ブラックラグーンのロベルタのその後は?結末は死亡・結婚や正体を考察 

2023年10月24日

南米の一部に影響を持つ資産家グループ、南米の13家族の中で最も低迷しているラブレス家の唯一のメイドである「ロベルタ」に焦点を当てて、今回は説明します。

彼女はベネズエラ出身で、白い肌にアイスブルーの瞳と黒い長髪が特徴です。

外見的には常にメイドの服装を身に着け、ロザリオのネックレス、丸いメガネ、そして三つ編みのおさげが特徴です。

 

彼女は礼儀正しい言葉遣いで、チンピラたちに接する紳士的な女性。

見た目とは異なり、彼女は主人を保護するために銃器を扱い、高い戦闘能力を持っています。

ラグーン商会のメンバーであるベニーによれば、彼女は「地球で最も恐ろしい女性の上位3人」に数えられます(残り2人はレヴィとバラライカ)。

 

BLACK LAGOONの中では、ロベルタはレヴィなどとは異なり、拠点をロアナプラに持たないため登場頻度は高くありません。

しかし印象的な戦闘シーンやキャラクター性で、彼女は多くの印象を残します。

ここではロベルタの過去、正体、および戦闘スタイルについて説明します。



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ブラックラグーンのロベルタのその後は?結末は死亡?

BLACK LAGOONの長編ストーリーのひとつに、ロベルタの「復讐編」があります。

この物語ではアメリカの特殊部隊によって政治的な動機からディエゴが殺されたことを受け、ロベルタは復讐のためにラブレス家を離れ、ディエゴの仇を討つために特殊部隊を追いかけます。

ロベルタのその後

ロベルタはアメリカ政府関係者を拷問し、グレイフォックスという特殊部隊がディエゴの暗殺に関与していることを突き止め、さらに彼らの次の行動地がロアナプラであることも把握します。

彼女は精神安定剤のタウリンを過剰に摂取しており、かつてのゲリラ兵時代に殺した日本人技術者の幻影に苦しんでいます。

 

一方でガルシアはロベルタを連れ戻すためにメイドのファビオラとともにロアナプラに到着し、ロックの協力を仰ぎます。

ロックはレヴィと他の仲間たちとともにロベルタを追跡しますが、薬物の影響と復讐心から、ゲリラ時代の殺人者としての側面が再び現れてしまいます。

グレイフォックスを追う途中、ガルシアとロベルタは再び出会いますが、ロベルタは薬物の影響で正気を失い、ガルシアを襲撃しようとします。

ロックはガルシアに同情し、それにもかかわらず、ガルシアとファビオラはロベルタを連れ戻すと誓い合います。

ロックはロアナプラを去らせ、ロベルタに復讐をやめさせ、ガルシアに連れ戻すという計画を進めていますが、彼の裏の思惑が徐々に明らかになり、物語は緊迫の展開を迎えます。

ロベルタとガルシアの再会

各キャラクターの計画が交錯し、物語は黄金の三角地帯でロベルタとの最終決戦に向かいます。

ロックの策略によりガルシアとロベルタは再会し、ロベルタは正気に戻り2人は感情を分かち合います。

ガルシアはグレイフォックスのリーダーを訴え、復讐の連鎖を終結させます。

 

アニメ版の結末ではロベルタは車椅子に

原作ではロベルタは無傷で生き残り、穏やかな生活を送りますが、アニメ版では彼女は左腕、右足、右手の人差し指と中指を失い、車椅子で生活する運命となりました。

作者はロベルタ達が本編に再登場することはないと発言していますが、おまけ漫画などで再び登場する可能性もあるようです。

 

ロベルタの正体は?

メイドだが正体は国際指名手配犯

まずロベルタの簡単なプロフィールを紹介します。

彼女の本名はロザリタ・チスネロスです。

彼女は中南米のラブレス家に仕えるメイドで、ラブレス家で唯一直接奉仕している人物です。

同時に農園などで働く他のメイドや使用人たちを指導するメイド長でもあります。

彼女は南米13家族の一つであるラブレス家の嫡男、ガルシア・フェルナンド・ラブレスの介護を担当しています。

ガルシアによれば、料理や洗濯などの家事はできないが、自分の世話を良く見てくれると言われています。

 

しかし、彼女の正体は元々コロンビア革命軍(FARC)の優れたテロリストであり、誘拐、殺人、そして米国大使館爆破の容疑で国際指名手配中の女性です。

彼女は狙った標的を必ず排除することから、「フローレンシアの猟犬」としても知られています。

「第2のカルロス・ザ・ジャッカル」 や「人の皮を被った肉食獣」 とも呼ばれており、FARC司令官の側近を務めた実力派です。

 

ロベルタ初登場は原作漫画1巻から

彼女は単行本1巻で初登場し、カルテルによって誘拐されたガルシアを救出するために、ロアナプラに単独で向かいます。

彼女はメイドの服装のままでロアナプラに到着したため、疑念を抱かれ軽蔑されました。

しかし、旅行かばんに見せかけた防弾装備の軽機関銃とグレネードランチャー、傘にショットガンを隠し持ちマフィアを追い払います。

手榴弾を服の中に仕込んでイエローフラッグを吹き飛ばし、街中のカーチェイスでは建物に突っ込んでも追いかけ続けるほどです。

ロックからは「ターミネーター」と例えられ、レヴィからは「殺しの腕前は通知表で言えばAA級」と評価されます。

後に町では「メイド」 という言葉が、タブーとなるほどの恐怖をもたらしました。

 

彼女の愛用銃はブラジルのインベルM911です。

コルトガバメントM1911のライセンス生産モデルで、外見上は刻印以外には違いがありません。

コルトガバメントM1911は、1911年から1985年までの長期間、アメリカ軍の制式拳銃として使用されました。

それは第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、そしてベトナム戦争で使用されました。

 

ロベルタの過去はFARCのゲリラ兵

ロベルタは通称「フローレンシアの猟犬」と呼ばれ、その戦闘力は物語中でも際立っています。

過去にはFARC(コロンビア革命軍)でテロリストとして活動し、様々な殺人術を習得しました。

彼女は敵を軽々と屠り、手榴弾の爆風や車からの落下、コンテナへの激突など、通常では考えられないほどの耐久力を持っています。

 

ロベルタの過去に焦点を当ててみましょう。

彼女はかつてFARCの一員で、革命の理念のもとに平和を求めていたゲリラ兵でした。

彼女は「第2のカルロス・ザ・ジャッカル」として知られ、数々のテロ事件を引き起こし、大義のためには女性や子供たちも戦火に巻き込むことを躊躇いませんでした。

しかし、後に彼女は組織の実態を知り、FARCが麻薬カルテルと協力していたことを明らかにします。

絶望した彼女は組織を脱走し、亡き父の親友であるディエゴに保護され、「ロベルタ」という名前で新しい生活を始めます。

彼女は身を隠し、メイドとして働きました。

この新たな生活の中で、彼女は人間らしい感情と価値観を取り戻し、特にラブレス家の人々に強い忠誠心を抱くようになったのです。

 

ロベルタとガルシアが結婚する結末・可能性も

ロックとの現状については、彼らの関係がどうなったか気になりますね。

ガルシアとの結婚についても、ロベルタ復讐編の結末が気になります。

以前述べた通り、ロックは自身の策略を用い、多くの犠牲を払いつつも目的を達成し、ガルシアを救うことに成功しました。

しかし、この過程で人々の命や感情を軽視したことから、ガルシアやファビオラは彼との関係を絶つことを決意します。

特にガルシアはロックとレヴィの自己中心的な態度に怒りを感じ、彼らから距離を置きました。

 

一方でチャンはロックに対して非常に厳しい言葉を投げかけます。

彼はガルシアとロベルタが彼女の過去の罪に向き合うべきであり、まだ救われていないと指摘しました。

このような状況から、ロックとの関係は破綻してしまいます。

しかし帰国後、ロベルタの薬物依存の兆候が緩和され、彼女は穏やかな生活を送るようになりました。

彼女はガルシアの恋人であり、事実婚のような関係を築いています。

ファビオラも含めて、彼らは穏やかに暮らし、再び幸せを見つけたようです。

このような状況から、ガルシアとロベルタが結婚する可能性も考えられます。