タカタがリコール問題で民事再生法?破産や倒産とはどう違うの?

スポンサーリンク

♪「ジャ~パネット、ジャパネット~、タカタ!」

って一瞬思いません?そのタカタじゃなくて・・・。

自動車のエアバッグや、シートベルトを製造している世界的なメーカーの「タカタ」です。

以前よりエアバッグのリコール隠し問題で騒がれていましたが、ついに「民事再生法」の申請をしました。負債額が1兆円とか、まさにもう桁違いですね。

あの東芝も子会社「ウェスチングハウス」問題で、同じく1兆円の損害を計上。

「あーいくら日本を代表する大企業でも、兆の損害出したら一撃で終わるんだな」って、僕は思いましたよ。キングボンビーでサイコロ10個振るのと同じ感じですね。トヨタクラスだったら平気でしょうけど。

 

そう言えば「民事再生法」ってよく聞きますけど、具体的にはタカタはどうなるのでしょうか?「破産」や「倒産」との違いは?

気になったので調べてみました。

 

民事再生法

簡単に言えば「経営がヤバいので借金を減らしてね」ってお願い(申請)することです。

普通に考えれば借金をチャラにしてくれ!なんてかなり身勝手な考えですが、ちゃんと法律で決められているのです。徳政令みたいなものですね。

ただ無条件で借金帳消しになるほど世の中甘くはなく、当然に条件があります。簡単に言うと、債権者がYESというかどうかなんですね。

債権者って分かりますか?この場合、「お金を貸している人」のことです。金融機関や取引先などがそれに当たります。反対に借りている側、この場合はタカタですが債務者と言います。

「債務整理なら~カタカナ法律事務所」って、一時期TVでものすごく流れてたアレです。

銀行は「貸しているお金を返して下さい」、取引先は「売掛金を払って下さい」という権利のことです。売掛金は「ツケ」のことだと思って下さい。

具体的には、「借金を半分チャラにして、しかも残り半分も支払いを先延ばしにして」みたいなお願いをすることです。ムシがいいですよね。でもそういう法律なんです。

僕みたいな素人考えでは「貸した金は全額返して当たり前」と思います。でもこのタカタの場合は、そう簡単にはいかないのです。

 

リコール問題

タカタが民事再生法を申請するに至ったのは、もちろんエアバッグ問題にほかありません。

このエアバッグ製品の欠陥が原因で、命を守るはずの安全装置がすでに10名以上の人を殺傷しているのです。

このような製品の欠陥には、「リコール」の処置が取られます。これは、無料で不具合を直しますよっていう制度です。

僕もノアを所有していますが、トヨタからエアバッグのリコール案内が来ました。しかも2回。いくらタダで修理してくれるとはいえ、作業時間が2時間もかかるのはかなりの億劫です。

で、問題はそのリコール費用を誰が負担するか?なんです。対象は数千万台ですよ。

もちろんタカタが全額負担すべきなんですが、そんなに一気に数千万台分の費用は負担できません。そこで仕方なく、リコール修理を直接行う自動車メーカーが肩代わりしているのです。つまり自動車メーカーもタカタにお金を貸しているのと同じことなので、債権者になりますね。

でも自動車メーカーは肩代わりしても、すぐにはタカタにその費用を請求しないのです。

なぜか?

それは、請求したらタカタが潰れるのが明白だからです。ホンダはすでに約6000億円のリコール費用を肩代わりしていますが、これをタカタに請求したら、一瞬でタカタは潰れます。

潰れてしまったら、ホンダとしては肩代わりした費用分がすべて回収不可能。つまり結果、ホンダの自腹修理になってしまうのです。

これだけは避けたいので、タカタに事業を続けつつ、長期に渡っても構わないの肩代わり分を返済してくれた方が助かります。

「タカタはなぜ潰れない」ではなく「潰せない」のです。死んでもらったら困るのです。

・・・なんか闇金業者や、アッチ系の方たちがやるような発想ですね。簡単には破産させない、取れるだけ搾り取るみたいな。

とは言っても、借りたお金は返さないといけないです。悪いのはタカタ。

スポンサーリンク

 

破産

ではよく耳にする「破産」と意味が違うのでしょうか?

民事再生法は、債務者であるタカタの財産、例えば貯金や不動産などはそのままで、借金だけ減らそうという制度です。経営もそのまま続けていきます。

これに対し破産は、借金は完全チャラにします。しかし、持っている財産はすべてお金に換えて、自動車メーカーや金融機関なので債権者に公平に分配するのです。つまり「リセット」することなんですね。経営は終了します。

借金チャラにしたのに、財産だけ残っていたらそれこそ徳政令と同じです。財産とは預貯金や不動産、株券のことです。金銭的価値のあるものすべてですね。

まあ、財産を現金化して債権者に少しでも返しなさい、っていうことなんです。当たり前ですね。

 

これだけ比べたらタカタにとって「民事再生法の方が (・∀・)イイ!!」ってことですよね。だって借金だけ減らしてもらえるので。

でもこれは、タカタにまだ返済できる見込みがあるからできるのです。

タカタはずっと黒字経営でした。ある意味優良企業。でもそこにリコール問題で、突然1兆円という借金を背負ってしまった、キ~~~~~ング ボンビー! グエッヘッヘ!

突如経営が苦しくなり倒産寸前なのですが、1兆円の借金がなければ優良企業なんです。毎年、利益を出すことはできます。

「じゃ、借金減らしてあげるから、ちょっとずつでもお金返してよ」というのが民事再生法なのです。

これに対して破産は、「借金もあるし、赤字経営。利益なんか出せませ~ん」という状態です。借金減らしたところでよくなる見通しがないので、もうリセットしましょう、ってことで経営も終了させてしまうのです。

また民事再生法はその手続きが比較的カンタンで、経営への影響を少なくできる利点があります。

ゴタゴタしていたら、それこそ倒産してしまいますからね。早期にリスタートしたほうが、債権者・債務者どちらにとっても良いことなのです。経営陣がそのまま残ってもOK!という特徴もあるんですよ。

 

ただ過去には、民事再生法で話し合いをしたが折り合いがつかず、結局そのまま破産手続きに移行したって例もたくさんあります。

現在のタカタは、あくまで民事再生法の「申請」をしただけに過ぎません。

前述の通り、自動車メーカーもタカタを潰すわけにはいかないので、恐らく民事再生法が適用されると思います。しかし物別れに終わって、そのまま「ご破算」っていうシナリオだってありえます。

 

倒産

「倒産」、こちらの言葉の方が破産よりもなじみ深い気がしますが、じつは明確な定義が決まっておらず法律用語ではありません。

「中小企業倒産防止共済法」という法律ぐらしか思いつきません。ほとんどが「破産」の言葉を使っています。

言葉の意味はそのままで、会社などが経営ができなくなる状態を指します。同じ意味合いで、よく「会社が潰れた」とも言いますよね?

日常会話で恐らく、民事再生や破産、倒産をそんなに細かく使い分けている人は少ないです。

けれどニュースなどになった時は、言葉の違いに注意してみると良いかもしれませんね。

 

まとめ

キングボンビーなタカタですが、タカタを潰せない事情が見え隠れします。

借金の回収もそうですが、タカタが潰れると世界的なエアバッグの製造メーカーを失う損失も大きいからです。タカタは、シートベルトでもかなりのシェアを伸ばしています。

またアメリカで多数の死亡事故が起きていますが、タカタがなくなるとアメリカの怒りの矛先が日本の自動車メーカーに向けられる恐れがあるからです。

これは、単純に1兆円の損害だけでは済みそうもない問題なのです。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。管理人の【だが屋】です。でも大家ではありません。
他人と同じことをするのが嫌いです。天の邪鬼ってヤツですね。基本ヒネクレた性格なので。
ここは、そんな性格がよく現れたサイトです。他人の目なんか気にしちゃいませんよ。
屁理屈コネさせたら、学年で1位を取る自信アリ!そんな僕ですがどうぞ4649。

このサイトは、「そんなにお得感はないけど、読んでおいて損はしない」という方向性のサイトです。ですから、過度の期待は禁物ですよ。
「なるほど、すごい!」はないですが、「ふーん」「へー」ぐらいは言ってもらえる様に頑張ります。
「1つの記事を読めば、1つのお得をゲットできる。でも3つの後悔?」
「あまり目にしないスキマ産業的な記事」を目指しています。 尚、記事を読んで思わず笑ってしまったら、それはアナタの負けです ^^


当サイトで引用している文章・画像について、著作権は引用元にあります。
ただ万が一、不適切な記事や画像、リンク等がありましたら早急に削除等の対応を致しますので当サイトのお問い合わせからご連絡下さい。
また、その他ご意見ご感想などもお問い合わせからお願いします。