~、一度は行ってみたいです。
鳩子のバージンロード
ぽっぽちゃん、守景さん、ご結婚おめでとうございます。はーたんと新しい3人家族ですね。
新たな物語は「あれから」1年も経たない頃から始まります。前作からそのままの流れなので、すごいストーリーの展開が楽しみなんですよ。NHKさん、必ずドラマ化お願いします。
今回は、その新しい家族3人が歩く「鳩子のバージンロード」と表現される「段葛」について調べました。
段葛
鶴岡八幡宮の参道にある、車道より一段高い歩道のことです。現在は約500mあります。
まず読み方ですが、「だんかずら」と読みます。「かずら」はつる草の総称のことです。別名クズ。
・・・だめだ、意味が分かりません。(*´Д`)
じゃ、葛石(かずらいし)って知ってますか?
葛石は、神社やお寺の建物の壇の端っこにある、「長方形の石」のことを言います。
この葛石を積み上げて造られたので、「段葛」と呼ぶんです。分かりましたか?
その段葛ですが、ちょっと面白いエピソードがあるので紹介しますね。
源頼朝
段葛を造ったのは、あの有名な「源頼朝」(みなもとの よりとも)です。鎌倉幕府を開いたスンゴイ人ですね。
「1192(いいくに)つくろう鎌倉幕府」は、歴史が苦手な僕でも知ってます。そうか~!ツバキ文具店の舞台の鎌倉って、鎌倉幕府の鎌倉なんだ~って、今ごろ気付きました。いや、本当に。
頼朝と言えば、平氏との戦いをまず思い浮かべます。そして「征夷大将軍」。
「将軍さま!」は北朝鮮のアノ人。
「誠意大将軍」は梅宮アンナの元カレ。最近見ないですね~何やってるんだろ?
また奥さんは、これまた有名な北条政子。「尼将軍」「女将軍」で有名な彼女です。将軍と言えば・・・やめときます。
で、ですよ。頼朝が妻の政子の懐妊を期に「安産祈願」として造ったものが「段葛」なんです。現在は500mほどの長さですが、当時はもっと長かったのですよ。
安産祈願でこれだけのスケールのものを造るなんて、さっすが 誠意 征夷大将軍!やることが違いますね。頼朝の政子への愛情の深さがうかがえます。
もう今から800年も前の話になるんですよね。ここに幕府があったと思うと、なんか歴史を感じちゃいます。
そして鳩子は、この段葛の歩道をバージンロードと見立てて3人で歩いたわけですね。ある意味、頼朝が造ったバージンロードですから、これは女性にとって最高の舞台ではないでしょうか。本当に結婚式とかで貸切できたらいいのにね。
もう、多部未華子さん演じる鳩子が歩くシーンが思い浮かびます。
こうして歴史背景を感じながら物語を読むと、何か感慨深いというか作者の糸井さんの思いが感じられますよね。
遠近法
歴史に続き美術も「丸出だめ男」な僕ですが、遠近法って描くだけの技術だけじゃないのですね。建造物でも遠近法って初めて知りました。
そうなんですよ、この段葛は遠近法で造られています。と言われても、意味が分かりませんよね?
でも写真を見てナットク!頼朝スゲーよ!

鳥居から鶴岡八幡宮へ歩いていくと、歩道の幅がだんだんと狭くなっていくのです。又、歩道両脇にある「土手」もだんだんと高さが低くなっていきます。
こうすることによって鳥居側から鶴岡八幡宮へ段葛を見ると、遠近法によりものすごく遠く長~く見えます。これは一見の価値アリ、僕はぜひ実物を見てみたいと思いました。
また段葛は「桜の名所」でも有名なんです。一度、春に桜を眺めながら散歩してみたいですね。
平成の大改修
そんな段葛も近年はひび割れなどが目立ってきたため、「平成の大改修」を行いました。
それが完了したのが平成28年3月。頼朝のころから見れば、まだつい先日のことです。
竣工式にはあの「中村吉右衛門さん」による通り初めが行われました。中村吉右衛門さんと言えば、ご存知「鬼平犯科帳」の人ですね。人呼んで「鬼の平蔵」。
僕は時代劇は見ないですが、唯一この番組だけは好きなんですよ。ジャカジャ~ン!中村吉右衛門さんが馬に乗って段葛を疾走したのでしょうか(笑)
ただ、鳩子も言うようにコンクリートで覆ってしまった分、「ふつうの歩道」になってしまったのかもしれません。桜も植え替えてしまい本数も減ってしまいました。安全のためとは言え、ちょっと寂しいですね。
まとめ
今回は、キラキラ共和国の物語が始まる「段葛」という場所に注目してみました。
何も気にしなければ「桜で有名な歩道」で終わってしまいますが、そこは鎌倉。少し調べるだけでいろんな歴史がありますね。
物語の方も、今までひとりぼっちだった鳩子に「家族」ができたわけですから、そりゃ続きが気になって仕方ありません。
幸せなシーンから始まるので心が温まります。僕なんか、もう頭の中で勝手に「ドラマ化」されています(笑)
みなさんもぜひ「ツバキ文具店」の続編「キラキラ共和国」読んでみて下さいね。
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前作の感想などもコメント欄にお願いします。
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