任意売却で騙された!住宅債権管理回収機構と住宅ローン滞納者!

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不動産業界、騙されたシリーズ第2弾です。

 

とある新人営業マンの体験談です。

新人と言えば電話番から始まります。

お店にかかってくるすべての電話に、率先して出なければなりません。

上司が目の前にいますので、対応がマズければすぐに怒られます。

顧客や同業者からの問い合わせ、クレームなど様々です。

「その物件の資料をFAXしてください」と言われる問い合わせも多いので、慣れないうちはなかなか大変です。

 

謎の商談中

 

ある日、その物件に対しての問い合わせがありました。

それを担当している上司に伝えたところ

「商談中です、と断っておけ。」との返答です。

商談中とは、すでにその物件に対して先にお客さんが商談に入っており、

現時点で他のお客さんの商談はできません、という意味です。

 

「商談中です」の一言で電話が終わるので、新人営業マンにとってはある意味ラッキーでした。

 

そして数日後にも、その物件に対しての問い合わせの電話がありました。

同じく上司は「商談中です」との指示です。

 

それから2週間ほどして、再度その物件に問い合わせがありました。

もちろん上司の指示は「商談中です」。

 

さすがの新人営業マンでも、こんなに商談が長引くのはおかしいと思い、その物件の資料を見てみました。

 

何の変哲もない、古い中古住宅でした。

価格が高いのか安いのかも、相場を知らない新人営業マンには分かりません。

ただ、備考欄に「任意売却物件」と書いてあったのが目に留まりました。

 

「この物件が長らく商談中なんだ」

この時、新人営業マンにはこれぐらいにしか思えませんでした。

 

自分が知らない会社の電話

それから数日後、いつもの様に電話が鳴りました、がいつもと様子が違います。

そのお店では、電話回線は2つ引いてあります。

しかし、その電話は3つ目のボタンが光って着信を知らせています。

 

一瞬戸惑った新人営業マンですが、すぐに出ないと上司に怒られます。

 

受話器に手を伸ばしたその時、上司が叫びました。

「ちょっと待て。”〇〇不動産です、担当者は不在です。”と答えろ」と言うのです。

 

〇〇不動産とは、初めて聞いた名前です。

 

「???」

新人営業マンは、全く状況が理解できていませんが、電話が切れてしまいますので慌てて受話器を取りました。

 

「はい、〇〇不動産です」

 

「こちら、住宅×〇&#▲@ですが、ご担当者様お見えですか?」

 

相手の名前は、聞いたこともない漢字8文字熟語のような名前でした。

上司に言われたとおりに担当者不在を伝え、電話を切る新人営業マン。

 

電話切った後も、意味が理解できずにいると上司より

「これからこの回線に電話が掛かってきたら、今の様に対応するように」と言われました。

 

電話応対が簡単で楽なので、新人営業マンはまたしてもラッキーと思うだけでした。

 

 

問い合わせ件数・・・ゼロ・・・?

ある日、上司よりFAXの送信を命じられた新人営業マン。

ふとそのFAXの内容を見ると、まさにあの物件のことでした。

 

「問い合わせ件数・・・ゼロ??」

 

何件か他社より問い合わせの電話は受けているはずですが、余計なことは口にしない方が身のためです。

いまだにその物件のことが理解できない新人営業マンでした。

 

 

突然のオープンハウス

それから数か月後、上司から突然、「その物件のオープンハウスをやるから準備をしろ」と言われた新人営業マン。

任意売却物件のオープンハウスとは、さすがに聞いたことがないです。

物件資料に目を通すと、売り出し価格が以前より高くなっています。

また、備考欄に任意売却物件の文字がなくなっています。

そして、新人営業マンはあることに気が付きました。

 

「ん・・?取引態様が売主になっているぞ。以前は仲介だったはず・・・。」

 

そう、いままで仲介業者としてその物件に関わっていたのが、売主になっているのです。

 

「売主と言うことは、この物件の所有者ということだよな・・・。うちの会社が買い取ったということか??

 

 

弱者からも儲ける

分かったような、分からないような。

新人営業マンは、思い切って上司にその物件の真相を聞いてみました。

すると上司は、淡々とこう教えてくれました。

 

真相はこうです!

 

①その物件を住宅ローンで購入したAさんは、ローンの支払いが停滞してしまった

②ローンの債権者から委託を受けた「住宅債権管理回収機構」から催促が始まるが、それでも払えなかった

 この住宅債権管理回収機構が、漢字8文字熟語の電話の相手だったのです(10文字ですが)。

③自宅を任意売却することになり、その仲介を新人営業マンが務める会社の関連会社「○○不動産」がすることとなった。

 ○○不動産は、恐らくペーパーカンパニーです。あの「3番目の電話回線」の会社です。

④任意売却の売り出し価格は、債権者(ローンの貸し手)が決める。一定期間売れなければ、値下げをしていくのが通常。

⑤およそ半年ほど経っても売却できない場合は、任意売却から競売(強制売却)へと手続き移行する。

⑥値が下がって、競売移行直前で新人営業マンの会社(自社)が購入する。

 

 

謎は解けましたか?

ポイントは④から⑥の部分です。

当初から、自社で安く買い取るつもりだったのです。

売れては困るし、なるべく安く買いたい。

だから、「商談中です」の電話応対で売れてしまうのを避け続け、

そして、住宅債権管理回収機構には「問い合わせゼロ」の回答で値下げを促します。

値が下がり競売に移行する直前で、自社で買い取ってしまうのです。

買い取った後は、相場なりの値段で売りに出せばいいのです。

一般的に任意売却物件は、相場よりも安い値段で売り出されます。

この物件のケースでは、右から左に転売しただけで数百万円の利益を出していました。

負担する税金を考慮しても、ボロ儲けです。

 

まとめ

住宅ローンを払えなくなったAさんにも問題があります。

しかし、少しでも高く売って返済に充てたいAさんと住宅債権管理回収機構を騙して、

新人営業マンの会社は利益をあげました。

 

本当に商談中なのか、問い合わせがゼロなのかは、確認のしようがありません。

信頼できる不動産屋さんに仲介を依頼するしかないのです。

 

悪徳不動産屋は、自宅を手放す窮地に追い込まれた人でさえも騙すのです。

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