瀬戸市にある紅葉名所の定光寺が酷い!開発許可と原状回復って?

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先日、7月4日にテレビ番組「やすだの歩き方」で岐阜県多治見市が紹介されました。

今回タイトルにある「定光寺」は愛知県瀬戸市ですが、多治見市とは隣接していて「愛岐道路」とその脇を流れる「庄内川(土岐川)」が通っています。

だから以前書いた記事の心霊スポットと、定光寺は地域がすぐ近くなんですよ。

やすだの歩き方の多治見市でタイル以外に有名な2つのことって何?

 

実はこの定光寺、土地の無許可開発をして愛知県よりエライ怒られたのです。

そして原状回復しろ、との行政指導を喰らったのです。当然といえば当然ですね。

(*´Д`) 

 

その内容を知って僕は、「ヒデェ~な~、お寺のすることか~」と思いました。

今回はその定光寺が犯した無許可開発の内容と、行政指導の原状回復とは何かを、元不動産業営業マンの僕が分かりやすく説明します。

 

定光寺

瀬戸市にある定光寺は、尾張徳川家藩祖である徳川義直公のお墓がある由緒正しきお寺。

徳川義直(よしなお)は家康の9男で、江戸時代初期の大名です。相当のお偉いさんですね。

そして定光寺が建てられたのはナント1336年!え?今から700年ほども前!そんなに古いとは知りませんでした。

国定公園でもあり、紅葉でも有名なお寺なんです。

 

紅葉の名所

定光寺は紅葉の名所で有名です。

毎年11月ごろには「定光寺もみじ祭り」が開催されるほどの人気で、境内の中には展望台まであるんです。

ここからの眺めはサイコーで、紅葉の山々を一望できるほか名古屋市中心部まで見ることができます。

紅葉のシーズンには、是非1度は行ってみることをおススメします。名古屋から遠くないですよ。

 

国定公園

この定光寺とその周辺は「国定公園」の指定地域内にあります。

国定公園とは分かりますか?

簡単にいうと国立公園と同じように、「自然が豊かで景色が素晴らしところ」のことを言います。

国定公園に指定するのは環境大臣です。自然公園法という聞いたことないような法律があるのですが、これに基づき大臣が決めるのです。

一応聞きますが、現在の環境大臣って誰だか知っていますか?

山本公一環境大臣です。僕はちゃんと知ってましたよ、さっき調べましたので。

はい、どうでもいいですね。(*´Д`) 

 

国定公園に指定するのは環境大臣なんですが、管理するのは各都道府県なんですよね。

だから定光寺周辺の国定公園の管理者は「愛知県」なんです。愛知県のトップは愛知県知事ですね。

じゃ、今の愛知県知事は誰ですか?

そう、大村秀章愛知県知事です。名古屋市がある愛知県なので、たま~に全国ニュースでも見掛けますね。

小池都知事のように写真集は出していませんが、(*´Д`)  大村知事は何冊か本を出しています。

はい、どうでもいいですね。

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瀬戸市

そう言えば、瀬戸市は焼物の町で全国にその名を知られています。「せともの」というぐらいですから。

でも最近話題の人、ひふみん・・・じゃなくて将棋の「藤井4段」の出身地でもある町です。

瀬戸市すごいな~最近注目されていますね、良くも悪くも・・・。

良くも=藤井4段

悪くも=定光寺

 

開発許可

話が逸れました。話題を定光寺の悪行に戻します。

ここからはちょっと法律の分野になって堅苦しいので、なるべく簡単に説明しますね。

 

ことの始まりは定光寺住職の宮田全勝サンが、2010年に観賞用森林造成の目的で県から開発許可を得たことです。

つまり、

 

「樹木を植えて観賞用にしたいので、山を削ったり埋め立てたりしてもいいっすか?」

 

ということを県、つまり愛知県の知事(当時は神田知事)に事前に許可申請したのです。

この定光寺周辺の国定公園は定光寺の私有地なんですが、私有地だからといって勝手に造成や埋め立ての開発をしてはいけないんです。

当然ですよね。みんなが私有地だからといって好き勝手に開発したら、自然などの環境破壊になる恐れがありますからね。街並みも揃わなくなり、その地域が発展しなくなってしまいます。

住宅を建てたり工場を建てたりする場合も、キチンと法律に従った手続きが必要なんですよ。

で、定光寺の住職は「0.9ヘクタール」の開発許可をもらったんです。造成などして、樹木を植えていいっすよ!という許可がもらえたわけです。

 

でも月日は流れ、6年後の2016年に事件は起こります。

この年の8月に大雨が降ったんですよ。そうしたら、近くの県道に大量の土砂が流出しているのが見つかったのです。

おかしい、ということで県が調査をしたらナント

定光寺は、勝手に2.9ヘクタールも開発をしていたのです。

 

鉄砲水とか言いますよね。山の木を伐採しまくると、雨が降ったらそのまま水が山の斜面を勢いよく流れていくアレです。

水が流れれば土砂も一緒に流れていきますよね、特に造成した土地なんかは。

で、道路にこんなに土砂が流出しているのはおかしい、と。

 

「定光寺さん、開発許可は0.9haなのに、何を勝手に2.9haも開発してるの?」

(゚Д゚) ハア?? となったわけです。

 

しかも住職は、その土地に「ウメやサクラを植えるために開発した」とか言ってますが、実は建設残土を埋めていたことが発覚しました。

建築現場で出た不要な土を国定公園にポイしたわけです。もうクソ坊主ですね。

酷すぎやしませんか?定光寺の700年の歴史が、徳川家が泣きますよ。

で、残土を捨てた建築会社(春日井市)のシャチョーも「残土を捨てる場所が近くにあって助かっていた」とか言ってるし。

 

もちろん、この建築業者が違法に2.9haも開発を広げたわけですが、「住職がイイ!と言ったからやった」と説明しています。

オマエはショッカーの戦闘員か!国定公園内でこれはイカンでしょ。

 

2.9ヘクタール

ところでこの2.9haってどれぐらいの広さなんでしょ?

お約束の東京ドーム何個分?あなたは分かりますか?

東京ドームは4.7haですから・・・1個分もない。

1ヘクタールは1万㎡。100m × 100mの広さです。これ3つ分。

広いような、それほどでもないような・・・。

 

砂防指定地

この定光寺は「砂防地域」にも指定されています。

どういう地域かと言いますと、土地開発をする際は、先ほどの土砂が流れないような対策が必要な地域のことです。

この地域内で何か土をいじったり建物を造ろうとする場合は、土砂が流れ出ないようにコンクリートで壁を造るなどして、土砂災害などが発生しないような措置をしなければなりません。

大雨が降ったらそれこそ危険だからです。まあこの住職にとっては「そんなのカンケーねー」のようですが。

 

実はこの定光寺、標高が300mもないぐらいの高さにあります。山という感じはしません。

でも愛岐道路から定光寺へ登って行く県道などは、超が付くほどの急坂なんです。

僕は一度、トラックでこの道路を上ったことがありますが、急坂すぎて3速では上がって行きませんでした。地道に2速で行かないとダメなぐらいの急坂なんです。

逆に帰りの下りは、チョー怖いです。だってブレーキ踏んでも止まらないんだもん。

それぐらい急坂なんです。

 

何が言いたいのかお分かりですよね?

そう、こんな急坂な山の上にある土地をそのまま樹木を切り倒して造成したら、そりゃどうなるか予想付きますよね?

大雨降ったら土砂が流れ出るに決まってるでしょ。アホか、この住職は。

自然破壊どころか、下手すりゃ人命に関わります。

 

植樹して原状回復

こんな違法開発に対して、前述の大村愛知県知事は「原状回復」するように行政指導しました。

行政指導とは、行政機関(この場合は愛知県ですね)が特定の人や事業者に、ある行為をするように(もしくはしないように)指導することです。

この場合は、「造成した土地を原状回復するように」と指導したわけです。

でもこの行政指導は、あくまで指導なので法的強制力はなく、相手側の自主性な協力を前提にしています。

な~んだ、まだまだ優しいですね。僕ならすぐに懲役刑にしますよ。

でもコレ、ぶっちゃけて言えば「言うこと聞かなくてもOK」なんですよね。

でもこれを無視すると次はより強力な「行政処分」が待っています。法律を根拠にしてきますので、罰則を喰らうということです。

この場合、このグルの建設業者には「建設業許可の取り消し処分」などが予想されますが、今のところは行政指導で済んでいるようです。

定光寺には、宗教法人格取り消しとかなるんでしょうか?

 

サッカーで言えば

行政指導=イエローカード

行政処分=レッドカード

です。

 

それで、原状回復とは何か?ですが、これは「元通りに戻すこと」ですね。

この場合は、造成する前の樹木が生い茂った状態に戻すことです。つまり「木を植えて地道に育てて、元の山林に戻しなさい」。

当たり前ですが、これって意外と大変なことですよね。年月もかなりかかりそうです。

 

またこれと同時に、樹木が元に戻るまでの間は土砂災害の危険があるので、「土砂流出の防止措置」を取るようにも指導しました。

土や砂が流れ出ないように、コンクリートなどで防護壁を造りなさいってことですね。

これってかなりのお金がかかるんですよ。

 

定光寺の住職が無許可で土地開発をして原状回復を命じられたまとめ

愛知県瀬戸市にある定光寺。

700年の歴史もあり紅葉でも有名です。徳川家康の9男のお墓もあるお寺で、国定公園にも指定されています。

そんな定光寺の住職が勝手に無許可で土地を造成し、国定公園でもある私有地に建設残土を埋めていました。これは酷い!

寺と建設会社との間には「金銭の授受はない」と言っていますが、絶対にありますよね。

大村知事も「お金を儲けようとしたとしか考えられない」と言ってます。僕もおっしゃる通りだと思いますよ、知事。

(・∀・)イイ!!

愛知県は行政指導で「樹木を植えて元の山林に戻すように」と指導を出しました。当然です。

砂防地域に指定されているのに山肌をツルツルにしたら、そりゃ土砂も流出します。死人が出なかっただけ良かったです。

 

この住職は「坊主丸儲け」とはいかなかったようですね。このバチ当たりめ!

 

追伸

この定光寺は今回の2010年以前の2008年にも、同様に無許可で山林開発をしていたようです。つまり今回は2回目。

な~んだ、もう真っ黒なブラック寺だったんですね。暗黒寺とかに改名したらどう??

でもこの時は、一応愛知県に開発の届け出をしました。事後ですが。

・・・事後報告ではあきまへん。開発許可は、事前の許可申請が必要ですから。

 

伐採した森林が元に戻るのには、いったいどれぐらいの年月が必要なんでしょうか?

最後に、この住職はもちろんクビになりました。

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