パチンコ店長の体験談!規制が緩かった昔は裏物だらけ?

2017年5月8日

おいっす!元店長のだが屋です。最近パチンコの規制が厳しくなってきてますね~。これはホールにとって死活問題ですよ。

大型ホールは残り、弱小ホールはどんどん潰れていく、そんな二極化がさらに進んでいくのではないでしょうか。

 



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パチンコの規制

パチンコに至っては、だいたい「釘はおおむね垂直」って分かりにくい!おおむねって何よ!ヘソなんか釘が垂直だったら、11.75mm~12.00mmぐらいしかないじゃん。そんなんで回るの??

私の時は高価でも、ヘソは12.75mm~13.25mmぐらいで叩いてましたよ。パッと見た目の印象が違いますよね。

その代わり、オマケの入賞口は11.01とかで叩いてましたが。さすがに玉が通らないのはマズイので、玉の直径11.00よりは広くしています(エッヘン!)

あと大当たり出玉は削って、電チューも逃がしてました。高価交換なんでどこかで帳尻合わせないといけないですが、やっぱり回らないパチンコはつまらない!

そもそも今は釘を触ってはいけない!とか。パチコンか!ってツッコミ入れたくなります。パチコン知ってますか?

パチンコの姿したスロット。スロットをパチンコ玉で回す。意味分かりませんよね~。

メーカー出荷の時点で釘が触られている、検定通過後に釘調整している、など言われています。

新台の時なんか、普通にメーカーの営業マンが徹夜で釘叩いてくれてましたけど(笑)「12割でやってねー。スタート65で」とか。

法律上はイカンですが、長年OKだったことを今さら言われてもね~。

ただ風俗営業という許可の上に成り立っている産業なので、公安の方の機嫌を損ねては大変です。すぐに営業停止、最悪営業取り消しになってしまいます。恐ろしや~。

実際、新台入れ替えの時にチェック(検査)しに来るのは、警察署の生活安全課の担当者です。設置された新台や移動した台が、事前に申請した書類番号と相違ないか確認していきます。

でも昔はチェックもザルでしたよ。台の番号チェックも、先頭とケツの台だけ見てオシマイとかですから。

まだチェックに来るだけいいですよ。ヒドイと時間になっても来ないので電話するんです。

 

店長「今日、新台の番号確認検査をお願いしてあるんですが・・・」

担当者「あ、忘れてた。やっといて良いよ」 (笑)  

店長「(オイオイ)」

 

「やっといて良いよ」とは「開店して良いよ」と言うことです。電話で新台検査終わっちゃった・・・。

こうして警察検査なしで、勝手に新台オープンしたことが何度かあります(笑) 昔はこんなんでした。

しかし徐々に規制が厳しくなって、4号機撤去後はちょっと違ってきます。射幸心を煽るな、とかのアレです。

警察も新台検査の時に店内のポップなどをチェックしていきます。過激なイベントをやっていないかどうか。

でも大丈夫です。警察来る時だけはがして、帰ったらまた貼ればいいだけですから。やっぱり検査はザルです(笑)

あ、新台を試し打ちして釘調整をしている時に警察来たことあります。別に何も言われませんでしたけどね。これが当たり前の時代でしたから。

 

スロット

ハァ、昔は過激でしたよ~。昔と言っても4号機の時代なんですがね。あと沖スロの裏物バリバリ。

ヒドイ?ホールでは、爆裂AT機と沖スロの裏物しかないホールもありました、ってこれが普通でしたけど。

あ、ノーマル機もありました。大花火(笑)。こんな顔ぶれですから、10万円持って行ってもBIGが一度も引けない、ってなことも十分あり得ます。

スロットの裏話聞きたいですか?言っちゃっていいのかな?

取りあえず私が見た最高出玉は、アラジンAの3万枚です!もちろんノーマル機ですよ。設定は2です!間違いありません。私が変更しましたから。一応、閉店後も打ち間違えないか確認しましたが、確かに2でした。

スーパーアラチャンが止まんない(笑) あの音楽変わるアレです。ちなみに私、実機持ってます。

換金所まで特殊景品運ぶのを手伝いましたから。なんてったって60万円!私の月給より遥かに高いじゃん。人生狂っちゃうよね。

で、沖スロはと言うと・・・本来なら純粋なAタイプなんですぅ。BIGとREGだけで、完全告知の分かりやすい機種なんですぅ。1諭吉で十分遊べる初心者向けの台なんですぅ。

でもそれがキ○ガイみたいに万枚突破とか、10諭吉ストレートとかなるんですぅ。お、おかしいな (^_^;)

様々なバージョンがありましたが、有名なのはスイカver.ですね。アイスのスイカバーじゃないですよ。

センターでスイカが揃ったら、なぜか連チャンするという確率論を完全無視したやつです。こういうのも長い目で見れば確率通りなんでしょうけど、何を信じていいのか分かりません。

で、ある日「入れ替え」をしたんですよ。新台入れ替えじゃないですよ。とある事情で、アレを入れ替えたんです。「アレ」です。

そうしたらお客様からクレームが来まして・・・

 

お客様「おい、スイカが揃ったのに当たらんじゃないか!」

スタッフ「え、ええ (^_^;) 。この機種はこの告知ランプが点灯したらボーナス確定です。スイカとはスイカバーのことですか?」

お客様「とぼけるな!」

 

一体何のことか、私にはいまだに分かりません(笑)

 

イベント

イベントも過激なやつやってましたね~。今からみれば信じられない内容です。

パチンコの「無制限遊技」はどこもやっていました。昔はラッキーナンバー制だったんですよ。大当たり図柄によっては、毎回その都度出玉交換していました。今は無制限は当たり前ですね。

スロットはやはり「設定6確定」などですね。夜9時以降なら設定確認OKとか。イケイケのホールは、会員ポイント貯めるとその場で設定6に変更するとかありました。さすがにそれはヤバいと思い、マネはできませんでしたけどね。

 

あとは、夕方6時開店で「全台設定4・5・6確定」とか、お祭り騒ぎでした!

チラシにも「爆裂」「高設定」「連チャン」「必勝」「赤字覚悟」などなど、過激な文字が躍ってましたね。

今は、メールの内容ですら監視されているぐらい厳しいです。でも警察がわざわざメール会員になって監視すると思いますか?あれはライバル店のチクリなんですよ。

うーん、私も他店イベントで、朝5時から並んでクランキーコンドルの6を終日打っていた思い出があります。青テンもう一度見たい!

あまり書くとヤバいのでこの辺で〆ます (^_^;)  こ、この記事はフィクションですよ、私の妄想です。

 

今は東京オリンピックやカジノの関係で、パチンコが槍玉に上がっています。たしかにギャンブル依存症とか重大な問題も抱えているのも事実です。

毎日来て、月間ン十万負けてる奥様とかよくいました。旦那さんは知っているのだろうか。まあそういう方たちのおかげで、ホールは経営を維持できているのも事実なんですが。

たしかに4号機、特にATの時代は過激すぎましたね。パチンコもヘソ3個戻しとかでしたし。3個と4個じゃあ、玉持ちが全然違いますから。

 

私は「庶民の娯楽」にはもう戻れないと思います。だって今のパチンコ店ってどれだけ設備投資していると思いますか?

立体駐車場って億単位で建設費かかるんですよ。店内には無料の漫画コーナーもあり、トイレには液晶モニター。私はパチ屋よりトイレが豪華な施設を知りません。

これだけ設備投資しているわけですから、当然回収するのが営利目的の企業です。もうじゃんじゃんお金使ってもらわないと利益でません。これが本音です。

1円パチンコとか本当はやりたくないんですよ。だって貸し玉が1円だから、売り上げが1/4ですよね。利益率高めても限界があります。粗利を4倍抜くことはできません。

何が言いたいかって?儲け(粗利)が単純に1/4になっても、かかる経費はそのままってことです。

人件費や光熱費、もちろん新台導入費なども4円と同じだけかかります。ね?無理があるでしょ。アルバイトが時給300円ぐらいで働いてくれれば採算取れそうですが(笑)

今はホールにとって大変な時期ですが、さまざまな絡みでパチンコがなくなることはありません。大丈夫です、安心して下さい(笑)