敷金を取り戻した体験談を公開!管理会社は大家の味方と思え!

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私は、今まで2回賃貸住宅に住みました。

賃貸住宅で必ずと言っていいほど問題になるのが、敷金返還問題です。

そして、次の新居へ引っ越しというルンルン気分に水を差します。夫婦でしたら、喧嘩の原因になるかもしれません。

この記事では、私の体験談を元に書きます。

今住んでいる方は退去に備えて、これから借りる人は入居に備えて知識武装して下さい。

そう、退去時でなく入居時もとても重要なんです!

周りは敵だらけです!その仲介不動産会社の営業マンも、管理会社もすべて敵です!エネミーです。

退去時に思ったほど戻ってこない、返還どころか追加請求された、などトラブルが後を絶ちません。

国土交通省もガイドラインを設けていますが、実際はどうなんでしょうか?

目指せ!敷金全額返還!

 

※この記事は、ノンフィクションです。登場する人物・団体などは、筆者のうろ覚えの記憶に基づきます。

又、私は普段なるべく専門用語を使わず、使っても解説を入れることを心がけています。

しかし、この記事ではあえて法律用語で書きます。

法律用語を分からないようでは、不動産会社の思うツボだからです。

いつになく厳しい私です。き、切れてないっすよ。

お部屋が決まったら、契約書にサインしますよね?

その契約書の内容、すべて理解できていますか?

無知だからこそ、トラブルになる部分もあるんです。

サインをするということは、その契約内容に同意する、責任を持つと言うことです。

あなたが有名人で「サイン下さ~い!」のサインではないのです。

最低限の法律用語は理解しましょう。

私も1件目の経験を生かして勉強し、2件目に生かすことができました。

 

1件目「敷引き」「修繕費80万円!」

1件目の賃貸住宅は、10年ほど住んでいました。

私は、まだ敷金問題など何も知らないヒヨっこです。無知です。

入居時に預けた敷金は、たしか20万円ほどです(15年も前のことなのでうろ覚えです)

契約書には「敷引き」に関する条項がありました。

「○年経過で敷金の○%、×年経過で敷金の×%、差し引く」という契約です。

敷引きとは、あらかじめ敷金から一定額を差し引くことです。つまり戻ってこないお金です。

私は10年ほど住んでいましたので、敷引き契約によると敷金は0円です。

敷引きと敷金とを混同しないでくださいね。

私は、退去に向けて掃除や片づけをしました。残存物もありません。思い出は残りますが。

そして、退去確認の立会いの前に「隅々まで写真を撮りました」。

カギを返す前に写真は必ず撮って下さい。結果、不要だったら消せばいいだけです。

↑はい、ここテスト出ます。

そして退去の立会い。

特に何も言われませんでした。掃除もしてあるし残存物もないので。

私としては敷引きなので、契約通り敷金は一切戻ってこないと思っていました。

後日、退去明細書というか請求書を見てびっくらこきました。返還どころか・・・

「修繕費80万円!?」 ※実話です。

内容を見ると、壁から天井まですべて張替えするとのことです。

「リフォームかよ!」

っとまだこの突っ込みはこの時代にはなかったですが、思わず口から出ました。

間取りは3DKで、たばこは吸っていましたがこんなにするの??

 

初めて法律事務所へ

当時は、請求されたから払わないといけないと思っていました。

しかし、すぐに払える金額ではないですし、どうしよう・・・。

そうだ、専門家に相談しよう。私は、生まれて初めて弁護士事務所に行くことを決心します。

30分5000円の相談です。時給1万円です。

私は、事件現場部屋の写真を弁護士に見せました。

私「本当に80万円も払わないといけないんですか???」

弁護士「う~ん、払わなくてもいいような・・・う~ん」

終始歯切れが悪く、私が期待していた法律的見解は皆無でした。

ダメだ、こいつ。5000円返せ。そんな心境で弁護士事務所をあとにしました。※実話です。

 

VS大家

帰宅した私は、インターネットで敷金について調べてみました。

当時は、Windows ME だった覚えがあります。iモードが流行っていた時代です。

取りあえず、通常損耗の範囲は払わなくて良さそうです。

意を決して大家にTELします。

・・・会話のやり取りの詳細は忘れましたが、大家は意外とあっさり引き下がりました。

敷金返還なし&追加請求なし、で合意です。

簡単に引き下がったということは、払ってくれれば儲けもんだったということでしょう。

恐らく出るとこ出れば、自分(大家)が不利なのは自覚していたと思います。

言いなりにならず、調べて良かったと思いました。無知は怖いですよ。

 

2件目は仲介業者、管理会社アリです

1件目は、大家が直接管理していた賃貸住宅でした。そのため、やり取りはすべて大家と直接対決でした。

2件目は不動産会社に行き、そこで探した賃貸住宅です。CMや雑誌でもよく目にする有名な不動産会社です。

又、建物の管理は別の会社ですが、これまた全国規模の大きな会社が管理しています。

敷地の清掃や、階段の電球交換などを行ってくれる会社です。

まず、入居初日に部屋の隅々まで写真を撮りました。退去時との比較、ビフォーアフターに使うためです。

実は1件目は無知な私でしたから、入居時の写真は撮っていませんでした。今回はバッチリです。

そしてクロスが汚れないように「プラダン」をホームセンターで買ってきて、ソファの背中などの間に入れました。

そして退去の日を迎えます。中間省略しすぎです。この間3年です。

かなり注意して生活したので、ほとんど汚損などはありません。通常損耗の範囲です。

今回の私は知識武装しています。スーパー賃借人です。80万円の死の淵から蘇ったので強いですよ。

しかし案の定、敵は手ごわかったです。退去立会に来た人数は、仲介した不動産会社と管理会社で総勢4名。ちょうど四天王です。

コッチは私一人です。オイオイ・・・。

預けてある敷金は20万円です。いわば私のHPですね。

4人の中の修繕見積もりの担当者が、隅々までチェックして退去費用の見積もりを出します。

電卓を叩かれて出てきた金額は・・・

「修繕費14万円!」 キター!!

つまりこのままでは、私のHPは残り6万円になります。いきなり痛恨の一撃です。

内容は、クロスの張り替えと畳の表替え、カーペットの張り替え、そして王道のハウスクリーニング代。

一つず反論していきます。

クロスの汚れですが、そりゃ3年も住んでいれば物が擦ったりして汚れます。幹線道路沿いなので排気ガスなどで、くすんでも来ます。

プラダン当てたりして気を遣っていましたが、そんなの「カンケーネー」らしいです。初めから交換ありきです。

カーペットは、何かこぼして少しシミがありました。しかし人が生活していれば、これぐらいは起こりうることです。

家具を置いてあった跡が凹んで残ります。これも仕方ないですよね。家具を宙に浮かせて置くわけにはいかないです。

畳は日焼けしているから交換するらしいですが、じゃ、カーテンをずっと閉め切って、モヤシの様に生活しろと??

いずれも通常損耗の範囲です。壁に大きな穴が開いた、クロスに落書きがしてある、畳がたばこの焼きがある、家具で擦って表面がボロボロ、なら私に過失があります。

しかし、普通に気を付けて生活をしている範囲での損耗は、賃借人に原状回復の責任はありません。

年数が経てば、色褪せたり汚れたりするのは当然です。=経年劣化

これらの経年劣化分は、毎月の家賃に含まれています。

私「じゃ、あなた達がここで3年間住んでみてください。入居時の状態を一切汚さずに、退去時まで保てるんですか?」

この様な内容で私は反論しました。きっとヤな奴と思われたでしょう。でも4対1ですよ。私も必死です。

 

そして再度見積もり・・・

担当者が再度、電卓を叩き始めました。なんか家電屋で値切っているようですが違います。

・・・チャキーン(レジが開くときの音) 

「11万円でどうでしょう?クロスの張り替えは除外でいいです。」

どうでしょう、ってすでに交渉ごとになっていますが、クロスだけでは納得いきません。

私は主張を繰り返します。決してゴネているわけではありません。過失分は当然お支払いします。

ちなみにここまで1時間ほどです。自分の意見を少し言っただけで、3万円も安くなりました。

やはり1件目同様、払ってくれれば儲けもんの意思が見えます。無知は狙われますよ。

 

そして再々見積もり・・・

相手もだんだん語気が強まってきます。しかし、屈してはいけません。正しいことは正しいと主張しましょう。

再々度、担当者がそろばんを弾きます。

「願いましては・・・修繕費9万円ナーリ」

畳の張り替えも除外するらしいです。もう内訳はテキトーだと思いますが。

しかし、カーペットと王道のハウスクリーニングがまだ請求されています。

契約書にはハウスクリーニング特約がありますが、クリーニングを行う必然性がないですし、有効だとしても金額が高すぎます。相場を遥かに超えています。

きちんと清掃して明け渡せば、ハウスクリーニングは不要です。専門業者に依頼するほどの清掃は要りません。

次の入居者のための清掃なら、賃貸人が賃貸人の費用で行うものです。

結局その日は折り合いがつかず、相手は「大家さん(ラスボス)に相談します」と言って解散となりました。

 

やっぱり不動産会社は敵

さて、もう部屋は明け渡してありますし、カギも当然返しています。

これどういうことか分かりますか?

まだ修繕費の負担割合が決まっていないのに、もう部屋の確認ができないのです。

やっぱり○○も汚れてた、○○が壊れていた、などと今さら言われても、私には確認ができません。

相手が勝手に交換して確認できなくなったり、すでに次の入居者が住んでしまうこともあります。

万一、裁判などに発展して部屋の確認ができないのは、非常に不利です。

だからこそ、写真を撮ってあるのです。

そして数日後、担当者から電話がありました。

担当者「大家さんと相談したんですが、だったらあなた(私)さんはいくらならいいんですか?

「大家さんも”そんな人だったなら、貸さなければ良かった”って言ってますよ。」

「契約書に書いてあるので守って下さい。大家さん、困ってます。」

アンタ、完全に大家側の味方だね。アンタはコッチの仲介会社でもあるし、手数料も払ったでしょ。

心の中でこう突っ込む私。

完全に「私1人 VS 四天王&ラスボス」の図式ができあがっています。

仲介会社が大家の味方になるのには、理由があります。

それは、大家は他にも賃貸住宅を経営していたり、土地を所有していたりするからです。

仲介会社からみれば一回限りの賃借人の私よりも、賃貸人の大家の方が”お客様”なのです。

似たようなケースを他でも書きましたね。

そこで私はこう答えました。

「敷金は、20万円全額返還してください。」

↑はい、ここテスト出ます。超重要です。

敷金は預けたお金です。銀行に預けたお金と同じです。

家賃を踏み倒したり、部屋を著しく汚損したり、カギを返却しなかったりした時のための、言わば「担保」の様なものなのです。

通常使用の範囲の退去なら、きっちりと全額返還を主張しましょう!

又、私が全額返還を主張したのには、もうひとつ理由があります。

多分、ここは当記事で一番の見せ場です。珍しく緊張してますよ、私。え~

 

「交渉ごとは”あそび”を作れ」です。

実は当初から私の本心は、3~5万円ぐらいなら払ってもいいと思っていました。

確かに汚したのは私ですし、大家さんにもお世話になりました。

それに全額返還では、相手は100%受け入れないと思ったからです。

しかし、だからと言って初めから「3~5万円なら払いますよ」と言ってはいけないのです。

言ってしまったら、3~5万円がスタートラインで交渉が始まります。

相手は、当然「もっと払ってくれ」と言ってきますよね。これでは自分の主張が通りません。

だから交渉のあそびを作っておき、初めは「全額返還=1円も払いません」と主張するのです。

そして譲歩していき(譲歩したと見せかけて)3~5万円で妥協するのです。

ほとんどの交渉ごとで使えるテクニックです。営業マンの中では常識ですが。

 

試合は延長戦へ

結局、その電話でも折り合いが付きませんでした。まあ私が全額返還を主張しているので当然ですが。

電話の終わり際に、「このままだと弁護士に依頼して裁判しますよ」と脅されました。

恐らく、大手不動産会社なので顧問弁護士がいるのでしょう。

この辺りが、1件目の直接大家が管理している賃貸住宅との違いですね。

それを聞いた私は、ちびってしまいました「どうぞどうぞ」とダ○ョウ倶楽部のように返しました。

なぜなら裁判なら、なおさら私の主張が正しいと認められますし、何よりこんな少額で弁護士に依頼したら、確実に費用倒れになります。それに写真もバッチリ撮ってあるので安心です。

ハッタリ確定です。

 

もう引っ越しは済んでいるので、焦る必要はありません。長期戦延長18回ぐらいまでを覚悟しました。

相手は大手不動産会社なので、うやむやにはしないだろうと思ったのもありますが。

 

そして延長21回裏

あれから担当者が異動とかで、2か月近く放置されました。

ただ私からは、催促の電話は一切しませんでした。相手は、私が折れるのを待っていると思ったからです。

それに敷金は、すみやかに返還しなければなりません。となれば焦るのは相手ですね。

案の定、久しぶりに掛かってきた電話は

担当者「分かりました。畳とかカーペットとかはもういいですから、ハウスクリーニング代だけは引かせて下さい、王道なので。」

私「で、いくらなんですか?」

担当者「3諭吉です」

私「オーケー牧場」

やりました、希望通りです。英語で言うと hope street です。

自分で敷金問題をネットで調べた苦労が報われました。

 

まとめ

入退去時ともに写真を撮りましょう。

入居中は借り物と言う意識を持ち、大切に使いましょう。

通常生活の範囲で生じた汚損は、原状回復しなくても大丈夫です。

しかし、自分の過失によって生じた汚損は、原状回復の義務が生じます。駄々をこねてはイケマセン。

退去の立会いでは、しっかりと自分の意見を主張しましょう。

不安なら、詳しい知人などに同行してもらうのもいいですね。

不動者会社も自分たちの主張が正しければ、その主張を通すはずです。それが少しの交渉で金額が変わるところから、やはり「払ってくれれば儲けもん」の意図が見え隠れします。

敷金を少しでも取り戻したいのなら、それなりの努力、知識武装が必要です。無知では素手で戦に挑むようなものです。

契約書はしっかりと内容を確認して、それからサインしましょう。サインするとは、その内容に同意した、責任を持ちますということです。

もしトラブルごとに発展してしまったら、弁護士や公的機関に相談しましょう。泣き寝入りは相手の思うつぼです。

あなたの敷金トラブルを聞かせてください。情報はシェアして2次被害を防ぎましょう。

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